京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/27
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令和6年度京都市立高野中学校 学校教育目標 「主体的に、人を大切にし、学びと向き合う生徒の育成」〜一人一人を徹底的に大切にする『高野教育』の推進〜

『自分』の世界を広げて・・・

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 学校では,水仙の花が咲き始めました。まだまだ寒い日が続くと予報されていますが,草花は,季節のうつろいを感じ取り,私たちに春の訪れを告げてくれている気がします。
 さて,16日(水)に行われた避難訓練では,静かに整然とグラウンドに集合してきた生徒達の姿に感動しながら,阪神淡路大震災が起こった時,電気やガスが止まった寒い日々の中で,「夜がこんなにも真っ暗であることを改めて知った」という方のお話しをしました。夜は暗いとはいえ,街灯や車のライト,街の灯りで,本当に真っ暗という状態を体験することがあまりなく,「これが当たり前」という感じで気にも留めないで生活をしていますが,「今,当たり前と思っていることは決して当たり前じゃない」ということを考える機会になればと思っています。ご家庭でも話題にしていただければと思います。
 また,17日(木)に,3年生は面接練習を行いました。緊張しながらも,一生懸命に自分の思いや考えを伝えようとする気持ちが伝わってきて,入試当日にしっかりと自分の力が発揮できればと願っています。23日(水)からは,義務教育最後の定期テストです。悔いのないように取り組んでほしいと思っています。2年生は25日(金)に京都市内の校外学習に出かけます。この取組は,修学旅行の班別研修の事前学習だけでなく,旅行先で「京都について語る」ために,地元京都のことをしっかりと学ぼうという目的で行われます。少しずつ行動範囲を広げ,いろいろなことを体感することは,自分の感性や考えを広げることにつながります。これらの取組を通して,いろいろなことを吸収し,成長してくれることを願っています。

『素直さ』と『ひたむきさ』を感じながら・・・

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 比較的暖かなお正月だったとはいえ,3学期のスタートは,北風に身を震わせる1週間でした。しかし,校庭には可愛らしい「梅」の花が,また,校門の桜の枝には春の訪れを感じさせてくれる『芽』が芽吹き始めています。まさに『冬来たりなば,春遠からじ』  If winter comes, can spring be far behind? でしょうか。
 少しインフルエンザが出始めて心配していますが,校内では,明るい笑い声や話し声が響き,新しい年を迎えて,一人一人が何かに一生懸命取り組もうとしている『活気』が感じられます。3年生は,自分の希望する進路実現に向けて,2年生は,修学旅行の事前取組に,1年生は,チャレンジ体験に向けて,学年全体で大きな目標に向かって良いスタートが切れたようです。また,「3学期は〇〇しよう」とか「3学期から◇◇する」といった決意を実行にうつしている生徒の姿に,一人一人が『お正月』という『節目』に自分としっかり向き合えた頼もしさも感じました。
 先日,大学の先生と話す機会があり,「今の時代,フラれて傷つく自分にはなりたくないからという理由で,告白をしない若者がいる」という話が出ました。「人は何のために生きるのか?」という問いかけに「幸せに生きるため」とよく言いますが,このような考え方で,果たして幸せに生きることはできるのだろうか。悩んだり落ち込んだりするからこそ,喜びや感謝の気持ちがあふれてくるのではないだろうかと思うと,とても考えさせられる話でした。
 中学時代は人格形成にとってはとても重要な時期。喜怒哀楽,様々な感情が渦巻く『自分』と向き合い,そんな自分と関わる『他者』との関係性の中で,自分の存在を確認していく時期です。「願書」を大事そうに抱えて登校してきたり,放課後の学習会を終えて「今,めっちゃ頑張ってるし,見に来てや」と笑顔で話す3年生。『素直に』自分の感情を表現し,『ひたむきに』取り組もうとする姿に,心からエールを送りたい気持ちで一杯になります。17日(木)には全教職員で「3年面接練習」を行う予定です。一人一人の成長にどれだけ寄り添うことができるかを考えながら,これからも教育活動を行っていきたいと考えています。保護者や地域の皆様も,温かい声かけやご支援をよろしくお願いいたします。

2019年を迎えて・・・

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 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて,年末に,チリから京都教育大に留学されている小学校の先生とお話しをする機会がありました。チリの母国語はスペイン語,「日本語は,聞くのはある程度わかるが話せない」ということで,日本語混じりの英語を使い,時々,ジェスチャーを交えたり,相手の表情を見て,通じ合っているかを確かめ合いながら,1時間余り話をしました。チリという国について詳しく知っている訳ではありませんが,教育に対する熱い思いが伝わってきて,国は違っても,人と人が,関わり合い育ち合う『教師』という仕事について改めて考えることができました。と同時に,もしかしたら出会うこともなかったかもしれない人とのこのような『出会い』に不思議さを感じ,これを『ご縁』というのかなとも思いました。
 生徒や教職員だけでなく,この高野中学校に集う全ての人が関わり合う中で,「すべての生徒を支える学校」づくりをめざして,教職員一同,取り組んでいきたいと考えております。今年も,温かいお声かけや見守り,ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

2018年の年の瀬にあたり・・・

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 2018年もあと数日で幕を閉じます。保護者や地域の皆様には,本校の様々な教育活動にご支援,ご協力をいただき,生徒達を温かく見守り,支えていいただきましたことに深く感謝申し上げます。
 21日(金)の終業式では,生徒一人一人の姿から,毎日の学習だけでなく,スローガンの最初に「平成最後の…」という文言が付いた文化祭や体育祭の行事に取り組んだ日々,部活動等で一生懸命だった姿等,様々なことが思い出され,それらの活動を通して笑ったり悩んだりしながらも確実に成長してきたことを改めて感じることができました。 今日は,部活動の最後に,丁寧にグラウンド整備をしたり,使用した教室等を一生懸命に掃除する部員達の姿がありました。午後からは教職員も,職員室の掃除や油引きを行い,新年を迎える準備をしました。明日,12月27日(木)〜1月3日(木)までは学校閉鎖日となります。
 来年も,「一人一人を徹底的に大切にする『高野教育』を推進する」という学校教育目標のもと,教職員が一丸となって「カドのないまあるい学校」「すべての生徒を支える学校」づくりをめざして,教育のユニバーサルデザイン化をさらに進めていきたい考えております。今後共どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは,皆様,どうぞ良いお年をお迎えください。


『他者』を通して『自分』を見つめる・・・

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 山の山頂付近がうっすら白くなり,いよいよ本格的な冬の到来。学校でもあと1週間で冬休みを迎える時期となりました。
 さて,17日(月)から三者懇談が始まります。特に,3年生にとっては,成績も気になるところだと思いますが,学習面だけでなく,様々な行事や取組を通して成長した『自分』と向き合う機会にしてほしいと思っています。なぜなら,『ありのままの自分』と素直に向き合うことで,次のステップが見えてくると考えるからです。
 中学生の時期は,「自分とは何か」「自分は何のために生きているのか」というような問いかけをし始める時期です。『自分探しの旅』という言葉がありますが,鷲田清一氏は,その著書の中で「じぶんがだれかをたずねて,じぶんのなかを探す…でも,これ,ほんとうに正しい問い方なのだろうか。…自分の顔は自分そのものなのに,私たちは見たことがない…ぼくらは,自分が自分のことをいちばんよくわかっていると思っている。自分にいちばん近いのは自分だと思っていながら,実は,自分というのがすごく遠いものなんだ。」と述べています。確かに,自分の顔は「自分」なのに,私たちは直接見ることができません。鏡や写真でしか自分の姿を見ることができませんし,また,相手と話をしているときも,自分がどんな表情で相手と接しているのか相手の反応を通してしかわかりません。実は,私たちは,意識しているかいないかは別として,常に『他者』を通して『自分』を見つめているのです。
 勉強や部活動,生徒会活動や行事,学級の係活動など,クラスや学校の『仲間』と過ごした2学期の生活の中で,どんな『自分』との出会いがあったのかをしっかりと振り返り,2019年につなげてほしいと思っています。

『心』は人と人の間にある・・・

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 5日(水)に環境委員が中心となって,花時計の花の植え替えを行ってくれました。マリーゴールドやベゴニアからパンジーへ,花時計も『衣替え』です。
 さて,先週は,12月の人権月間に合わせて,生徒会本部が中心となり,『ボカボカウィーク』が実施されました。毎日昼食時間に,本部役員が『友達』についてのスピーチを行い,その後に『高中スリーピース宣言』を歌う中で,身近な『人権』について考えるという取組です。「本当の自分をさらけ出すことができるのが友達」「一緒に悩んでくれるのが友達」「でも,あいさつや感謝の言葉など口に出すことも大切」等,自分の体験談も交えて,一人一人,思い思いの「友達像」を語ってくれました。
 高中スリーピース宣言には・・・
    言葉をかわして友達を知ろう
    友達のイイトコロを
    もっともっと見つけよう
    一人ひとりの“ちがい”を
    わかり合って大切にしていこう
    友達を大切にする気持ちを持ち続けよう
とあります。
 インターネットやSNSの発達で,『機械』を通してつながっているように勘違いしてしまいがちな世の中ですが,『心』は人と人の間に存在するのではないかと思うことがあります。「言葉をかわして友達を知ろう」という歌詞のように,お互いが顔を見ながら,言葉を掛け合うことがとても大切なのではないかと感じています。さりげない言葉や行動でも,心がポカポカ温かくなった経験は,誰もが持っているのではないでしょうか。寒い冬を迎えますが,身近な人とのふれあいの中で,少しでも温かく過ごせればと願っています。

『人ごと』ではなく『自分のこと』として・・・

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 木々の葉がどんどん落ちて,寒さが増していく中で,ふんわりと淡いピンク色の『山茶花』がちょっぴり自己主張しているようにも感じられます。
 さて,早いもので12月,2学期も,あと3週間となりました。12月と言えば『人権月間』。7日(金)には,各学年で人権学習が予定されています。
 1日(土)には,左京中ブロックの小中学校PTAの皆さんと共に,人権尊重学習会と街頭啓発活動を行いました。「わたしのいもうと」という絵本から人権を考えるというご講演の後,「『みんな違ってみんないい』と言いながら,なかなか違いを認められない現状がある」「いじめについて『傍観者』の存在が大きいのではないか」等,『自分のこと』として受け止め,何をすればいいかを考えながら,父親,母親,学校,それぞれの立場で,活発な意見が出されました。
 「差別はいけない」とわかっていても,それを『人ごと』の知識としてだけにとどめておくのではなく,『自分のこと』としてとらえ,自分の中にある「素直になれない心」や「違いを認めることができない心」等ともしっかりと向き合うことが大切なのではないかと感じます。7日の人権学習でも,子ども達が『自分のこと』としてとらえ,『自分の生き方』を考えるきっかけになればと願っています。ご家庭でも,話題にしていただければと思っています。

豊かな関係性を築く・・・

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 校庭にある紅葉が,少し,赤みを増してきました。私たちは,色づく葉に『秋』を感じ,四季の移り変わりに思いを馳せますが,木々は,どんな風に季節の移り変わりを感じて,自らの葉っぱを赤く染めていくのでしょうか?
 さて,22日(木)には,左京区長をはじめ,左京区はぐくみネットワーク実行委員会の方々を中心に,約70名の地域の方々にご参加いただき,2年生を対象に「しゃべり場&ふれあいトーク in Takano」が行われました。ほとんどが初対面同志,最初は緊張気味だった中学生も,熱心に耳を傾けて下さる大人の方を前に,相手に伝わるように丁寧に話をする中で,打ち解けていったように感じます。また,大人の方も,「生徒さんが,目を見て,しっかりと聞いて下さるので,楽しくてついついしゃべりすぎました」とおっしゃるほど,笑顔がいっぱい,和やかな会となりました。
 前半は,1対1で向き合った形でしゃべる『しゃべり場』,後半は,4人グループでの話し合い形式でしたが,4人の膝が,自然と内側を向き合い,話をする様子から,世代を超えて,人と人とが関わり合いながら,豊かな関係を築いている感じが伝わってきました。一昔前なら,地域のあちこちで見受けられた光景かもしれませんが,バスや電車の中で,一人一人がスマホの画面に見入っている今の時代,人と人をつなぐために,このような『仕掛け』が必要なのかも…と思うと少し寂しい気もします。
 しかし,大人も子どもも,「人と人が話しをするのが楽しい」と感じる経験が大切。「コミュニケーション能力が大事だと思った」「今日だけでもコミュニケーション能力がupした」という生徒の声もありました。「親切な心や,思いやり,人の心に根ざしたもの」等,人と人との関わりで育まれるものは,いくら機械化が進んで便利な世の中になっても,失ってはいけないものだということが,今回の取組を通して,参加者の心に改めて刻まれたのではないでしょうか。ご参加いただいた皆様,本当にありがとうございました。

『つながり』を深めるために・・・

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 街路樹や校内の木々が色づき始め,寒い冬の到来を前に,少し華やいで見えます。ビオトープ前の道は,黄色や赤い落ち葉が,まるで絨毯のよう,歩くたびに聞こえる「カサコソ」という音がなぜか心地よい今日この頃です。
 先日起きた事件の際には,保護者や地域の皆様から,素早い情報が寄せられたおかげで,子ども達の安全を第一に考えた行動をとることができました。本当にありがとうございました。学校のすぐ前での出来事だっただけに,地域のつながりの大切さを改めて感じ,感謝申し上げます。
 さて,今週は2学期の期末テストがありますが,最終日の22日(木)午後には,2年生を対象に「ふれあいトーク in Takano」が行われます。今回は,大人と生徒が1対1で向き合って話をする『しゃべり場』形式です。左京区長をはじめ,左京区はぐくみネットワーク実行委員会の方々を中心に,70名近い方々が,この取組に参加してくださる予定です。司会進行は,先日,生徒会本部役員選挙で決まった生徒会本部役員が,進めてくれます。「ふれあいトーク」は,毎年,左京区内の中学校で行われているのですが,高野中学校で,しかも,1対1のしゃべり場は初めての試みといくことで,地域の方々も「新しいやり方にこちらもチャレンジですね」と,期待していただいています。
 社会の変化と共に,地域の方と子ども達の関わりの在り方が,少し変わってきたように感じられる今の時代,大人の方々と話す機会も少なくなってきているように思います。話したり聴いてもらったりする経験を通して,自分自身や自分の生き方を見つめるきっかけになればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

研究報告会 お礼

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 11月12日(月),「支援の必要な生徒の『困り感』に視点をあて,全ての生徒が共に高め合い,達成感を抱ける学校づくり」をテーマとして進めて参りました研究についての「報告会」に多くの皆様にご参加いただき,誠にありがとうございました。本校では,『特別支援教育の視点で,発達障害等で「困っている生徒」が学びやすいように授業を改善・工夫するだけでなく,教室環境を整え,学級(学校)経営においてもユニバーサルデザイン化を進める教育は,すべての生徒にとって学びやすく,過ごしやすい学校をつくることである』という教育のユニバーサルデザイン化の理念のもとに,「チームTAKANO」として取り組んでおります。
 今回,本校のスーパーバイザーとしてご指導いただいている後野文雄様のご講演の中で示していただいた,具体的な支援の在り方だけでなく,ご参加いただいた皆様の温かい励ましのお言葉やご意見をこれからの研究に生かし,すべての生徒を支える学校をめざして『一人一人を徹底的に大切にする高野教育」を推進して参りたいと考えております。
今後もご支援,ご指導をよろしくお願いいたします。
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