先生からのメッセージ（その８）吉村先生より

　シリーズ第８回目は，３年生国語科の吉村先生です。
　ではどうぞ！

　みんなは、ロック好きですか？
　私は、『サンボマスター』というロック・バンドの歌が好きです。
　一見するとさえない風貌の彼らは、お世辞にもビジュアル系バンドと言えるグループではないのですが、一度ギターを手にステージに立つと、叫んで跳んで舞台でひっくり返り熱唱熱狂。内に秘めたエネルギーを爆発させ全身全霊で表現する姿にロックを感じます。『サンボマスター』の曲は、誰しもが抱えているだろうコンプレックスや、一見すると分からない心の中のモヤモヤを吹っ飛ばすため作られたものに思えます。彼らの歌を聴くと、他者からの視線を気にするあまり、心にふたをしてきた我々のピュアな気持ちを代弁してくれているように感じます。“他者の評価”という見えない壁に風穴を開けるごとく、魂の叫びを届けるロックな姿はカッコイイなぁと思います。彼らの歌は、「電車男」「チア☆ダン」「ビリギャル」「海月姫」…などたくさんの作品の主題歌に使われています。一度、曲を聴き、歌詞を読んでみてはいかがでしょうか。
　早春の候（3月）→春暖の候（4月）→新緑の候（5月）と時候の挨拶が移りかわり、梅雨の候（6月）に近づく中、自粛の息苦しさを訴える声も少なくないのですが、「本を読む」「曲を聴く」「自分の気持ちを言葉にする」…等、この時間をいかに使うかを考えて少しでも前向きにとらえられたらいいなと思っています。
　また学校でみんなに会えることを楽しみにしています。