京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/01
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

「若い世代に伝えたいこと」 〜2/27交流の時間〜

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 昨年11月,昼間部の3年生が夜間部の生徒さんの学ぶ姿から感じたことを,中学校弁論大会で「勉強〜意味を考えて〜」と題して発表し,夜間部の生徒さんにも直接発表して伝えました。
 それを受けて,夜間部の生徒さんも昼間部の子どもたちに伝えたいことを,2/18の道徳の時間に「若い世代に伝えたいこと」として,これまでの人生をふり返りながら意見を出し合いました。そして2/27の交流の時間,3人の代表の人たちに発表してもらいました。夜間部の生徒から昼間部の子どもたちへ,心からのメッセージです。
(来年度の昼間部転入学希望の生徒やその保護者の方々にも一緒に聴いていただきました)

戦争は、いちばんダメです
洛友中学校に巡り合えて
5組(昼間部)のみなさんへ

「戦争は、いちばんダメです」

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 私たちは、こどものころ中国で暮らしていました。戦争が終わったばかりの中国に残され、辛い思いをしました。中国人の養父母に育てられた人が多く、「日本人の子ども」というだけで、十分な教育を受けさせてもらえませんでした。どんなに勉強がしたくても、やりたいことがあってもできませんでした。 
 戦争をすると、貧乏になります。人が餓死します。昼間は、中国人に見つかるから隠れていて、夜になってから食べ物を探しました。2,3日食べられない日もあったと、残留婦人の母から聞いたことがあります。もっとひどいこともありました。日本の軍隊の人に、「中国人に殺されるなら自決しろ」と言われ、母親に首を絞められた子どもたちがたくさんいました。結局、弱い立場にある人が悲しい思いをして苦労するのが戦争です。だから戦争は、いちばんダメです。
 大人になってから、日本に帰ってきました。でも、日本語や生活習慣がわかりません。買い物も、役所での手続きも、病院に行くことも一人でできませんでした。自分の気持ちをうまく言えなくて、友達もつくれないのはとても寂しいです。「こんにちは」しか言えない自分が悔しいです。洛友中学校に入学したとき、電子辞書を買いました。でも、使い方すらわかりませんでした。
 日本語が分からないということは、本当につらいことです。やさしい日本人もいますが、日本語があまりできないので「中国人」だという目で見られ、差別されることもあります。中国にいるときは、「日本人」だからと差別され、日本に来たら「中国人」だからと差別されて、とても嫌な思いをすることがあります。
 だから、私たちは勉強します。言葉が通じないと大変です。毎日の生活が楽しくできるよう頑張ります。年をとっても高校へも行きます。子どものころしたくてもできなかった勉強がんばります。今、日本はいつでも勉強できるよい時代です。このよい時代が、ずっと続くように、覚えておきましょう。「戦争」は、いちばんダメです。

「洛友中学校に巡り合えて」

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 私たちの子どものころは、差別と戦争があったとても厳しい時代でした。思い出すのがつらくて、話したくないという人がいるほど、厳しい時代でした。
 親と死別して小さい時から働いていて、学校に通うどころではなかった人や、生活が苦しかったので、学校にも行かせてもらえず弟妹の面倒をみていた人、家に傘がないので、雨が降ると学校に行いけなかった人、学校に行かせてもらえないだけでなく、必要な衣服も用意してもらえなかった人、朝鮮戦争の影響を受けて、落ち着いて勉強できなかった人などがいました。
 それぞれ境遇は違いますが、学校に行きたい、勉強したいという思いを持ちながら、できなかった悔しさは同じです。ほんとうに悔しいと思っています。大人になってから、図書館に通い、一人で勉強したりもしました。でも、朝鮮語も日本語も中途半端で終わっていました。
 だからこそ、洛友中学校に巡り合えて幸せでした。子どものころ、あんなに行きたくても行けなかった学校に通う喜び,字を覚える楽しさ,友達ができた嬉しさ…。心がどんどん元気になっていきます。家族も応援してくれます。子どもが一緒に勉強して教えてくれることもあります。先生も、明るく迎えてくれます。覚えるのはゆっくりですが、皆さんと一緒に頑張ろうと思います。これからも、よろしくお願いします。

「5組(昼間部)のみなさんへ」

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 5組のみなさん、こんにちは。私たちはいつも、昼間部の若い人から元気をもらっています。みんな、どんどん成長しているのがよくわかります。何度か声をかけるうちに、振り向いてくれるようになり嬉しいです。いろいろ悩みや苦しみはあると思いますが、人生は明るく過ごしてほしいです。私たちは字も知らなかったけど、聞いたらなんとかなったし、ここまでどうにかやってこられました。
 知り合いの子に、高校3年を2回やった子がいました。2回も3年生したら、友だちが2倍に増えてよかったと言っていました。友達は多いほうがいいですから。こんなふうに、プラス思考でいくのが一番です。勉強も大事ですけど、遊ぶことも大事です。それから、人間関係や日本の文化についても勉強して、社会に出たときに困らないようにしたほうがいいと思います。
 でも、焦らずいきましょう。人間は一生学習するものです。結局、生きていく上で経験する「楽しいこと」「おもしろいこと」「苦しいこと」「つらいこと」すべてが勉強だと思います。
 それから、最後になりますが、Kさんのスピーチを聞いて本当に嬉しく思いました。この年になって学校に通っている私たちを5組のみなさんがどう思っているのかよくわかってよかったです。ありがとう。さあ、また明日から、一緒に勉強しましょう。

豊かな文化との出会いと交流

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 2月1日(日)「第23回 民族の文化にふれる集い」が京都テルサで行われ, 修学院中学校吹奏楽部の演奏を皮切りに,京都朝鮮初級学校や京都国際中学・高等学校,小栗栖小学校や日野小学校の日本語教室,土曜コリア教室,凌風小学校のコリアみんぞく教室などによるコリア文化の踊りや演奏,フィリピンの伝統的なバンブーダンス,そして中国残留孤児の歴史とその人たちの思いの発表などが行われました。
 洛友中学校は,日本語,中国語,韓国語による曲紹介のあと,「花」「我家在那裡〜桃花源〜」「故郷の春」の合唱を披露しました。音楽の時間に練習を重ね,当日のリハーサルも丹念に行い,緊張の中での発表でしたが,本番ではとても美しい歌声が会場にあふれ,すべての観客を感動させていました。インタビューで「洛友中学校には『学びの原点』があります。年齢や国籍に関係なく,みんなで協力して学ぶ学校です。生徒にとって『楽園』です」と誇らしげに答えておられたのがとてもうれしかったです。
 一方,洛友中学校の展示ブースには昼間部と夜間部とが一緒に創った陶芸作品や切り絵,美術や家庭科の作品が並べられ,訪れた子どもたちが「このお椀きれいやね」「あっ!この切り絵,私たちもつくったね」など,口々に感想を言っていました。

 日本には,韓国・朝鮮籍の人たちをはじめ,中国残留邦人やその家族の人たち,その他外国にルーツをもつ人たちが数多く暮らしています。ところが,そのような人たちの国の文化や伝統,習慣などを周りの人たちが理解し,互いに尊重し合えているかというと,決してそうとは言い切れません。中には疎外感を感じたり,心を傷つけられたり,そのために民族的アイデンティティが揺らぎ,自分がどこの国の人間なのか分からなくなり苦しんでいる人もいます。さらに,そのことでからかわれたり,いじめられたりして,自信を失い不登校になっている子どもたちもいます。
 世界に目を向けてみると,多くの国や地域で紛争やテロが起こり,命を落としたり,目の前でお父さんやお母さんを失くしたりする子どもたち,学校に行きたくても行けない子どもたちがたくさんいます。毎日ごはんを食べて,快適な部屋のふとんで眠り,朝起きたら学校へ行ったり,友だちと勉強したり,休日には買い物をしたり…,これはみんな「当たり前」のことではなくて,世界の中でも限られたごく一部の国や地域だけのとてもありがたい環境なのだということを私たちは知っておく必要があります。今回,そのような現状を世界に伝えようとする日本人ジャーナリストが犠牲なられたことが非常に残念でなりません。
 私たちは,互いの文化や宗教の違いを認め合い,尊重し合いながら暮らせる社会を創っていかねばなりません。今年の「民族の文化にふれる集い」では,9団体によるステージ発表や,多くの学校からの展示作品が掲示され,たくさんの人たちが参観されました。今回も本校の昼間部の生徒をはじめ,多くの子どもたちがこの豊かな民族文化にふれることができました。このような機会を多くもち,それぞれの文化の素晴らしさを理解できる子どもたちを育てていくことが,様々な国にルーツをもつ人たちが自分の文化や伝統を大切にし,自分らしく誇りをもって暮らすことできる社会,毎日安心して「当たり前」に暮らすことができる平和な世界の実現につながるのだと思います。

明けましておめでとうございます

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 2015年の朝を清々しい気持ちで迎えることができました。今年の干支は「未」。「未」は,象形文字で木の枝葉の茂った様を表しています。中国の『漢書 律暦志』では,「昧曖」の「昧」と記され,植物が茂っている状態,果実が熟した状態を表すと言われています。
 動物に当てはめると「羊」になり,馬などと同じく昔から人とのつながりの深い動物でもあり,「祥」に通じる吉祥動物の一つです。また,群れをなすところから「家族の安泰」を表すとされ,いつまでも「平和」に暮らすことを意味しています。
 この未年にちなんで,みなさんが「未来永劫平和」な日々を過ごすことができることを心から祈っています。

交流の時間 〜人権学習〜

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     だれもが暮らしやすい社会をめざして

 12月8日,交流の時間に昼間部と夜間部が一緒になって人権について考えました。
 私たちが何気なく暮らしている街にもたくさんの課題が隠れています。今回は,昼夜混合の6つのグループに分かれ,イラストの中にある課題を見つけて発表し合いました。「自転車が点字ブロックの上にとめてあるから目の不自由な人が困っている」,「バスの中でお年寄りや妊婦さんが座れない」,「学校の中でいじめが起きている」など課題がたくさん見つかりました。逆に「若者がお年寄りの手を引いて案内している」,「多言語の案内板がある」,「学校の前で地域の人が子ども達を見守っている」など優しさもたくさん見つかりましたね。
 ふだん「当たり前」のこととして,つい見過ごしてしまっていることの中にも,「当たり前」では済まされないとても重要なことがあることに気づく必要があります。だれもが暮らしやすい社会をつくるためには,本当は「当たり前」ではないことを見抜く目を持つことが大切です。そして,どうすればそれが解決できるのか,自分には何ができるのかを考え,行動する人になってほしいと思います。

 先日,私がお話したマララさんの国,パキスタンの学校で武装グループが襲撃し,140人を超える子ども達の命が奪われるという悲惨な事件が起きました。私たちは「当たり前」のように毎日学校へ通っていますが,そうではない国が世界中にはたくさんあります。すべての国の子ども達が学校に安心して通うことのできる世の中をつくるにはどうすればいいのでしょうか。洛友中学校の皆さんだからこそ感じることもあると思います。これからも一緒に考えていきたいですね。

すべての人の権利が守られる世の中をめざして

 国際連合は,1948年(昭和23年)12月10日の第3回総会において,世界における自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として,世界人権宣言を採択しました。そして,その後の総会で世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め,全ての加盟国及び関係機関がこの日を祝賀する日として,人権活動を推進するための諸行事を行うよう要請しました。
 日本においては,毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を「人権週間」と定めて,人権尊重思想の普及高揚を図るため,全国各地においてシンポジウムや講演会,映画会等を開催するほか,テレビ・ラジオなど各種のマスメディアを利用した集中的な啓発活動を行っています。 私たちもこの機会に人権について,「思いやりの心」や「かけがえのない命」について,もう一度考えてみませんか?


       袖岡先生からのメッセージ
 One child, one teacher, one book
        and one pen can change the world.

 パキスタン人の少女,マララ・ユスフザイさん(17才)が,今年のノーベル平和賞を受賞しました。女子が教育を受ける権利を求めて闘っていることに対して賞を与えられました。彼女は「すべての子どもが学校へ通っているところを見たい」と話しています。
 女の子だから…と,学校に行かせてもらえない子どもたち,貧困によって学校に通えない子どもたち,学びたくても学べない子どもたちは,私たちの思う以上にたくさんいます。お互いに夢を持って実現に向けて努力できるために,あかんことをあかんとしっかり認識するために,平和に幸せに暮らしていくために,『教育』が必要なのです。マララさんは銃撃を受けたにもかかわらず,命をかけて訴えています。「1人の子供と1人の教師,1冊の本,1本のペンが世界を変えることができるのです」
 洛友中学校の夜間部の生徒も,様々な事情で学校に行けなかった,学べなかった過去を持っています。鉛筆を持ったこともない。自分の名前が書けない。文字の読み書きができない。しかし,そんな中でもたくましく負けずに生きてこられました。入学時の様子は不安一杯でも,毎日学校に通い,こつこつ学習を続けていくうちに,本当に明るく,生き生き,しっかりした顔になっていくのです。人としての自信すら感じられます。『教育』の力ってすごいと,すばらしいとつくづく思う私です。
 昼間部の生徒も同じです。洛友に来て人と接して学び続けていくうちに成長していくんです。そんな皆さんの可能性,成長を皆で応援しています。
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第60回全国夜間中学校研究大会

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 11月27日〜28日,第60回全国夜間中学校研究大会が東京の大田区で行われました。北海道から沖縄までの夜間中学校や自主夜間中学の関係者約250名が一堂に集まり,各校の取組や熱い思いを語り合い,討議を重ねました。東京大学の李正連(イ・ジョンヨン)先生による記念講演,夜間中学校生徒の感動的な発表,各校の取組や教科における討議などが行われました。
 子どもの頃に学校に行けなかったから文字を読んだり書いたりできない人,勉強はしたいけれど外国で育ったから日本語がわからない人,あるいは中学校で不登校だったためもう一度学び直したい人など,全国には夜間中学を必要としている人たちがまだまだ多くいます。しかし,全国には夜間中学校が8都府県に31校しかありません。
 今年の4月には超党派の国会議員が「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」(衆参併せて57名が加入)を発足し,各都道府県に1校以上の夜間中学校を設置するなどの施策の推進に取り組んでいます。それを受けて文部科学省も動き始めました。
 ところが,現代においても未だに人権が守られていない現実があちこちに見られます。人権が守られ,みんなが笑顔で暮らせる世の中を創って行くにはどうすればいいのか,この機会に考え,できることから行動に移すことこそが大切なことです。

「学びの原点」,これからの夜間中学のあり方…

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 11月6日には佛教大学の学生さんが,12日には「生徒指導マネージメント研修」の市内中学校の先生方が,そして14日には園部高校の先生方,立命館大学の学生さん,さらには京都府教育委員会の先生方が相次いで本校に来られました。洛友中学校のことや全国にある夜間中学校で学んでいる生徒さんのこと,これからの夜間中学校のあり方などについて勉強をされたあと,夜間部の授業にも入り交流していただきました。そして帰りには,夜間部の皆さんへのメッセージをいただきましたので,一部になりますが紹介します。

(佛教大学の学生さん)
 わからないところがあって「難しい」と言いながらも一生懸命に教科書を読んで,言葉の意味を理解しようとしている姿が印象的でした。教室の雰囲気がとても優しく感じました。校長先生のお話に心を打たれ,これまで夜間中学校が近くにあった(岸城中学校)のに知らなくて,歴史や現状,生徒さんについて知ることができて良かったです。私も学びたいという気持ちを持って学んでいきたいです。応援しています(^o^)
 皆さんがむずかしい問題を一所懸命解いている目,問題にいっぱいいっぱい時間をかけて,ようやく正解できたときのキラキラした目,次の難しそうな問題に向けたやる気に満ちた目…どの目も勉強することが楽しくて楽しくて仕方ない,魅力あふれる目でした。そばで教えさせていただいて,「こんなに勉強って楽しんだ!」と思うことができたのは初めてでした。
 「夜間中学校はあってはならない存在であり,なくてはならない存在」戦争や差別問題が落とした暗い影であるが,「学びを深めたい! わからなかったことをもっと知りたい!」と今も目を輝かせる生徒の方々の太陽である。そのような矛盾をはらんだ夜間中学校の姿を垣間見ることができました。
 今日はとても楽しみでした。勉強の意味はこれまで全然考えませんでしたので,これから私もその意味を考えていこうと思っています。中国からの生徒と一緒に分数の勉強をしました。この生徒は日本語が大変だと思います。もし,中国語と日本語が一緒にわかる人がいれば…。機会があれば,ボランティアに参加したいです。(中国からの留学生)
 日本人だけでなく,中国の人も夜間中学校へ通っていることを知りました。歴史は変えられないですが,みんな平等です。学ぶ権利も同じようにあります。それは年齢に関係ないと思います。もちろん,性別もです。私は学ぶことの大切さを教えられるような先生になりたいです。

(市内中学校の先生)
 研修に来させていただいて,このような感想を持つことが許されることではないかもしれませんが,今日は心から感動しました。「学び」が「手段」になっていないかという言葉は特に印象強かったです。学びは人の人生までも生き返らせることのできるエネルギーがあることを知りました。明日から改めて現場で「学び」についてよく考えながら,子どもたちと過ごしたいと思います。
 「学び」ということが,嬉しいことであり楽しいこと,そして幸せであるということを聞いて,その点が今の子どもたちにあるのだろうかという疑問を持ち,私自身も考えさせられる点であった。そのことを頭に置いて,学びことが楽しく嬉しくなる授業づくりを心掛けていきたいと思う。教科の楽しさを伝えられるよう,まず自分が学び,生徒たちが学ぼうと思える授業づくりをしたいと思う。.
 「ひらがな にっき」のように,字を書くことが当たり前ではないということ,そして「学校は当たり前にあるのではなく,必要とされているからあるんだ」ということに深く考えさせられた。自分の学校の生徒にも,いろいろなことを考えさせ,感じさせ,楽しいという感情を持たせ,心に火をつけたいと思いました。
 「学びの原点」という言葉を,実際に授業を見させていただく中で痛感しました。また自身の「学び」というものに対する視野の狭さや普段の授業に返して反省すべき点を多く感じました。あのような“あたたかな”授業を見させていただいて,大変良い刺激になりました。

(立命館大学の学生さん)
 現在,公立の夜間中学校は全国8都府県にしかなく,それは学びの場を必要とする人々の人数からするとあまりにも少なく感じた。文科省の夜間中学校を最低でもそれぞれの都道府県に1校というのは良い取組だと感じた。
 大学に入り,夜間中学校の存在を知ったが,もっと早くから多くの人にこのような学校が存在していることを知られてほしいと思った。生徒さんの前で文章を読ませてもらったが,拍手をいただき,講義で言っておられた「自己有用感」を僕自身が感じることができた。

(立命館大学の先生)
 私は授業づくりに関心があるので,今回の英語の教材でNew Horizonなどを使いながらも,生徒さんの背景に結びつけて,中・韓の言語を引き合いに出しながらの授業は大変興味部会ものでした。また,歴史では日本の加害の側面を真正面から扱うこと,その際の先生の言葉に私が受けてきた歴史授業の一面性や自分自身の歴史観・文化観の浅さを思い知らされました。

(園部高校の先生)
 生徒の皆さんが先生の言葉に集中して,ある人は身を乗り出して聞いている姿が印象的でした。先生自身が教科を教えるのを楽しんでおられるように見え,良い雰囲気だなあ思っていました。ついつい説明ばかりになってしまったり,何か将来のための目的意識ばかりが先に立つ勉強を生徒にさせてしまったり,自分は「学びの原点」を見つめているのだろうかとふりかえる大切な機会になりました。
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