京都市立学校・幼稚園
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ハートフルマーク
北にそびえる 鏡山   西に連なる東山 松のみどりに 包まれて 白くあかるく 照りはえる 希望あらたな 学び舎は 我らの 花山中学校

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「成長を感じるとき」
 「陽(下の息子の名は陽太)がお風呂へ行きたいって言うてるし、後で連れて行ってやって!」28日は雨で練習試合が中止になり、息子は早く帰宅してきました。彼が2時間ほど睡眠をとった後の出発です。この瞬間、頭の中でその後の私の予定をすべて変更しました。陽太と一緒に銭湯へ行くのは何年振りでしょう。ささやかな楽しみにワクワクする気持ちを確かに感じていました。これまでも何度も誘ったことがありましが、その度に短い言葉で「ええわ!」。おそらく、ヘトヘトになって家に帰りつき、もう一度どこかへ行くなんて気がしないのだろうとこちらもそれ以上は言葉をつなぎませんでした。
 約束の時刻を少し過ぎた頃、息子がノッソ、ノッソと階段を降りてきました。私の方は用意万端整えて待っていましたが、もちろんそんな素振りは見せません。「私も行く!」妻が言い、思いがけず3人での銭湯通いとなりました。
 息子と並んで湯船につかります。他愛もない内容ですが会話がはずみます。そのうちやっぱり野球の話になります。こういうスイングをしたらボールが飛ぶ。こういうキャッチングをする。配球はどうだとか、一生懸命話し始めました。「へえー、そうか」「なるほどなあ」そんな言葉で聞き役に徹します。「うちの下の息子です。」顔馴染みの方に紹介します。「こんにちは!」すぐに横の息子が挨拶をします。そんな当たり前のことが妙に嬉しく誇らしげであったりもしました。二人並んで体を洗います。その間もしゃべりっぱなしです。家でこんなに会話をすることはありません。「おい、むこう向けや!」息子の背中を流します。『いつの間にか大きくなったものだ』大きな逆三角形の背中をタオルでゴシゴシやりながら思います。瞬間、掌にのせて湯船につけた日のことを思い出します。次は、私が洗ってもらう番です。以前は、このとき息子は立ってやってくれていたことも思い出します。
「お母さん、そろそろ、あがろうか。」「はーい!」壁越しのこういう会話も地域の銭湯ならでわです。先日、ここで大学生にマナーについて注意したのですが、この会話は下町情緒に溢れているのでマナー違反ではないと、自分勝手に決めました。息子は、脱衣場へ出る前にちゃんと身体を拭っています。そのことに触れると、「小さい時からお父さんにうるさく言われてきたさかいに、合宿の時でも自然にできる。」と言いました。家庭で教育してきた成果といえば大袈裟ですが、親として小さな満足感をもったりもしました。
 学校でも、チョットした場面に子どもの成長を感じる瞬間があります。
 廊下ですれ違う際に、私を先に通してくれるなどの配慮ができたり、何気ない会話の中にも発見します。「いつも頑張ってるね。」や「身長が伸びたね。」に対して「ありがとうございます。」と答えることなどがそれです。それに気づいたら素早く「おっ、成長したね」などと口に出します。少なくとも私はそう心がけています。多分生徒も悪い気はしていないと思います。生徒との間の信頼関係を築いていくのは、意外にこうした何気ない会話だったりすると思います。

『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「支えられて」
 毎朝九条山の気温計を見るのが習慣になっています。今朝の気温はとうとう9度。一桁になりました。つい先日まで、最低気温が25度を下回らず、寝苦しい夜を過ごしていたのに、確実に季節は進行しています。九条山を越え山科側に入ると、三条通の両側にまだ背丈の低い街路樹が植えられています。そう言えば、その葉が随分赤くなりました。もうじき山々が赤や黄色に色づくに違いありません。
 さて21日の日曜日、朝から夕方まで多くの子どもたちの輝く姿を見ました。色々なことを感じたのでここに綴っておきたいと思います。
 午前9時、六所神社の祭礼に顔を出します。厳粛な雰囲気の中で神事が進みます。裃を身につけた役員の皆さま方、法被姿の神輿の曳き手・担ぎ手の方、その中に中学生の姿を見つけます。子ども神輿を担ぐ者の他、大人神輿を先導する旗と提灯の持ち手としてその場にいました。「去年からこの役は中学校の生徒さんにお願いしてるんです。」役員さんからそう紹介され、早速記念写真を撮影します。誇らしげな、実にいい顔です。私が中学生の頃、そういった処へ行くのは何やら照れ臭く、完全な大人になるまで足が遠のいていたように思います。「頼むで。しっかりやってや!」そう言われ、その子たちは力強く返事をしました。私の目には、その様子がとても頼もしく清々しく映りました。
 午前10時20分、當麻寺へ移動します。岩屋神社の神輿がここへやってきた際、鏡山小学校の児童と共に本校の生徒たちが太鼓演奏を奉納するのです。今年で3年目になりますが、既に地域では評判になり、大いに期待もされ、観客もたくさん集まります。「素晴らしい演奏ですね。さぞかし練習されたことでしょう。」初めて演奏を聞かれた神主のご子息がそう褒めてくださいました。このことが、子どもたちに自信と誇りを持たせました。
 午後1時15分、東部文化会館に到着。吹奏楽部のフェアウェルコンサートを鑑賞するためです。この日で引退する3年生のことを思い、開演前から鼻の奥がツンとするような感傷的な気持ちです。ステージが進行します。毎度のことですが、観客を味方につける心地よい演奏が続きます。スクリーンに思い出の写真が次々と写しだされると、会場から啜り泣きの声が聞こえ始めました。
 予定された演奏がすべて終了しアンコールに入る前、キャプテンからメッセージが読み上げられます。顧問の先生や保護者の方、教職員や地域の方、そして何より仲間への感謝の気持ちに溢れた内容です。「皆さんに支えられて今日の日を迎えられました。」その言葉が強く印象に残ります。花吹(はなすい)の演奏に元気をもらい『よーし、また頑張ろう!』と思ったことのある人は、おそらく私だけではないでしょう。そういう意味では、私たちもまた支えられてきたことになります。
 地域と子どもたち、吹奏楽部の生徒とその周りの人間との関係など、そう、“支える”とは決して一方通行の関係ではありません。

『第3回親学びあい広場』

 10:00から会議室で「第3回親学びあい広場」が開催されました。
 今回も「親まなび委員会」との共催です。

 今回は、うちのPTA会長である田中純子さんがコーディネーターを務められました。
 その様子を紹介します。
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『校長室の生け花』

 進路保護者会から帰ってくると、校長室で卒業生が花を生けてくれていました。

 毎週こうして来てくれることを大変嬉しく思います。また、とても幸せな気持ちにもなります。西田佳代さん、ありがとう!

 たまたま入ってこられたPTA本部の方の言葉もとっても嬉しかったです。
「いつもありがとうね。ホームページを見て楽しませてもらってるんですよ。」
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『進路保護者会』

 「進路学習会」に続いて「進路保護者会」を行いました。

 こちらは、保護者の方を対象として、今後の進路日程や高校入試の制度などについて、進路指導主事の乙部教諭から説明がありました。

 たくさんの内容を一度に理解するのはなかなか難しいと思います。分からないことなどがありましたら、遠慮なく担任または進路主事までお問い合わせください。
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『授業の様子』〜育成学級〜

 社会に目を向けさせる授業です。

 大学にはどのような学部があって、どんなことを勉強するのか、簡単に説明されていました。

 使われていたDVDが面白く、私もひと時見入っていましました。
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『授業の様子』〜1年技術〜

 木材加工が進行中です。

 先日までは、材料に線を引く作業をしていましたが、今日は木材をのこぎりで切っていました。危なっかしい手つきの人もいましたが、やり切らせなけれ行けません。

 くれぐれも、気を付けてくださいね。
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『授業の様子』〜1年国語〜

 いろは歌の学習をしていました。
「この歌は、ある工夫がされています。気づいたことを挙げてください」

 先生の問に、皆さんが一斉に考え込みました。やがて、一人ひとりと気づき、手を上げる姿が見られました。

 学ぶ意欲をもたせるよい雰囲気の授業だったと思います。
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『東山を西に見て』〜Make legend〜

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「ツキを呼び込む」
 先日、野球部がベスト4に入った試合を見ていて思ったことです。力の差はそれほど感じませんでした。相手も守りの堅いよいチームであったと思います。ノーエラーの本校に対して、幾つかエラーの出たのが相手チームでした。相手のエラーは、大きな勝因となりますが、期待して起こるわけではないので、“ツキ”の一つでもあります。2−0で迎えた7回表の相手の攻撃の場面でも“ツキ”に助けられました。デッドボールとヒットで1アウト1・2塁のピンチ。痛烈なライナーがピッチャーを襲います。咄嗟に出したグローブにボールが吸い込まれ、次の瞬間1塁に送球してダブルプレー。ゲームセットとなりました。あの当たりがセンターへ抜けていたら…。
 そこで思うのです。こうした“ツキ”を呼び込む力こそ、日頃の練習姿勢や生活態度なのではないかと。野球部の子たちが、普段からいい加減な練習をしていたり、道具を大切にしていなかったりしたら、きっと今回のような結果は得られなかったでしょう。
 さて本日、第3回定期テスト終了と同時に全校集会をもちました。1カ月後に迫った「研究発表会」「50周年記念式典」に向けて、生徒と教職員との気持ちを一つにするためです。最初に5分間、私が話をしました。全校生徒の澄んだ熱い眼差が、話し手である私に真直ぐに注がれるのを感じました。それを受け止めながら話をするうち、気持ちが昂るのをはっきりと自覚もしました。話の内容を以下に記します。
 私は今の3年生が入学した年にこの学校に赴任しました。当時は、日に何度も非常ベルが鳴ったり爆竹が鳴ったり、新入生にとっては不安な毎日だったと思います。3年生は、1・2年生と比べて20人ほど少ないです。ひょっとしたら、その人たちは花山中の悪い噂を聞き、別の学校へ進学したのかもしれません。そんな中、本校に来てくれたこの子たちを大切にしたいと強く思ったものです。これまで3年生に対して「主人公になれ」と言ってきた理由でもあります。生徒と先生が一緒になって頑張り、1年後には素晴らしい卒業式を挙げることができました。全く違う学校のように生まれ変わった2年目。全校集会などの時、前で話す人の声をしっかりと聴く皆さんの姿を見て次のように思いました。
「フロアーに居る子たちが、挙手をして自分の思いを自分のことばで言えるような集団にしたい。」目指す生徒像と集団像を共有し、それに向けて取り組むことを教職員全員で確認しました。こうして研究活動が始まりました。道徳教育に力を入れました。教科の授業や学年集会の形も変わりました。生徒の発言する場面がどんどん増えていきました。
 来月の17日には、こうして取り組んできた結果、素晴らしい変容を遂げた皆さんの姿を保護者や地域の皆様をはじめ、京都市内や他府県から来られた教育関係者に見せてもらいたいです。皆さんがそんな姿を見せ、来校された方たちをビックリさせてほしいと思うのです。きっと皆さんには既にその力が備わっていると確信しています。
 練習の成果が起こす奇跡や“ツキ”が、感動を生むことを念頭に置いて話しました。

『テストの様子』3年その3

 同じ先生に3年間習っている場合もあるので、出題の仕方にも慣れているのでしょう。随分早いペースで解答している人が多いように感じました。
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