京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/29
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令和6年度京都市立高野中学校 学校教育目標 「主体的に、人を大切にし、学びと向き合う生徒の育成」〜一人一人を徹底的に大切にする『高野教育』の推進〜

カメをながめながら・・・

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 本日行われた土曜自習教室で,静かに黙々と自分の学習に取り組む生徒達の姿にちょっと感動を覚えながら,「勉強するし,と言って机に向かっているんだけど,今まで,こんな姿あんまり見たことないので…」ととまどいながらもうれしそうに話す,あるお母さんの言葉を思い出していました。終了時に,「頑張れましたか?」と声をかけると,「はい,頑張りましたよ」と,何人もの生徒が,力強く笑顔で答えてくれました。来週から始まる中間テストを前に,一人一人思うところがあるのだなぁと感じました。
 その後,ビオトープの池で,気持ちよさそうに泳いでいるカメの姿を見て,ふと,「ウサギとカメ」の童話を思い出しました。ウサギはカメを見て油断をしたけれど,カメはウサギではなくゴールを見ていた結果であるという有名なお話。もちろん,解釈の仕方はいろいろですし,最近では,このお話の続きについても諸説話題になっていますが,「どこを見据えて行動するか」はとても大切な視点だと思います。子ども達には,これからの,予測が難しいとされる社会を生きる上で,自らが課題に気づき,主体的に意欲的に取り組もうとする力が必要とされています。「中間テストに向けて」といった身近な目標だけでなく,卒業後の自分の姿や,大人になった自分を想像しながら,今できることに取り組んでほしいと思います。…とあれこれ考えながら池のそばにある,平成9年に建てられた立札を見ると,『ビオトープをながめながら,あなたは何を考えましたか』という文字が目に飛び込んできました。今まで,この立札の前を行き来していたのに…高野中学校に赴任して約2か月,まだまだ気づかないことがたくさんあることに改めて気づかされた日でした。

心が一つになったと感じた瞬間・・・

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 先週は,お天気に恵まれ,3学年,それぞれの活動を後押ししてくれているような1週間でした。
 15日(火),1年生はアクトパル宇治で校外学習を行い,カレー作りやレクリェーション活動を通して,お互いに協力し合うという手ごたえを感じ,団結力を高めることができたようです。
 2年生は,14日(月)〜18日(金)の5日間,35の事業所にお世話になり「生き方探究・チャレンジ体験」を行いました。初日は,緊張したり,とまどいを見せていた生徒もいたようですが,日を重ねるごとに自ら考え行動できるようになり,「成長が感じられてうれしかったです」という嬉しい言葉をいただいた事業所もありました。一人一人が,社会の一員として「一つ先を想像して自ら動く」体験を通して何かを掴んでくれたのではないかと思います。事業所の皆様には,ご迷惑をおかけすることもあったかと思いますが,子ども達の成長を温かく支えていただき,本当にありがとうございました。
 3年生は,15日(火)〜17日(木)の3日間,東京・河口湖方面への修学旅行でした。3日間を通して,素直で,温かみを感じる場面や,純粋な笑顔に出会う場面がいくつもありました。その中で,「カーリング体験」を紹介しましょう。「そだね〜」で有名になったカーリング。37名の生徒が,4つのチームに分かれて,体験を行いました。2時間余りの中で,氷上の歩き方,スウィーパー(デッキブラシのようなもの)の使い方,ストーンの投げ方(かっこよく見えますが,重いストーンを滑らせるのは身体のバランスを保つのが難しく,こける人続出でした)等を体験し,ルールを教えていただきながら,チーム内で,それぞれの得意分野を生かしながら役割分担をし,ミニゲームができるまでになりました。ストーンを投げる人に方向を示しながら声をかけるスキップ(司令塔),一心不乱にスィーピング(氷上をこする)する集団,「イエス,ハリー,ハード…」と声を出す人,8〜9人の集団の心が一つになって1個のストーンを見つめる様子は,まさに一体感を感じさせるものでした。防寒着を着ていないといられないほどの室温でしたが,子ども達の笑顔と励ましの声かけで,ほのぼのと温かい空気が流れているようでした。人と人の集まりが『仲間』になっていくために,お互いのコミュニケーションがいかに大切かを実感した時間でした。これらの体験一つ一つが,これからの『自分』を支える大切なものとして,心に残り続けてくれることを願っています。お世話になった皆様,本当にありがとうございました。

与えられた仕事の一つ先を想像してみる・・・

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 校門を入ってすぐの教材園にある池に睡蓮の花が咲き始めました。睡蓮は,日中,花びらが開き,夜,閉じることを繰り返すので「睡眠する花=睡蓮」という名前がついたという説があります。朝,生徒が登校する頃に,朝日を浴びながら花が開き始める不思議さに,思わず見入ってしまう今日この頃です。
 さて,来週,3年生は15日(火)から3日間の修学旅行,2年生は14日(月)から5日間,生き方探究・チャレンジ体験,1年生は,15日(火)にアクトパル宇治での校外学習と,それぞれ,学校という『場』を離れての学習を行います。普段とは違う環境の中で,いろいろな活動を通して,何かを感じ,自分の生き方につなげてくれたらと願っています。
 チャレンジ体験の激励会では,「働く」ということは「自分が動くこと」。だからしっかり動いてほしいということと,いろいろな仕事を与えられると思うけれど,与えられた仕事をこなすだけでなく,その仕事の一つ先を想像してみてほしいという話をしました。例えば,掃除をしたり荷物の片づけをしたりすることは,来店されるお客様が気持ちよく思われたり,保育園の子ども達がつまずいたりケガをしなくてすむ・・・といったことにつながっていくということです。1つの仕事にも,いろいろな『つながり』を感じ,社会の一員としての『自分』に気づいてくれたらと思っています。事業所の皆様には,大変お世話になりますが,よろしくお願いいたします。また,保護者の皆様には,普段とは違う体験に,生徒たちはとまどったり疲れをみせたりするかもしれませんが,温かい励ましと見守りをよろしくお願いいたします。

先輩から後輩へ受け継がれるもの・・・

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 さわやかな青空の下,繰り広げられた各部の試合では,温かい応援をありがとうございました。合同チームとして参加したサッカー部・野球部,怪我人を出すわけにはいかないギリギリ6名の選手で1勝した女子バレー部,シーソーゲームを展開した女子バスケット部など,一つ一つの試合にドラマがありました。男子ソフトテニス部の試合では,2年生が,1年生部員に「しっかり声を出して応援するように」と気合を入れていましたが,その時に,「相手をけなしたり,マイナスの言葉はあかんで。プレーヤーの気持ちが高まるような言葉をいっぱい考えときや」と指示していました。試合中,相手がミスをしたときに,「ラッキー! と言うのは気が引けんな」とつぶやいた1年生の言葉が印象的でした。「普段からの顧問の指導の顕れですね」と声をかけると,「先輩から後輩へ代々受け継がれてきた伝統なんですよ」という顧問の返事。このような場面でも,高野中学校が大事にしてきた『人権』教育を感じることができました。
 さて,憲法記念日を前に,憲法講話では,『高中スリーピース宣言』を引用し,これを作った当時の生徒(先輩)の深い思いを感じながら『人権』を「人ごと」ではなく「自分のこと」として身近なものとして考えてほしいという思いを伝えました。この後,各クラスでは,自分の学級を見つめ,話し合いを深めながら,自分たちの『人権宣言』を考えていました。この人権宣言は,6月に行われる「生徒大会」で,学級目標や学級旗と同じように発表される予定です。自分のクラスがよりよくなるために自分たちで考えた「人権宣言」。どんな『思い』が込められているのか,発表が楽しみです。

5月の香りに寄せて・・・

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 ゴールデンウィーク前半の3連休が明けて学校に登校すると,池のそばにある,清楚で美しい花ショウブが出迎えてくれました。うかつにも連休前には気づかなかったのですが,しっかりとつぼみをつけ,咲くときを待っていたかのようでした。「いのち」の不思議に触れる思いがしました。
 春季総合体育大会の開会式や各部活動の試合会場で,子ども達は,一生懸命な姿を見せてくれました。開会式の選手宣誓の中で,本校生徒が「元気,勇気,夢,希望を全国に発信したい」と力強く宣言してくれましたが,何かに一生懸命に取り組む姿は,本当に見ている側に感動を与えてくれます。明日から試合が始まる部もたくさんあります。子ども達が力いっぱい『自分』を出し切れるよう,応援をよろしくお願いいたします。

花々と笑顔があちこちに・・・

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 今,藤棚では,薄紫の藤の花がさわやかな風に揺れています。校庭のあちこちに,色とりどりの花が咲き,そのそばで立ち話をしている子ども達も笑顔があふれています。
 さて,来週4月29日(日)に行われる春季総合体育大会開会式で,本校男子柔道部員が「選手宣誓」を,女子柔道部員が昨年度の優勝楯の「代表返還」を行うことになりました。先日,校長室で,正式な依頼と激励を行ったときには,2人とも,満面の笑みでこの役割を引き受けてくれました。25日(水)に行われる『春体結団式』では,全校生徒で,激励する予定です。
 始業式の日に,『人』はお互いに支えたり,支えてもらったりしながら生きていく。だから,自分も人も大切にしてほしいという話をしました。一生懸命に頑張っている人,頑張ろうと思っている人,頑張りたいのだけれど・・・いろいろな人を支えようと思う人は,実は自分が誰かに支えてもらっていることにも気づける人だと思います。そんな関係の輪が広がっていけばと願っています。保護者や地域の皆様も,ぜひ子ども達を支え,応援していただければと思います。よろしくお願いいたします。

“あいさつ”は親しみへの扉

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 入学式から1週間がたちました。初めは緊張気味だった1年生も学校に慣れてきた様子で,休み時間には,校舎のあちこちから明るい笑い声が聞こえてきます。春休みに高野中学校に来た時,部活動をしている生徒たちが,元気よく笑顔で挨拶をしてくれて,思わずこちらも笑顔になったことを着任式で話しました。「“あいさつ”は親しみへの扉 信頼関係への架け橋」です。メールのやり取り等,『文字』での伝達が多くなってきた現代社会ですが,お互いの顔を見ながら,笑顔のやりとりができるのは素敵なことだと思います。13日(金)からは,生徒会本部役員が中心となって,朝のあいさつ運動が始まっています。登校してくる生徒にだけでなく,通勤や通学で校門前を通る人たちにも,明るく呼びかけてくれて,校門付近は,朝の清々しさに加えて,ほほえましい雰囲気に包まれています。
 また,14日(土)には,「憲法月間京都市PTA連絡協議会人権啓発パレード」があり,本校からも,PTA本部役員の方々が参加してくださいました。パレードでは,「京都はぐくみ憲章の実践の輪を広げます」というアピールがなされていましたが,普段の何気ない子どもとのあいさつも,京都はぐくみ憲章の実践の一つです。これからも,お互いの心が温かくなるような“あいさつ”を心掛けていきたいと思っています。

平成30年度  ご挨拶

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 今年は桜の開花が早く,満開の時期を少し過ぎた感がありますが,学校の「花時計」にはピンク色の桜吹雪が美しく舞い,華やかな春を演出してくれています。
 この度,高野中学校長に着任いたしました西田育世と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて,4月6日の始業式で,平成30年度がスタートしました。本校の学校教育目標は,「一人一人を徹底的に大切にする『高野教育』を推進する」です。その目標を実現するために,めざす生徒像として,「自ら学ぶ意欲と力を持つ生徒・共に支え合い,高め合う生徒・正しく判断し,行動する生徒」を掲げています。一人一人を徹底的に大切にするきめ細かな指導により,生徒一人一人が誇りと自信を持って通える学校づくりをめざして,教職員一同,取り組んで参ります。本年度も,保護者や地域の皆様のご理解とご支援をいただきますよう,どうぞよろしくお願い申し上げます。
           京都市立高野中学校 校長  西田 育世
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