京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/30
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山科の心  〜折れない心、熱い心、優しい心〜  「生きる力」を身につけ、心と知性ある豊かな人間を育成する。  山科の流れのほとり もえいでし若草のごと 緑なす年の友垣 日々にくむ誠と愛も 美しき命の泉 ああ楽し 吾等の学舎

二学期にみんなの成長を感じて

 今日で2学期も終わりです。みんなにとってどんな学期だったでしょうか。
 先ほどたくさんの表彰を行いました。今回はスポーツや文化、芸術、いろいろな分野でみんなの頑張りがありました。大きな全国表彰もありました。
 2学期に文化祭・合唱コン・体育大会と3つの大きな行事をつなげた今年、3年生を中心としたやる気と頑張りで、新しい可能性を開いてくれました。
 1年生も大きな行事を経験して成長してきました。この前の人権学習に取り組む姿勢を見てそれを感じました。一方では中学生活に慣れて、先生の目が届かないところでルーズな面が出てもきました。みんなに考えて欲しいのは、先生が見ていないときの、大人が見ていないときの自分の行動です。
 2年生は、生徒会、部活動で中心という立場になり、新本部を中心に新しい事への意欲を見せてくれました。地域の大きな祭り、ふれあい山科祭りでは、中学生として初めて司会を担当しました。京都市長からも褒めて頂きました。
 しかし残念なこともあります。学習面で落ち着きをなくすなど、学校生活の規範意識が弱くなってしまったことです。本来、高い力量を持っている2年生の学年です。3学期にみんなが知恵と力を合わせて頑張ってくれることを期待します。
 3年生は大きな行事をやり遂げたあと,進路の展望を見すえて頑張って来ました。苦しいときが続いたと思います、進路を決定したけど、何となく不安が・・という人もいるでしょう。もう一息、ここからが勝負です。高校入試というのは、学力や点数、スポーツの実績が問われますが、実はそれに臨むみなさんの人間性、人としての魅力が問われます。やるべきことをやり切って試験に臨んで欲しいと思います。
 今日は冬至ですが、冬至というのは一年で昼の長さが一番短くなる日(つまり一年で一番夜が長い日)です。今日を境に冬から春に向かっていく、長い長い冬の先には、必ず明るい春が訪れます。
 もうすぐクリスマス、そしてお正月(新年)を迎えます。この時期は世界中どこでも、家族や仲間が集まる数少ない季節の一つです。心温まる出来事が一つでも二つでも経験できたら良いですね。新しい年がみんなにとって飛躍の年になるよう,有意義な冬休みを送ってください。

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新入生入学説明会でのあいさつ(要旨)

皆さんこんにちは,校長の下岡です。本日はお忙しいなか,本校の説明会にようこそお越しくださいました。保護者の皆さまが,それぞれのお子たちと共にに,本校の門をくぐって頂ける事を願いながらお話しできればと思います。
 
 さて,生徒たちの頑張る姿に日々感動をもらいながら、赴任してから3年がたちました。山科中学校には,「伝統と歴史がある」「多くの卒業生がいる」「数年前よりは落ち着いてきている」ということを言って頂けるようになりました。
今年は創立70周年記念行事も行いました。本校は京都市で戦後最初につくられた新制中学校の一つです。校門の横には、先日税の作文で全国表彰を受けた生徒の横断幕が、入ってこられた時には,体育館の上に生徒が作った,山科中の過去・現在・未来を表すデジタル壁画が見えたと思います。
 しかし,一方では,それとは別に「中学生はこわい」「登下校のようすがだらしなく見える」「中1ギャップが心配だ」「いじめは大丈夫なのか」といった声も耳にします。
 本は山階南・百々学区の各自治会の協力も得て,各町内会に毎月「学校だより」を配らせて頂き、回覧もして頂いてます。また,山科中のホームページでも生徒の学習や活動のようすを毎日発信しています。
とにかく山科中のありのままの姿を、現在と将来の山科中の生徒や保護者のみなさん,地域のみなさんに知ってもらいたい,そのような思いで発信しています。
 多くの生徒たちは授業でがんばり,行事で力を出し切り,そして部活動でも頑張ってくれています。山科区民祭りや児童館の行事、小学校への読み聞かせ活動など、地域にも積極的に出てくれています。
 もちろん,各学年200名近い生徒がいますので,人間関係のトラブルや仲間はずれなどの問題も起こります。しかし,その一つ一つに先生方と生徒が一緒になって取り組みながら,決してトラブルをマイナスのままにして終わらせないことを大切にして指導しています。
 さて、本校の教育目標,「よく聴こう,もっと考えを伝えよう」について、少しお話ししたいと思います。
 「よく聴こう」というのは授業中、先生の話をしっかり聴こうという意味だけではありません。友達の意見をしっかり聴こうという意味です。小学校でも進められていると思いますが、先生が説明ばかりする授業ではなくて,生徒が主体的に意見を言える授業をしてくださいとお願いしています。
 「もっと考えを伝えよう」は先生に答えるという意味ではなく,グループで、クラス全体で活発に意見をぶつけ合い、互いに成長する。そんな勉強の仕方をして欲しいという意味です。
 私は学校にいるときはほとんど,授業中の教室をのぞいて回っています。授業の最中でもズカズカと入ります。3年生はもう慣れたもので、授業中でも先生の目を盗んで、軽く合図や笑顔を送ってくれますが、1年生は「何かあったのか」と緊張するようです。授業の邪魔になっているかもしれませんが、許して貰ってます。
毎朝、掃除をしながら校門に立っていて、一昨年より去年、去年より今年と、おはようのあいさつを返してくれる生徒が増えて来ていることに喜びを感じています。
 さて,いろいろとお話ししましたが,もちろん百点満点のことばかりではありません。時には先生方同士で悩んだり,生徒も悩んだりすることがあります。でも,そのような時にも、先ほど話しましたように、子どもたちと一緒に考え、行動していくのが山科中学校の考え方です。
 みなさまのお子様は小学校時代に大きく成長されたと思います。毎年、両小学校の授業や学習発表会を見せて頂いています。山階南小学校では今年からポスターセッションを取り入れられ、子どもたちの発表する力が随分上がっているなと感じました。小学校時代の一つの完成した子どもの姿をみるにつけ、いつも頼もしく思っています。
 中学校は3年間という短い期間ですが,山科中学校で様々な活動,様々な人とのかかわりを通して,大きく成長して欲しいと願っています。
 保護者のみなさまと一緒に70周年を越えて、さらに良い山科中学校を創っていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
 なお、情報化がますます進み、SNSとも言われるソーシャル・ネットワーク・サービス。メールやラインはもちろん、ツイッター、フェイスブックが子どもたちの生活と行動を大きく変えています。
 私たちの生活をより豊かにする科学技術の進展ですので、今さら後戻りできないことではありますが、子どもたち同士や子どもたちと外の世界、危険な世界もあります。そことのつながりなど、見えにくくなった部分があまりにも多くなってしまいました。
学校・家庭・地域の協力なくしては、子どもたちの健全育成が難しい状況になってきています。本日はそのような観点から,山科警察署生活安全課少年係の      様にも少しお話しをしていただく機会を設けました。
そのあと,皆様のお手元の資料につきまして、教務の宮國、養護の今西、事務の高田より、ご説明をさせていただきますが、先にひとつお願いがあります。
中学校では小学校と同じく預り金の口座を設けて頂いております。例年は入学式の後に説明と手続きをお願いしてますが、今年度より小学校の了解も得まして、入学前に口座開設の案内を届けさせて頂く事になりました。具体的には中学校給食の案内と同じ時になりますが詳しいことは後ほど説明させて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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人権講話の要旨

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 12月4日から人権週間が始まりました。人権ということについて、今年もこの時期に集中して考えてみましょう。
 まずは最初のムービーを観てください。このムービーで、「知らん顔をせずに」「ちょっとした勇気を」と呼びかけています。ところで、このCMが流れたのは、いつ頃だと思いますか? 実は1986年のものです。今から31年前です。このころ中学生だった人はもう40代です。みんなのお父さんお母さんの年代ですね。
 そんなに前から今まで・・。それがいじめの問題です。いじめは差別につながります。いけないことだと言われても、形を変えて、言葉を変えて、次々と起こります。
 肌の色や民族や国籍、障がい者、高齢者、男女の差別、性的少数者=セクシャルマイノリティといわれる人への差別。
 この写真の人は衆議院議員でいわゆる政治家です。最近こんな発言をしました。「国賓でもパートナーが同性だったら晩餐会の出席に反対だ、日本国の伝統に合わない」と。
 次の人も国会議員で、アフリカへの支援活動をしている同僚議員に対して「なんであんな黒いのが好きなんだ」と言いました。
 最後のこの人は参議院議員で、「女性が4人子どもを産んだら表彰しましょう」。女性は子どもを産むことが仕事と言わんばかりの発言でした。
 人種差別、性的少数者への差別、女性への差別。こんなことが政治家と言われる人の口からまだ出る。残念なことです。

 ここで少し「性的少数者」についてお話しします。性的少数者の問題を、その頭文字を取ってLGBTといいます。
・Lはレズビアン=女性の同性愛です   
・Gがゲイ=男性の同性愛
・Bはバイセクシャルで両性とも愛せる  
・Tはトランスジェンダーで性同一性の不一致のことです。
 ところで、あなたの友達に左利きの人はいますか? AB型の友達はいますか?と聞いたらどうでしょう。そう、「いるにきまってるやん」という返事ですね。ではあなたの友達に、今言ったLGBTの人はいますか?と聞けばどうでしょう。
 実は日本では、自分を「LGBT」と認めている人は全体の7.6%だそうです。13人にひとりです。普通に世の中に存在する。でもなかなか周りの理解は進みません。最近になって学校や公共施設でも、そういう意味の「ジェンダー」の取組が進んでいます。
 掲示物や名札のシールを男女で色分けするのをやめています。制服は、女子もズボンを選べるようにしています。名前の呼び方は どの子も「さん」付けで 呼んでいます。多目的トイレや職員用トイレの使用を認めています。
 先ほど、東京で最初に認められた同性のパートナー証明書。男女の夫婦と同等の権利を認めています。少しずつでも世の中は確実に進歩しているし、そのことに希望を持ちたいですね。
 次にムービーを観てください。アメリカのバーガーキングという、マクドナルドと並ぶハンバーガーの会社が作りました。いじめをなくそうと訴えたムービーでユーチューブであっという間に広がり、世界中で話題になりました。
 動画では、まず、子役の中学生たちが1人をいじめ出し、「お前、友達いないんだろ」「ここで何してるんだよ」などと暴言を浴びせます。さらに飲み物をわざとこぼしたり、彼を突き飛ばしたりと、いじめは徐々にエスカレートします。ここで周りの大人たちがどう反応するかを観察するのですが、なかなか止めに入る人は出てきません…。
 続いて、店内でバーガーキングの看板メニュー「ワッパージュニア」を注文した客がドッキリのターゲットになります。店員がハンバーガーにパンチし、ボロボロになった状態で提供されたハンバーガーに、客のほとんどが、店員に対し取り替えてほしいと掛け合います。
客 :バーガーがグチャグチャだったんだけど。
店員:お客さまが注文されたのはいじめられたワッパージュニアですか?それともいじめ   られてないワッパージュニアですか?
客 :ワッパージュニアをいじめた??あんた何言ってるんだ?
店員:まあねと言いながら、悪びれる様子もなく、再び拳でワッパージュニアをぐちゃぐ   ちゃにする。
 謝るどころか、開き直ったような店員の態度に、唖然とする客や、余計に怒り出す人など、反応はさまざま。ムービーでは次のようなテロップでドッキリの結果を説明しています。
 「いじめられる中学生(スクールジュニア)」を止めに入ったお客さんの割合は12%だった。一方、「いじめられるワッパージュニア」を見て声を上げたお客さんは95%だった。もちろん純粋に比較できる内容ではないけれど、自分に関与しない問題(いじめ)に出会ったときに、声をかけた人は12%とごくわずかだった・・・。
 確かにハンバーガーと子供を比べるというのは少し強引な感じはしますが、ムービーの冒頭で子供たちが「ほかの人のために立ち上がるのは難しいんだ、だってターゲットになると思うから」「なにもしないのは簡単なこと」と話しています。
大人でも止めに入るのは勇気がいることで、12%しか行動することができないことだったのです。
 しかし、いじめを止めようと、いじめられた中学生に話しかけ、ともに食事をする女性の様子が映し出されます。いじめた子を叱るわけではなく、いじめられた男の子に「大丈夫?」と声をかけている彼女の行動に心が打たれますね。
自分がいじめに出会ってしまったとき、知らない振りをするのは簡単なことですが、一言だけでも言葉をかけてあげることの大切さが伝わってくる動画だと思います。
 もう一つムービーを観てください。バス停で女の子が同級生二人にひどいことを言われて、いじめられます。バス停に立ち寄った大人達がどんな反応をするでしょうか?
 先ほどのバーガーキングのムービーの最後では、実際にいじめにあったことのある男性が「人の助けが大きなサポートとなった」と語っています。バス停ではたくさんの人が女の子に声をかけていました。
 もし、自分が力になれるなら・・・あなたは声をかけられますか?「自分が変わればきっと解決できる」と先生は思います。今日からの人権学習で、たくさん話を聞いて、しっかり自分の考えや思ったことを伝え合いましょう。

山科中学校 創立70周年記念式典にて

 本日、京都市立山科中学校創立70周年記念式典の開催に当たり、公私共に御多用のところ、京都市教育長・在田正秀様、山科区長・堀池雅彦様をはじめ、多くの御来賓の方々の御臨席を賜り誠にありがとうございます。
皆様とともに創立70周年記念式典が挙行できますことは、光栄でありこの上ない慶びです。また、歴代の校長先生、PTA役員の皆様には揺るぎない山科中学の基盤を築いていただきましたことに感謝申し上げます。こうして70周年を 迎えられるのも、本校の発展を支えていただきました 多くの皆様のお力添えのお陰です。
 本校は、昭和22年5月、山階小学校の敷地を借りて開校しました。さらに翌23年に、新校舎が完成して、初めて全校生徒が現在の地に集まって授業を受けることになりました。生徒数の変遷につきましては、昭和30年代以降、常に千数百名を数える大規模校になり、本校の分校からは、花山中学、音羽中学など、次々に開校しました。本年度は、567名の生徒が在籍しています。
 創立以来の卒業生は、25,350名に達し、立派な社会人として活躍しておられることは、本校の誇りとするところです。加えて、その間、市当局、教育委員会をはじめ、同窓会、PTA、地域の方々に施設・設備の充実のための献身的なご努力やご尽力を賜り、竹藪だった校庭はきれいに整備され、校舎や体育館は立派になり、地域の学校として発展を続けてまいりました。
 ひとえに70年という年月は、親子三世代にも渡る永きものです。そこには、確かな歴史の重みと伝統が存在します。伝統とは、この場所を共有することによって先輩から後輩へ引き継がれていきます。後輩は先輩に近づき、また乗り越えたいと努力してきました。その努力によって伝統が引き継がれるのです。また、その積み重ねが歴史として残ります。
 生徒の皆さんは、今まで学校の歴史や伝統を意識する機会が少なかったかもしれません。しかし、自分を、自分たちを高めようとする行動が後輩に引き継がれ、学校の伝統として生きていくのです。
 皆さんは、この時の流れの中で、勉強に、行事に、部活動に正面から向き合いながら、日々に力いっぱい生き、思いを伝え合い、影響し合いながら成長しています。それは、仲間同士の信頼感や人を思いやる気持ち、感謝の心が、山中伝統の「ふれあいの精神」として、70年の絆として結びつけているのです。
 皆さんには、この歴史の重みをしっかりと受け止めたうえで、70年間のその時、その時には、常にあなた方と同じ生徒の皆さんがいたことに思いを馳せていただきたいと思います。そして、そのような先輩方が築き上げられてきた山科中学校の歴史や伝統・文化を受け継ぎ、皆さんが在籍した証として、「何かに懸命に打ち込んだ」「途中であきらめなかった」という軌跡を残してほしいと思います。そして、皆さんの手で、次の80周年に向けた新たな歴史を刻んでほしいと願います。それは、きっと皆さんの今後の人生において何物にも代えがたい貴重な財産となると思います。
 結びに、70周年という節目の年に当たり、改めて本校の歴史や伝統に思いを致すとともに、これまで以上に生徒や保護者、卒業生や地域の皆様の期待に応えられる教育を教職員一同、推進してまいります。本日ご臨席の皆様方には、今後とも本校の教育活動に対して、ご理解とご支援を賜りますことをお願い申し上げますとともに、皆様のご多幸を祈念申し上げ、式辞といたします。
               京都市立山科中学校長 下岡 薫
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合唱コンクールあいさつ主旨

昨日の文化祭の興奮がまだ残る中、合唱コンクール本番を迎えました。この学校祭のように仲間と知恵を出し合い,協力し合い学級や学年の作品を創り上げていく活動には,なんとも言えないすばらしいものがあります。
 夏休みが終わり9月に入ってから,各クラスの練習が本格化し,11日からは3年生を中心に朝練習にも取り組んでいました。今日はどんな発表を見せてくれるのかおおいに楽しみです。どのクラスにも頑張って欲しいと思いますし,毎朝,皆でまとまって練習に取り組んでいたクラスが最後にどんな風に仕上がったのか楽しみです。
 合唱は,パートという自らの色を出しながらも周囲とのバランスを保ち,全体としてひとつの大きな作品を作り上げるという,大変高度でやりがいのあるものです。「自分以外のパートの声に自分のパートを重ね合わせて歌う」ということは大変難しいことですが,それが上手くできたときの達成感は,きっと素晴らしいものでしょう。
 どこのクラスにもいくつもの困難があったようですが,なんとかみんなで乗り越えようとして,今日の日を迎えてくれたと信じています。だから昨日まで合わなかったクラスも,本番でピタッと会うかもしれません
 「心に残る合唱コン」にするためには,ステージで歌う人たちだけでなく,聴く人たちも,仲間の「思いを込めた歌声を一生懸命聴く」ことが大事です。こういう素晴らしい舞台で歌える,そのことを感謝し,今日の一日を過ごしましょう。
 最後になりましたが,保護者のみなさん,お忙しいところ遠方まで駆けつけていただき誠にありがとうございます。こどもたちの精一杯の歌声を時間の許す限りお楽しみください。
 さあ,いよいよ始まりです。最初は1年生です。明るく笑顔で元気よく勢いをつけ,合唱コンを盛り上げてください。よろしくお願いします。

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二学期の始まり

 全校のみんなの笑顔が学校に戻り、2学期の始業式を迎えることができました。体もさらに成長し、内面も少し「大人」になった皆さんの姿を見て、大変うれしく思います。
 今年の夏も猛暑が続き,日本中が局地的な大雨に見舞われました。京都市にも何度も大雨洪水警報が出ましたが、幸い本校では,大きな事故や怪我もなく,みなさんの元気な姿を見ることができました。
 さて、皆さんにとって、この夏休みはどのようなものでしたか。充実した時間を過ごすことができたでしょうか。皆さんが過ごしたこの夏の経験や炎天下の中での頑張りは、今から始まる2学期、そして、これからの学校生活にきっと役立つものと思います。
 学校生活で一番長い二学期です。日々の学習の成果を発表する行事も多く、学年や学級の団結も問われます。どんな場面でも笑顔を忘れず、様々なことにチャレンジし続けてほしいと願っています。今年も、学校を舞台に、どんな「ドラマ」が繰り広げられるか楽しみです。
3年生は中学校生活も残り半年となり、自分の将来を見つめ、進路を決定する時期です。2年生は中学校生活の折り返し地点となり、生徒会や部活動等で、学校の中心として活躍し始めます。1年生は中学生として、2年生を支え一層「大人」になっていくときです。
 日々の学校生活は夢や希望ばかりではなく、悩みや苦しみも少なくないことだと思います。悩みや苦しみを乗り越えることのできるのは、温かく質の高い学級集団と仲間です。
まずは合唱コンクール、文化祭、体育大会という大きな行事、そして創立70周年の行事の成功に向けて、頑張る皆さんの姿を期待して始業式の挨拶とします。

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始業式の話

 校門の桜もきれいに咲きました。春休み,皆さんはどのように過ごしましたか。今年は,卒業式を過ぎても,なお寒い日が続きましたが,4月からは一気に暖かくなり,桜も花を咲かせました。まさに春の息吹を感じながらのスタートです。 
2年生・3年生のみなさん,進級おめでとうございます。みんなの,一人一人の表情や姿を見ていると,それぞれ決意も新たにして,始業式に臨んでくれているなと頼もしく思います。
2年生のみなさん,皆さんは先輩になります。学校の中核として,新しく入ってくる1年生をリードし,3年生を見習って,積極的に山科中学校を作っていく学年であるという自覚を高めて欲しいと思います。
3年生は本校を代表する存在です。山科中の最高学年として,下級生をリードしてくれることを期待しています。今年は創立70周年です。伝統ある山科中を引っ張って下さい。また,3年生は,義務教育の最終学年として,今年は自分の将来にかかわる進路の決定という大きな目標を成し遂げなければなりません。しっかり学んでください。

 いつもはこんな話はしないのですが、先生は社会科を教えていたので、今日は歴史上の人物の話をします。「夢に挑戦する」という話です。
江戸時代に生きたある男の話です。彼は小さいころから星空を眺めることが好きな少年でした。いつか天体を勉強したいと思っていました。しかし、夢とは全く関係のない酒屋の仕事に打ち込む人生を歩みます。人生50年と言われていた江戸時代。彼はなんと50歳になってから、天体観測と測量の勉強に挑戦します。
55歳から17年間、一歩一歩と歩き続け、測量のため彼が歩いた距離は実に4万キロ。地球一周分だそうです。出来た日本各地の地図は今と比べても誤差は0.1ミリとか。これは完璧に同じ歩幅で歩く訓練をした成果です。
彼の名は伊能忠孝。彼は自分を取り巻く夢とはまったく関係のない酒屋の仕事という環境を受け入れ、人のために自分にできる精いっぱいことをやり続けました。夢に生きるとは、やりたいことだけやることではありません。夢に生きるとは、好きな事だけやることではない。夢に生きるとは、目の前のことをすべて受け入れ、そのときにできる小さな一歩を踏み出し続けること。学校生活でも同じです。やりたいこと、好きなことだけ出来るわけではない。でも、彼のようにいつまでも夢や目標を持ち、日々の努力と挑戦をコツコツと積み重ねたら「夢を実現」することができると思います。
明日は入学式です。後輩が入学してきます。楽しく充実した学校生活が送れるよう応援よろしくお願いします
今日から新しいスタートです。先生たちも頑張るみなさんをしっかり応援し,一緒にがんばることを約束して,始業式の言葉とします。

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新年度のスタート

新年度が始まりました。
 始業式・入学式と続く行事で子どもたちを迎えるための準備をしています。先生たちと一緒に,新たな年度を新たな気持ちでスタートしましよう!!

 月が変わって暖かな日が続きます。校門横の桜も花を咲かせ始めました。
 今年度も,山科中学校教育にご協力よろしくお願いいたします。

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