京都市立学校・幼稚園
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≪学校教育目標≫ 多様な人々と協働し 次代を自律して生き 未来を創造する生徒の育成

人権学習月間スタート

〜12月1日(金)学校長「人権講話」より〜
 
 12月4日は何の日でしょうか?12月4日から12月10日までの一週間を「人権週間」と言います。そして「人権週間」の最終日である12月10日を「世界人権デー」としています。更に京都市では、12月を「人権月間」として、「人権」について集中的に考える「月間」としています。
 今から約70年前1948年の12月10日、第3回国連総会」において採択された、「世界人権宣言」に込められた全世界の人々の願いに、この人権月間を機会に今一度立ち返る必要があると考えています。
 「世界人権宣言」は、人類史上かつてない惨禍をもたらした2度の世界大戦への深い反省から生みだされたものです。「戦争は最大の人権侵害」であり、「差別を撤廃し、人権を確立することが恒久平和に通じる」という誓いが込められています。即ち、「真の平和」とは、ただ単に紛争や戦争がない状態だけでなく、「一人一人の人権が守られている状態である」ということを、ここで再確認したいと思います。
 今日の1時間目は、「一人一人の人権を大切にするということはどういうことなのか?」、すなわち「自分のクラスは、一人一人が安心して毎日を過ごせるクラスになっているのかどうか?」を、みなさんに考えてほしいと思っています。 
 この後、担任の先生に流していただくビデオは「リスペクト アザース」という題名の作文をもとに作成されたビデオ教材で、一昨年度法務省の「人権作文コンテスト」において、法務大臣賞を受賞した中学3年生が書いた作文をもとに作られています。
 ところで、「リスペクト アザース」とはどういう意味でしょうか?ビデオの中でも出てきますがリスペクトは尊敬する、アザーズは他の人々ですから、「周りの人を尊敬する・尊重する」といった意味でしょうか。ほかの人とのかかわりの中で人権についてのトラブルは起こってきます。周囲の人を大切にする、とはどういうことなのかを、ビデオを通して考えてみてほしいと思います。
 このビデオ教材を見るうえで、これからいう視点を意識しながら見てほしいと思います。私たちが集団で生活するとき、何か周囲の人に合わせてしまっているところはないでしょうか。よく、「KY」という言葉を耳にしますが、「空気を読む」ことを優先してしまって、自分が正しいとい思うことを曲げたりしてしまっていないでしょうか。そうした意識のなかで、私たちの集団が「何かが違う」ということを理由に仲間はずれやいじめ、さらには差別といったものを許す雰囲気をつくってしまったりしてしまってはいないでしょうか?そうした点を心に留めながら、ビデオ教材を見てください。
 後半は各学年別のテーマに沿って人権学習に取り組んでいただきます。人権についての学習は、遠いところ、昔の話ではありません、私たち自身がみんなが大切にされる社会を作れるのか、は私たちひとりひとりの意識にかかっていると思います。しっかり取り組んでほしいと思います。
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学校行事
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