最新更新日:2024/05/11 | |
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憲法講話5月10日
今日の4限は校長先生の憲法講話でした。放送で校長先生のお話を聞いて,そのあとクラスで憲法のことや,学校生活の中での平和を考える時間となりました。
みんな真剣に考えられましたか。 校長先生のお話は以下です。 憲法月間 校長講話 今月は憲法月間です。そこで,みなさんに「日本国憲法」の簡単な説明と憲法から考えてもらいたいことをお話しします。 日本国憲法は1947年の5月3日に施行されたということで,今年で75年という節目を迎えています。 さて,日本国憲法の三原則を覚えていますか?「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」です。どれも国の在り方を定めた基本的なルールで非常に大切な原則ばかりですが,今年は「平和主義」のところについてお話をしたいと思います。 「日本国憲法」には平和に関して述べているところがあり,例えば憲法一条の前の部分にある文,いわゆる前文にはこう書かれています。「日本国民は,恒久の平和を念願し,人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって,平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して,われらの安全と生存を保持しようと決意した。」どうでしょうか?なぜ,決意したのかというと,今から80年ほど前に起きた第2次世界大戦で国内・国外のたくさんの人々が亡くなったり,苦しんだことへの反省から憲法の中に取り入れられました。平和に生きていくことの大切さがぎっしり詰まっていると思います。世界の150を超える国が,憲法の中に何らかの「平和主義条項」を設けているそうです。 ただ,世界に目を向けるとどうでしょう。世界の各地で平和が脅かされることが起きていますが,中でもニュースで連日大きく報道されているように,ロシアによるウクライナ侵攻によって多くの建物が壊され,たくさんの人が住む場所を追われ,ケガをしたり亡くなったりするという平和が脅かされることが起きています。ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説をされた時,「ウクライナのキーウと日本は8193キロメートル離れているが,平和を望む思いの距離は全く見えない」とおっしゃっています。また,「平和のために活動することが地球上のすべての人にとって重要です。」ともおっしゃっています。このように世界の人々の平和を求める思いは共通していると思います。 この日本国憲法から平和について考え,どうすれば平和な世の中を作ることができるのか,また,自分たちの学校生活のなかで,みんなが平和に暮らすために何をすればいいのかなど改めて考えてみる機会にしてほしいと思います。 |
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