京都市立学校・幼稚園
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ハートフルマーク
北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「社会が変化しようが」
 一昨日(16日)は、第46回衆議院議員選挙。「お父さん、選挙に行こ!」息子からそう言われ、午後の小春日和の中を、夏に20歳になった長男と妻と、愛犬の檸檬(れもん)も連れて選挙に出かけました。
「人が少ないなあ。」選挙会場の小学校に着くと先ずそう思いました。昨日の朝刊を見て、前回2009年よりも投票率が10ポイントほど下がり、戦後最低となる可能性があることを知りました。息子が初めて参政権を行使した選挙が勢いのないものだったことを少々残念に思います。自分がはじめて投票したときのことを今も覚えています。私も両親とともに選挙会場へ行きました。『どうするんやろう?』やっぱりちょっぴり不安だったことを思い出します。
「お父さん、誰に入れたらええん?」と息子が尋ねてきます。
「お父さんは、こうしようと思てる。」自分の考えを示しただけで、本人に投票の責任を持たせようと心がけました。思えば、私の初選挙の時も父との間でこんなやりとりがあったように思います。20歳になったばかりの若者の中で、政治に強い関心のある人は一体どれくらいいるのでしょう。意外に少ないのではないでしょうか。こうして選挙に行き、TVで開票速報を見、当落が決定した人たちのスピーチを聞くことで、政治に多少なりとも関心を持ってくれればよいのですが…と思ったりもしました。
 さて、前置きが随分長くなってしまいました。今回は、前回の選挙で歴史的な政権交代を果たした民主党が惨敗する結果となりました。あの時は、民主党の掲げるマニュフェストから、その先の社会に大きな期待感が確かにありました。当初は、「事業仕分け」や「高速道路の無料化」「子ども手当の支給」などで華々しいスタートを切ったように思います。「高校の授業料無償化」は、今も中学生の進路選択に大きな影響を与えています。あれから3年3カ月が経ちましたが、日本社会は、依然として不況から抜け出せずにいます。円高の影響で輸出の不振。得意分野であったはずの電化製品も外国との競争に負けつつあります。「えっ、何で!?」世界的な大手企業がまさかと思うほどの赤字を出してもいる状況です。そんな中で就職難は続き、希望のもてない大学生をはじめとした若者が大勢存在します。
 今回の選挙で、有権者は、長く与党として日本を引っ張ってきた経験のある自民党が社会を再生してくれることを期待したということでしょうか。内外の情勢が厳しいことには変わりがないのだから、新しい政権与党も新首相もさぞかし大変でしょう。
 ところで教育に関してですが、政権が交代し政策がどのように転換しようが、私たちのやるべきことに変わりはないことを確認しておきたいと思います。目の前の生徒の課題を見据え、その克服のための取組を考え、粘り強く取り組むだけです。学力向上の取組、家庭生活や学校生活の指導、405人の生徒には405通りの課題があります。喜ばしくないことだって時には起こります。そんな時こそ、それらに対して真摯に向き合い、粘り強く指導していくのです。
 過去も、そしてこれからも、私たちのすべきことは同じなのです。

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学校行事
3/15 第50回卒業式
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