最新更新日:2024/05/15 | |
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大自然や人とふれあう中で・・・さて,先週は,お天気に恵まれた中で,3学年それぞれに,学校という場を離れた活動を行いました。 1年生は,『学年が仲良くする』という目的で,大森キャンプ場で校外学習を行いました。カレーライス作りやレクリェーションを通して,「みんなで協力することができた」「話したことがなかった人とたくさん話ができた」といった感想が多くみられました。学校とは違った環境の中で『友達のイイトコロ』が見つけられたのではないでしょうか。 2年生のチャレンジ体験では,各事業所にお世話になりました。また,事業所がお休みの日には,学校ボランティアとして,ベンチのペンキ塗りや草引き等環境整備を行ってくれました。チャレンジ体験前日に,「しっかり働いてくるから,まかしといて!」と言っていた通り,どの事業所でも,一生懸命な姿を見せてくれたようです。中には「学校より,ここでずっと働きたい!」という生徒の声もあったとか。温かくご指導いただいた事業所の皆様のおかげと感謝いたしております。一人一人が,社会の一員として「与えられた仕事の一つ先を想像しながら自ら動く」体験を通して何かをつかんでくれたのではないかと思います。体験後も,振り返りやまとめの中で,『働く』ことについての考えをさらに深めていく予定です。事業所の皆様には,ご迷惑をおかけすることもあったかと思いますが,子ども達の成長を温かく支えていただき,本当にありがとうございました。 3年生は,長崎市,西海市方面への修学旅行でした。ぺーロン競漕体験では,ご指導くださる方々から,「大きな声が出る学校やねえ」と言われる程,各クラスの掛け声が一つになって湾全体に響き渡っていました。みんなで力を合わせて一生懸命にオールを漕ぐ姿に,クラスの団結力の高まりを感じました。また,平和公園で行われた平和セレモニーでは,「高中平和宣言」アピールに続いて「高中スリーピース宣言」を歌いました。あいにく,そばで行われていた工事の音が大きかったのですが,その音に負けないくらいの大きな歌声に,「平和へのみんなの思い」を感じることができました。また,生徒のそばでじっと耳を傾ける方々(観光客)の姿も印象的でした。澄み渡った青空の下での1シーンは,「平和への思い」と共に,これからも一人一人の心に残り続けるのではないでしょうか。 西海市での民泊体験は,民家の方々の温かなおもてなしと,大自然に抱かれているような時間でした。人は,便利さを求めて科学技術を発達させ,人工的なものに囲まれた生活を送っていますが,人にとっては,バーチャルなものだけではなく,人や自然との関わりがいかに大切なものであるかを改めて感じさせてくれる機会となりました。 高野中学校のめざす生徒像の一つに「お互いが支え合い,高め合える生徒」を掲げていますが,これは,一方通行ではなく,双方向の関係性の中で育まれていくものです。民家の方々の温かい笑顔と,高野の生徒の素直さで,初対面とは思えないほどすぐに打ち解け合えた『出会い』の光景に,少し感動を覚えました。人間関係を築くことが難しいと言われる現代社会ですが,この地での『出会い』の経験が,これからの『自分』を支える大切なものとして,心に残り続けてくれることを願っています。お世話になった皆様,本当にありがとうございました。 友達のイイトコロを見つけて・・・14日(火)から,3年生は長崎方面への修学旅行,2年生は生き方探究チャレンジ体験が始まります。1年生は,クラスの団結力を高めることを目的に,大森キャンプ場での校外学習に出かけます。 10日の1年生学年集会では,校外学習実行委員が中心となって,『学年が仲良くする』ことを目的に最高の校外学習にしよう。そのためには友達のいいところを見つけよう!と呼びかけていました。7日の憲法講話でも話をした『高中スリーピース宣言』を引用しながら激励の言葉を送りました。 言葉をかわして友達を知ろう 友達のイイトコロを もっともっと見つけよう 一人ひとりの『ちがい』を わかり合って大切にしていこう そうすれば 誰もが大切にされる学校になる 笑顔いっぱいの高中になる 「笑顔いっぱいの学年になる」ことをめざして,取り組んでくれることを願っています。 2年生チャレンジ体験の激励会では,与えられた仕事をこなすだけでなく,その仕事の一つ先を想像してみてほしいという話をしました。例えば,掃除をしたり荷物の片づけをしたりすることは,来店されるお客様が気持ちよく思われたり,保育園の子ども達がつまずいてケガをしなくてすむ・・・といったことにつながっていくということです。真剣に話を聞いてくれる眼差しに頼もしさを感じ,これまで取り組んできた事前学習の中で,一人一人が自分なりに『働く』ということを考えているのだなあと感じました。事業所の皆様には,大変お世話になりますが,よろしくお願いいたします。また,保護者の皆様には,普段と違う体験に,生徒たちは戸惑ったり疲れをみせたりするかもしれませんが,温かい励ましと見守りをよろしくお願いいたします。 3学年とも,学校という『場』を離れての学習となりますが,学校の中ではできない様々な体験や出会いを通して,いろいろなことを感じ取り,学びを深めてくれることを願っています。 最後まであきらめない気持ち・・・さて,春季総合体育大会では,それぞれの試合会場で,温かい声援をありがとうございました。子ども達の真剣な眼差しや,ひたむきさにたくさんの感動をいただきました。 大接戦の試合展開での一生懸命なプレー,他校の大応援団に動揺することなく,自分の力を出し切る姿等,ひとつひとつの試合にドラマがありました。ある保護者がおっしゃっていた「点差が開いても,投げ出さず,最後まで,あきらめない姿に感動ですね」という言葉に思わず納得! 素敵な子ども達の姿に出会うことができました。 何事にも一生懸命な時 あなたは一番輝いている みんなで一生懸命やって みんなで一緒に輝こう これは,高中スリーピース宣言の言葉です。 この『宣言』をつくった当時の子ども達の『思い』が,今も確実に受け継がれているように感じました。 これから,修学旅行やチャレンジ体験等がありますが,一つ一つの経験を通して,成長してくれることを願い,取組をすすめていきたいと思っています。これからも,温かいご支援をよろしくお願いいたします。 声をかけて支え合う・・・さて,昨年の暮れに取り掛かった学校の西南側と北側のブロック塀をフェンスに変える工事が,ようやく終了しました。「いつになったら工事が終わるのですか」というお問い合わせをいただく程,長い期間ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。体育館横のブロック塀については,工事日程が決まり次第お知らせいたします。 17日(水)には,学級委員の認証式が行われ,その後には第1回目の議会・専門委員会が開かれました。「学校をよりよくするために自分たちは何ができるのか」と「社会の一員として自分たちは何ができるのか」は,生徒会活動の2本柱です。誰もが過ごしやすい学校をめざして,生徒自らがいろいろな知恵を出し合ってくれることに大いに期待したいところです。 生徒会本部が中心となって作ってくれている今月のスローガンは「神は我々に成功など望んでいません。挑戦することを望んでいるのです」というマザーテレサの言葉を引用し,「たくさんの人に声をかけよう」と呼びかけています。人は「何かをやってみよう!」と思う時,誰かの支えが大きな力となります。24日(水)には,春季総合体育大会に向けての結団式を行いますが,一生懸命,日々の練習に取り組んでいる子ども達に,生徒や教職員だけでなく,保護者や地域の皆様にもたくさんの声かけをしていただけるとありがたいと思っております。 また,27日(土)に西京極で行われる開会式では,高野中学校の選手団が行進を行いますが,今年は,行進の先導役という大役を,本校卓球部顧問が務めることになりました。昨年度,本校柔道部キャプテンが選手宣誓をしてくれましたが,引き続いて今年度も『高野』が開会式での大きな役割を担うことになりましたのでお知らせいたします。尚,試合日程や結果につきましては,ホームページで掲載する予定ですので,温かいご声援をよろしくお願いいたします。 自ら頑張ろうとする姿が・・・さて,新入生を迎えて1週間がたちました。生徒会本部役員が,毎朝校門であいさつ運動を行い,登校してくる生徒達を出迎えてくれました。通勤や通学で道行く方々とも明るいあいさつが飛び交い,校門の桜に負けず劣らず,笑顔満開,清々しい朝の時間を過ごすことができました。 この間,何人かの保護者の方々とお話する機会があり,「入学前は少し心配していたけれど,『楽しい』といって元気に学校に出かけてくれて安心しました」とか「小学生の時は,家で教科書を開いている姿など見たことがないのだけど…」や,「言わなくても自分からいろいろやっていますわ」等のお声を聴かせていただきました。大人は,あれこれ心配して,ついつい先に口を出してしまいがちですが,案外,子ども達のほうが,新学期という節目を感じ取り,今までの自分から少し成長することを目標に,動き出そうとしているのかもしれません。もう少しの間,口出しするのを我慢して,子ども達が自ら考え行動しようとする姿をあたたかく見守ることにしましょうか。つまずいたときに,そっと手を差し伸べられるように準備をしながら・・・ PTAメール配信 ご登録のお願い着任式・始業式のお知らせ4月8日(月)の予定は 午前8時40分 新クラス発表 午前8時50分 着任式 始業式 机・椅子移動・学活・入学式準備 新学期は『出会い』のとき・・・ ステキな笑顔に出会えることを楽しみにしています。 平成31年度 ご挨拶さて,平成31年度も,「一人一人を徹底的に大切にする『高野教育』の推進」という学校教育目標実現に向け,「すべての生徒を支える カドのないまあるい学校」をめざして,教育のユニバーサルデザイン化をさらに進めていきたいと考えております。 生徒一人一人が誇りと自信を持って通える学校づくりをめざして,「生徒一人一人を徹底的に大切にする」こと,そして「生徒一人一人が徹底的に大切にされる集団づくり」を掲げ,教職員一同,取り組んで参ります。 本年度も,保護者や地域の皆様の『高野愛』あふれるご理解とご支援をいただきますよう,どうぞよろしくお願い申し上げます。 京都市立高野中学校 校長 西田 育世 |
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