京都市立学校・幼稚園
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ハートフルマーク
北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「離任式」
 今年もこの日がやってきます。一年間で最もつらい日です。期間の違いこそあれ、共に働いた仲間との別れは、やはり寂しいです。これまで2年間で20人の教職員を送り出してきました。そして、今年度も11人を送ることになります。「あの人といえば、こんな場面のことが思い出される。」そう思えば、31人との関係の中で学んだことが、今の私の中に確かに生きているということです。
 また私の場合、これまでに送られる側を3度経験しましたが、そのどれもが忘れられないものになっています。次の職場への期待と不安、仲間やお世話になった皆さんへの感謝と別れの寂しさなど、その感情は、先日子どもたちが経験した卒業式でのものと同じなのだと今更ながらに思います。「人生は、出会いと別れの繰り返し。」人がその過程で成長するのならば、「別れの日」は、避けて通ってはならない大切な日でもあります。だからこそ、明日の離任式には凛として臨みたいです。
 今年の離任者を簡単に紹介しましょう。
 ○森谷先生は、現役生活最後の3年間を先日卒業した学年と共に過ごされ、晴れてご退職になります。授業のない時には、廊下に出した机で生徒のために教科の掲示物を作っておられました。○澤田先生は、最後の1年を私達と一緒に50周年の記念行事に関わりたいと、強い思いで1年間頑張ってこられました。○橋戸先生は、奥野先生の初任者研修指導員として1年間ご勤務頂きました。校長職を経験されておられるため、奥野先生以外の教職員も先生にはお世話になりました。○管理用務員の西出さんは、朝早くから学校内外の掃除をしてくださり、壊れた個所があれば、たちどころに修理されました。○真田先生は、非常に熱く心のこもった指導をされます。今後もその気持ちを失わないでほしいと思います。○今出先生は、音楽科の講師として2年間ご勤務頂きました。来年度は新規採用教員として次の学校へ赴任されます。○諏佐先生は、本校では生徒指導部長・学年主任・教務主任など、学校の柱となる重要な役割を担っていただきました。○田中先生は、新規採用教員として新しい学校へ赴任されます。学年道徳の普及、人権学習の発展など、今後の花山中学校にとって大きな功績を残して下さいました。○加志崎先生は、不測の異動となりましたが、今は十分に納得しているということを聞き、安心して送り出せます。出直すつもりで頑張ってほしいと思います。○上田先生は、産休の代替講師として9カ月間、ご勤務頂きました。器用とは言えませんが、誠実で実直な勤務ぶりを私は高く評価しています。○中野先生といえば、何と言ってもブラスバンドの指導です。学年合唱や全校集会での、熱心で決して妥協を許さない指導が、この先生の持ち味だと頼もしく見ていました。
 転退職される教職員の名前をHPにアップした22日は、今年も大変な騒動になりました。あれから一週間が経過し、子ども達も、そして大人たちの方もそれを受け入れ、今は落ち着きをみせています。公開から離任式までの期間に、こんなに意味があるのだと改めて知りました。
 さあ、みんなが、この「別れ」を是非とも成長の糧にしたいものです。

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