京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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ハートフルマーク
北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

入学式〜入場1〜

いよいよ,新入生入場です。
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入学式〜待ち時間2〜

待ち時間,リラックスしているようですが,はじめての中学校で内心は緊張しているのではないでしょうか。
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入学式〜待ち時間1〜

受付を終えた新入生は,教室で入学式を待っています。
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入学式〜受付〜

学級発表から受付の時間帯は小雨が降るあいにくの天候でしたが133名全員出席でした。
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入学式〜学級発表〜

本日9:30より第53回の入学式が行われ133名が入学しました。
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Over the 東山〜新米校長奮闘記〜

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「 想 い 」
 3月27日午前5時50分,父はいつものように出勤しようとしていた。人の気配がしたので,見上げると娘が立っていた。娘は昨年,東京の大学への受験に失敗し,京都の大学に入学したものの,東京の大学への進学をあきらめきれず,京都の大学を休学し東京の大学を今冬,再度受験し合格していた。27日は東京への旅立ちの朝だった。
「お父さん,自由にやらせてくれて,ありがとう」
「お父さんは,お母さんとちがって,おまえにそれしかしてやれへんしな」
たったそれだけの会話で父は,出勤し娘は部屋に戻っていった。
 4月1日,娘は東京で入学式を迎えていた。父はいつも通り出勤していた。午後3時,父の携帯にメールが届いた。「ありがとう。とりあえず毎日頑張る〜。お父さんも体壊さんよーにね。お母さんと仲良く。校長1年生ファイト。」父は,「おまえこそ大学1年生やないか」と苦笑しながら,娘の想いを受け止めていた。

 「私,寂しいです。本当に寂しいです」この言葉を,1日のうちに3度,彼女はみんなの前で語った。1度目は離任式の朝の職員朝礼であった。そう語る彼女の横顔を教頭は本当に寂しそうだなと感じていた。2度目は離任式での生徒へのあいさつの場面であった。舞台下で司会をしながら教頭は寂しそうだけど生徒への感謝があふれてるなと感じていた。3度目はその夜おこなわれた送別会であった。教頭は彼女の表情をその送別会でことあるごとに追っていた。笑顔いっぱいだった。寂しいと語りながらも希望と感謝に満ち溢れた笑顔だった。教頭は1日のうちで彼女が置いて行った想いを繋がなければと思っていた。

 学校長は5年間の任を終えた。文字通り大黒柱として,その学校を支え常に方向性を示し先頭にたってリードし続けた。また,生徒からも絶大なる信頼と親しみも得ていた。3月31日離任式。学校長は,皆の期待通り感動的な話を語った。最後に突然壇上から大声で「今後の花山中学校に幸多からんことを願いエールを贈ります。フレ〜フレ〜 花山」会場を学校長の想いが溢れ皆をつつみこんだ。舞台下から教頭は「最後の最後まで,みんなの心を鷲づかみにしたまま去っていくんだな。またハードルあがったから,明日着任する新校長たいへんやで」と思いつつも素直にうれしく感じ,学校長の想いをしっかりと引き継ぐ覚悟を決めていた。

 春は別れの季節です。さまざまな想いを残しそして抱き旅立っていきます。残されたものは,その想いをしっかりと受け止め繋ぎ引き継ぐ必要があります。
 さあ,いよいよ6日からは新たな出逢いが待っています。今度は400名の新たな想いが集まってきます。花山中学校教職員にそして自分自身に問います。
「想いを受け止め,繋ぎ,引き継ぎそして新たな想いを育てる準備はできていますか」

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「受験生とその保護者」
 朝から粉雪が舞う寒い日となりました。思えば、毎年この時期には寒波がやってきて私たち教師を不安にさせます。今日は私立高校の入学試験初日です。
 通勤途中、地下鉄の蹴上付近を早足で志望校へと向かう本校生徒を見かけました。声をかけようかとも思いましたが、彼の緊張感を緩めてはいけないのでやめておきました。いつもはひょーきんな彼も、今日ばかりは引き締まった良い表情をしていました。きっと緊張感を味方につけて実力以上の力を発揮してくれるものと思います。
 さて、本格的に受験期間に突入しました。1か月後には公立高校の中期試検も終了しています。つまり、今日からの1か月が、3年生とその保護者にとっては正念場です。
 何年か前、京都大学の入学式の会場が替えられました。来場する保護者の人数が増えすぎて、それまでの会場では収容しきれないとの理由からでした。その報道は、次のように続けていました。東京大学や京都大学を受験する場合、受験生本人だけでなく、家族全員で受験に臨んでいるのだといいます。受験生に合わせて入浴や食事の時間を決める。TVの音量を小さくする。あるいは勉強中はTVをつけない。親が塾や予備校への送り迎えをする。受験生中心に家庭が回り、色々なことを我慢もして家族が一丸となって戦うのが難関大学への受験なのだそうです。だからこそ入学式は、苦労を共にし共に夢を実現した家族も参加したいのだということでした。
 我が家の場合、子どもは二人とも大学の附属校に通っていたので大学受験を経験してはいません。でも、遠い高校受験の頃を思い出すに、その保護者の心境が分からなくもありません。妻は、望まれてもいないのに、毎晩遅くまで音のないTVを見ながら息子の受験勉強に付き合っていました。「休日特訓」という名前の塾の学習が家から遠い特別教室で開催されるため、私も送り迎えをしたことがあります。夜遅く雨の中を息子を迎えに行く妻に「放っておいたら勝手に返ってくる!」と言いながら、『妻は、そうすることが今の母親の役割だと思い込んでいるんや』と気付いたことも今思い出しました。
 受験の当日は、仕事中にも拘らず何度も時間割を眺め、『今頃は○○のテストを受けてるんやな』と思い『頑張れよ。受かれよ。』と念じたものです。合格発表の日は、こちらまで朝から落ち着きませんでした。当時からインターネット上で発表されるため、時間になるとドキドキしながらコンピューターを開いたものです。合格を確認した時には、年甲斐もなく、それこそ“飛び上がらんばかり”の思いでした。子どもの受験番号の掲載された画面を印刷して持って帰りもしました。
 受験は、決して子どもだけのものではありません。今日明日と、同じような気持ちでいる保護者がたくさんおられることでしょう。
 頑張れ、受験生。そして、その保護者のみなさん!

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「しんどい生徒に向いた論議」
 京都市立中学校長会の中に10の部会があります。各校長は、どこかの部会に所属して研究活動を行っています。実は修学旅行のあり方や評価についても、これらの部会の中で検討されているのです。昨年度は進路指導部会と人権教育部会の両方に所属していましたが、「できる限り一人一役に」という改編で、今年度は人権教育部会のみで活動させていただいています。
 さて昨日、第1回の人権教育部会がありました。約2時間の会議で、方針や重点目標、年間計画の検討と、「中人研」の活動に関わる2つの集会での発表校の決定についてが主な内容でしたが、実に有意義な時間でした。帰り道、バイクを運転しながら「何がよかったのか」考えてみました。
○話題の中心が、様々な課題のある生徒をどうするのかであること。
○話の中に出てくる生徒の課題が、その場のメンバーに共有されていること。
○課題にもがく生徒、それに向き合う保護者や教職員の姿が具体的で、手にとるように分かり共感できること。
 これらは、校内の会議でも重視されなければならないことだと改めて感じたところです。特に印象に残っている話を紹介しまっしょう。
 その1:「学びに困りを抱える生徒」と一口にいうが、その生徒の特性や能力についての課題と、生徒が能力を発揮できない環境におかれているという課題があり、これらを分けて考える必要がある。前者は、その生徒に学習障害や高機能障害、不登校などの課題がある場合で、後者は、差別の結果としての文化や習慣などによって厳しい状況に追い込まれているという課題である。
 その2:「学力の向上」という場合、平均値を伸ばすと考えられがちだが、しんどい生徒の学力をどう保障していくのかという視点を決して見失ってはいけない。
 会の終了間際には次のような実践例も紹介されました。
 ある中学校の話です。小学生の頃から一人別室で学ぶ生徒が居ます。中学校入学時、その一人のための教室を小学校の時と同じ設えに整備し、空調を入れ、先生を配置しました。入学式には会場の後ろで呼名に応えて起立はできましたが、式の終了まで居ることが出来ませんでした。そこで、その子のためにミニ入学式を行いました。大きな声での話や過度の接触ができないその生徒が、ある時パニックを起こして何冊もの教科書をビリビリに破きました。その時、担任の先生はビニール袋に入った教科書の残骸をビーチボールのようにして一緒に遊んだということです。
“特別扱い”“甘やかし”“社会性を損なう教育”と批判する人もいるでしょうか。しかし、この生徒を徹底的に大切に出来ない教師集団が、その他大勢の生徒を大切になんぞ、決してできないと私は思うのです。素晴らしい取り組みに拍手を送りたいです。

『学活の様子』〜1−2〜

 1−2の教室の壁面には、「足あと」が点々をついています。

 よく見ると、入学式からの日々がつづられています。学校に来るのが205日。
 このあと、随分たくさんになるでしょうね。

 一人の男子が、今日の分を貼ってくれていました。
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『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「フォア ザ 花山!」
My fellow Americans ,ask not what your country can do for you ,ask what you can do for your country .My fellow citizens of the world ,ask not what America will do for you ,but what together will can do for the freedom of man .
 高校生の頃、関係代名詞の勉強をしていた時だったでしょうか、上の文章に出会いました。今よりもずっと感受性が強かったのか、妙に感銘を受けたことを覚えています。因みに、キング牧師の“I Have a Dream .”(「私には夢がある」)にも強い感銘を受け、スピーチのその部分を暗記したものです。
 昨年度末、ゴーストライター問題でマスコミが騒いでいた時、この名演説がケネディー大統領自身によって作成されたものではないと知りがっかりしました。しかし、その報道で久しぶりにこの名文を思い出し、即座にこのフレーズの一部を花山中26年度のキャッチフレーズとして活用しようと決意しました。
 「For the Kasan 〜花山のために、君は何ができるのか?〜」
 始業式と入学式で、子どもたちにこのことを訴えかけました。全校生徒と教職員、それに保護者の皆様と地域の皆様が一緒になって自分のできることを考えて動き出したら、それはとてつもなく大きな力になります。そして、その動きは確実に京都で一番の中学校へ向けてのものになるということも述べました。
 玄関に教職員紹介のためのケースボードあります。昨年度、山口先生が作成してくれ、生徒や保護者の方に好評です。この中に入れる自己紹介カードの今年度版にテーマが与えられました。The theme 「私が、花山のためにできること」です。
 人に対して要求してきたものの、さて自分は…となると、すぐに思いつきません。丸2日考えた結果、月並みなものになってしまいました。私が花山のためにできること、それは、生徒・教職員、それに保護者や地域の皆様方を徹底的に大切にすることです。もっと具体的に考えてみました。407人の生徒全員のことをその背景も含めて深く理解することです。そんなこと、1年かけても無理かもしれません。でも、校長として私にできることはそれしかありません。生徒について先生方から聞くことは多いです。文書によって入手する情報もあります。しかし、何といっても直接関わることに勝るものはないと考えます。
 できるだけ多くの生徒と挨拶をし楽しく会話を交わす。授業や部活動の様子、休み時間などの学校生活をよく観察する。応援したり時には一緒に活動する。保護者や地域の方とも、できる限り関わりを持つ。既に実践してきたことではありますが、これを機会に、改めてそのことの重要性に気付いたように思います。すべては花山のために。すべては花山中に通う生徒のために。私らしく、当たり前のことを続けていきたいです。

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