京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/23
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山科の心  〜折れない心、熱い心、優しい心〜  「生きる力」を身につけ、心と知性ある豊かな人間を育成する。  山科の流れのほとり もえいでし若草のごと 緑なす年の友垣 日々にくむ誠と愛も 美しき命の泉 ああ楽し 吾等の学舎

山科中学校 創立70周年記念式典にて

 本日、京都市立山科中学校創立70周年記念式典の開催に当たり、公私共に御多用のところ、京都市教育長・在田正秀様、山科区長・堀池雅彦様をはじめ、多くの御来賓の方々の御臨席を賜り誠にありがとうございます。
皆様とともに創立70周年記念式典が挙行できますことは、光栄でありこの上ない慶びです。また、歴代の校長先生、PTA役員の皆様には揺るぎない山科中学の基盤を築いていただきましたことに感謝申し上げます。こうして70周年を 迎えられるのも、本校の発展を支えていただきました 多くの皆様のお力添えのお陰です。
 本校は、昭和22年5月、山階小学校の敷地を借りて開校しました。さらに翌23年に、新校舎が完成して、初めて全校生徒が現在の地に集まって授業を受けることになりました。生徒数の変遷につきましては、昭和30年代以降、常に千数百名を数える大規模校になり、本校の分校からは、花山中学、音羽中学など、次々に開校しました。本年度は、567名の生徒が在籍しています。
 創立以来の卒業生は、25,350名に達し、立派な社会人として活躍しておられることは、本校の誇りとするところです。加えて、その間、市当局、教育委員会をはじめ、同窓会、PTA、地域の方々に施設・設備の充実のための献身的なご努力やご尽力を賜り、竹藪だった校庭はきれいに整備され、校舎や体育館は立派になり、地域の学校として発展を続けてまいりました。
 ひとえに70年という年月は、親子三世代にも渡る永きものです。そこには、確かな歴史の重みと伝統が存在します。伝統とは、この場所を共有することによって先輩から後輩へ引き継がれていきます。後輩は先輩に近づき、また乗り越えたいと努力してきました。その努力によって伝統が引き継がれるのです。また、その積み重ねが歴史として残ります。
 生徒の皆さんは、今まで学校の歴史や伝統を意識する機会が少なかったかもしれません。しかし、自分を、自分たちを高めようとする行動が後輩に引き継がれ、学校の伝統として生きていくのです。
 皆さんは、この時の流れの中で、勉強に、行事に、部活動に正面から向き合いながら、日々に力いっぱい生き、思いを伝え合い、影響し合いながら成長しています。それは、仲間同士の信頼感や人を思いやる気持ち、感謝の心が、山中伝統の「ふれあいの精神」として、70年の絆として結びつけているのです。
 皆さんには、この歴史の重みをしっかりと受け止めたうえで、70年間のその時、その時には、常にあなた方と同じ生徒の皆さんがいたことに思いを馳せていただきたいと思います。そして、そのような先輩方が築き上げられてきた山科中学校の歴史や伝統・文化を受け継ぎ、皆さんが在籍した証として、「何かに懸命に打ち込んだ」「途中であきらめなかった」という軌跡を残してほしいと思います。そして、皆さんの手で、次の80周年に向けた新たな歴史を刻んでほしいと願います。それは、きっと皆さんの今後の人生において何物にも代えがたい貴重な財産となると思います。
 結びに、70周年という節目の年に当たり、改めて本校の歴史や伝統に思いを致すとともに、これまで以上に生徒や保護者、卒業生や地域の皆様の期待に応えられる教育を教職員一同、推進してまいります。本日ご臨席の皆様方には、今後とも本校の教育活動に対して、ご理解とご支援を賜りますことをお願い申し上げますとともに、皆様のご多幸を祈念申し上げ、式辞といたします。
               京都市立山科中学校長 下岡 薫
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合唱コンクールあいさつ主旨

昨日の文化祭の興奮がまだ残る中、合唱コンクール本番を迎えました。この学校祭のように仲間と知恵を出し合い,協力し合い学級や学年の作品を創り上げていく活動には,なんとも言えないすばらしいものがあります。
 夏休みが終わり9月に入ってから,各クラスの練習が本格化し,11日からは3年生を中心に朝練習にも取り組んでいました。今日はどんな発表を見せてくれるのかおおいに楽しみです。どのクラスにも頑張って欲しいと思いますし,毎朝,皆でまとまって練習に取り組んでいたクラスが最後にどんな風に仕上がったのか楽しみです。
 合唱は,パートという自らの色を出しながらも周囲とのバランスを保ち,全体としてひとつの大きな作品を作り上げるという,大変高度でやりがいのあるものです。「自分以外のパートの声に自分のパートを重ね合わせて歌う」ということは大変難しいことですが,それが上手くできたときの達成感は,きっと素晴らしいものでしょう。
 どこのクラスにもいくつもの困難があったようですが,なんとかみんなで乗り越えようとして,今日の日を迎えてくれたと信じています。だから昨日まで合わなかったクラスも,本番でピタッと会うかもしれません
 「心に残る合唱コン」にするためには,ステージで歌う人たちだけでなく,聴く人たちも,仲間の「思いを込めた歌声を一生懸命聴く」ことが大事です。こういう素晴らしい舞台で歌える,そのことを感謝し,今日の一日を過ごしましょう。
 最後になりましたが,保護者のみなさん,お忙しいところ遠方まで駆けつけていただき誠にありがとうございます。こどもたちの精一杯の歌声を時間の許す限りお楽しみください。
 さあ,いよいよ始まりです。最初は1年生です。明るく笑顔で元気よく勢いをつけ,合唱コンを盛り上げてください。よろしくお願いします。

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二学期の始まり

 全校のみんなの笑顔が学校に戻り、2学期の始業式を迎えることができました。体もさらに成長し、内面も少し「大人」になった皆さんの姿を見て、大変うれしく思います。
 今年の夏も猛暑が続き,日本中が局地的な大雨に見舞われました。京都市にも何度も大雨洪水警報が出ましたが、幸い本校では,大きな事故や怪我もなく,みなさんの元気な姿を見ることができました。
 さて、皆さんにとって、この夏休みはどのようなものでしたか。充実した時間を過ごすことができたでしょうか。皆さんが過ごしたこの夏の経験や炎天下の中での頑張りは、今から始まる2学期、そして、これからの学校生活にきっと役立つものと思います。
 学校生活で一番長い二学期です。日々の学習の成果を発表する行事も多く、学年や学級の団結も問われます。どんな場面でも笑顔を忘れず、様々なことにチャレンジし続けてほしいと願っています。今年も、学校を舞台に、どんな「ドラマ」が繰り広げられるか楽しみです。
3年生は中学校生活も残り半年となり、自分の将来を見つめ、進路を決定する時期です。2年生は中学校生活の折り返し地点となり、生徒会や部活動等で、学校の中心として活躍し始めます。1年生は中学生として、2年生を支え一層「大人」になっていくときです。
 日々の学校生活は夢や希望ばかりではなく、悩みや苦しみも少なくないことだと思います。悩みや苦しみを乗り越えることのできるのは、温かく質の高い学級集団と仲間です。
まずは合唱コンクール、文化祭、体育大会という大きな行事、そして創立70周年の行事の成功に向けて、頑張る皆さんの姿を期待して始業式の挨拶とします。

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始業式の話

 校門の桜もきれいに咲きました。春休み,皆さんはどのように過ごしましたか。今年は,卒業式を過ぎても,なお寒い日が続きましたが,4月からは一気に暖かくなり,桜も花を咲かせました。まさに春の息吹を感じながらのスタートです。 
2年生・3年生のみなさん,進級おめでとうございます。みんなの,一人一人の表情や姿を見ていると,それぞれ決意も新たにして,始業式に臨んでくれているなと頼もしく思います。
2年生のみなさん,皆さんは先輩になります。学校の中核として,新しく入ってくる1年生をリードし,3年生を見習って,積極的に山科中学校を作っていく学年であるという自覚を高めて欲しいと思います。
3年生は本校を代表する存在です。山科中の最高学年として,下級生をリードしてくれることを期待しています。今年は創立70周年です。伝統ある山科中を引っ張って下さい。また,3年生は,義務教育の最終学年として,今年は自分の将来にかかわる進路の決定という大きな目標を成し遂げなければなりません。しっかり学んでください。

 いつもはこんな話はしないのですが、先生は社会科を教えていたので、今日は歴史上の人物の話をします。「夢に挑戦する」という話です。
江戸時代に生きたある男の話です。彼は小さいころから星空を眺めることが好きな少年でした。いつか天体を勉強したいと思っていました。しかし、夢とは全く関係のない酒屋の仕事に打ち込む人生を歩みます。人生50年と言われていた江戸時代。彼はなんと50歳になってから、天体観測と測量の勉強に挑戦します。
55歳から17年間、一歩一歩と歩き続け、測量のため彼が歩いた距離は実に4万キロ。地球一周分だそうです。出来た日本各地の地図は今と比べても誤差は0.1ミリとか。これは完璧に同じ歩幅で歩く訓練をした成果です。
彼の名は伊能忠孝。彼は自分を取り巻く夢とはまったく関係のない酒屋の仕事という環境を受け入れ、人のために自分にできる精いっぱいことをやり続けました。夢に生きるとは、やりたいことだけやることではありません。夢に生きるとは、好きな事だけやることではない。夢に生きるとは、目の前のことをすべて受け入れ、そのときにできる小さな一歩を踏み出し続けること。学校生活でも同じです。やりたいこと、好きなことだけ出来るわけではない。でも、彼のようにいつまでも夢や目標を持ち、日々の努力と挑戦をコツコツと積み重ねたら「夢を実現」することができると思います。
明日は入学式です。後輩が入学してきます。楽しく充実した学校生活が送れるよう応援よろしくお願いします
今日から新しいスタートです。先生たちも頑張るみなさんをしっかり応援し,一緒にがんばることを約束して,始業式の言葉とします。

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新年度のスタート

新年度が始まりました。
 始業式・入学式と続く行事で子どもたちを迎えるための準備をしています。先生たちと一緒に,新たな年度を新たな気持ちでスタートしましよう!!

 月が変わって暖かな日が続きます。校門横の桜も花を咲かせ始めました。
 今年度も,山科中学校教育にご協力よろしくお願いいたします。

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