京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
本日:count up5
昨日:22
総数:174831
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

平成28年度 洛友中学校 第10回入学式を挙行いたしました!

画像1
 平成28年4月7日(水)午後6時より、体育館において、「平成28年度 洛友中学校 第10回入学式」を、地元郁文学区の皆様や京都市教育員会の皆様に、多数ご臨席賜り、挙行することができました。心より厚く御礼申し上げます。

 「学びたい」という志をもった6名の新入生のみなさんを、洛友中学校にお迎えすることができました。学齢期に様々な事情で学ぶ機会を奪われた方々や、今年度からは中学校の卒業証書は得ているが人間関係のトラブルなどで充分に学べなかった人も入学を認められました。みなさんは、「より良く生きたい」「自分を高めたい」「将来の夢や希望の実現のために高等学校に進学したい」などという志をもって、勇気を振り絞って、この洛友中学校という「学びの場」を獲得されました。そのことは、「学びの原点」ともいうべき姿であり、とても気高く尊いものであります。学びを通して、今まで知らなかったことやわからなかったことが、一つ一つ理解できるようになり、湧き上がってくるような「学ぶ喜び」を感じられることと思います。その瞬間・瞬間を大切に、「じっくり」「ゆっくり」でも「しっかり」学び続けてほしいと思います。「継続は力なり」です。そして、自らの「学びたい」という志を最後まで成し遂げて下さい。「初志貫徹」です。そのようなみなさんを、私たち教職員は常に寄り添いながら全力で指導・支援していきます。

 新入生代表の「誓いの言葉」の中で、次のような話がありました(一部抜粋)。
『ここにたどり着くまでの道のりは、さまざまに違っています。重い貨物列車が、暗いトンネルを抜け出したように、今、わたしたちにも新しい道が開けたのだと思います。今日からは私たちも洛友中学校の一員です。初めは小さい一歩かもしれませんが、卒業するときには大きな一歩だったいえるようにがんばりたいと思います。与えていただいた学習機会を大切にして、一生懸命努力することを誓います。』

始業式を行いました!

画像1
 平成28年度始業式では、校長先生が次のようにお話しされました。一部抜粋して紹介します。
 『別れがあれば、出会いがあります。お世話になった先生方とお別れして寂しい気持ちでしたが、新着任の先生方が、新しい風を洛友中学校に運んできてくださったようで、平成28年度をワクワクした気持ちでスタートできます。洛友中学校は開校以来10年目の節目の年を迎えますが、終始一貫変わらない学校の基本理念は、「昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学ぶ合う学校」です。そのことを昼・夜間部の生徒のみなさんと教職員とで再認識したいと思います。そして、夜間部の真摯な学びと昼間部の若さやパワーを、有機的に結びつけて、互いの生き方や価値観の違いを認め合い、尊重し合い、支え高め合って、新たなエネルギーを生み出し、他にない素晴らしい学校を築いていきましょう。』

 その後、昼間部を担当する先生方と夜間部を担当する先生方を、校長先生が紹介されました。生徒のみなさんは、目を輝かせて、先生方を見つめていました。明日から、生徒のみなさんと教職員が一緒になって、学校教育目標である『「学びたい」との志を大切にし、生徒が目を輝かせて、「学ぶ楽しさと」と「わかる喜び」を体感できる学校』の実現を目指して頑張っていきましょう。

着任式を行いました!

画像1
 引き続いて、着任式では、高垣校長先生が、新しく着任された伊藤岳博教頭先生(数学科)、小川浩平先生(国語科)、高橋 仁先生(社会科)、岡本恵美子先生(理科)、川村紗穂先生(美術科)、服部 愛先生(家庭科)の紹介をされた後、各先生方が一言ずつ挨拶を述べられました。そして、昼間部の生徒代表が「歓迎の言葉」を伝えてくました。

 その「歓迎の言葉」を以下に紹介します。
『新着任の皆様、こんにちは。私たちは、先ほど離任される先生方とお別れをし、寂しい気持ちでいましたが、今、新たに6人の新着任の先生方をお迎えし、大変うれしく思っています。
 洛友中学校には、夜間部と昼間部があり、実技教科の授業やいろいろな行事では、夜間部と昼間部が一緒に活動しています。また、生徒の人数は少ないですが、その分、先生たちとの距離も近く、とても温かい雰囲気の学校です。
 私たちは、新しく着任された皆様とともに、これから一生懸命がんばっていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。』
                   

離任式を行いました!

画像1
 平成28年4月6日(水)17時30分より、洛友サロンにおいて離任式を行いました。

 離任式では、高垣校長先生より、退職される高橋 仁教頭先生(社会科)、村田朱美先生(国語科)、赤穂美栄子先生(理科)、村上憲司先生(美術科)と、離任される梅村直子(家庭科)の紹介をされ、その後、お一人お一人の先生方からご挨拶をいただきました。そして、夜間部の生徒代表が「お別れの言葉」を伝え、昼・夜間部の代表生徒たちが「花束を贈呈」しました。洛友中学校における先生方の今までの取組の様子が伝わってくる、また、生徒のみなさんの感謝の思いが伝わってくる心温まる離任式になりました。

 夜間部の生徒代表が、退職・離任される先生方、お一人お一人に「お別れの言葉」を述べた後、まとめとして、次のように語りました。
 『ご退職、ご転勤される先生方、私たちはこれまで大変お世話になり、多くのことを学ばせていただきました。先生方から学ばせていただいたことは、私たちの宝です。この宝を大切にして、これからもこの学校で学んでいきます。先生方もお元気でお過ごし下さい。時々この学校でのことも思い出して下さい。そして、文化祭などの行事のときは私たちに会いに来て下さい。では、改めて「ありがとうございました」 お元気でお過ごし下さい。』

洛友中学校 『学校沿革史』

H19.03 文部科学省より「不登校生徒対象の特別の教育
     課程編成での教育を実施する学校」に指定
     旧郁文中学校の校舎・校地を継承し利用
H19.04 洛友中学校開校(昼間部・夜間部併設)
     文科省による教育課程実践校
     不登校を経験し克服しようとする生徒と夜間二
     部学級生徒が共に学ぶ全国唯一の学校として新
     たに出発
     所管の変更(学校指導課から生徒指導課ヘ)
     文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
     金工室を洛友サロンに改修
    (特に集会室や教室として利用)
  05 学齢期の生徒の転入により,不登校を克服する
     教育課程の本格実施
H20.04 重度障害者通所介護施設「じゅらく」の仮所
    (11月まで旧木工室改修)
     文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
  05 「ふれあいの杜『四条大宮』学習室」
     を本校3階に開設
H21.03 洛友中校歌の額[村岡徹氏筆]
    (郁文創設40周年記念)体育館に設置
  04 文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
  08 全国外国人教育研究大会(広島)にて研究発表
  11 全国人権同和教育研究大会(四日市)で研究発表
H22.04 文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
     文部科学省より人権教育研究指定校
H23.04 文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
H24.04 文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
  08 環境整備(南校舎2階廊下及び教室壁面・天井
     塗装,南校舎1〜2階階段壁面塗装,全教室扉
     塗装,図書室オープンスペース化等)
  11 昼間部と夜間部が一体となった活動において
     教育功労者表彰受賞
H25.02 京都芸術教育コンソーシアム作品展開催
  04 文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
     通年制開始
    「豊かな学びリーディングスクール」研究推進校
  10 「豊かな学びリーディングスクール」公開授業
H26.04 文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
     夜間部における講座制授業(日本語指導を含む)
     を開始
    「豊かな学びリーディングスクール」研究推進校
H27.04 文部科学省より中学校夜間学級調査委託校指定
  12 第61回全国夜間中学校研究大会(60周年記念
    大会)を洛友中学校にて開催
  03 環境整備(南校舎4階学習室2室改修)

平成28(2016)年度 洛友中学校の教育

画像1画像2
【学校コンセプト】
『昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えて
  ふれあい学び合う学校』
 「昼間部」:不登校を経験し克服しようとする生徒の
       ための新しい学びの場
 「夜間部」:様々な事情で義務教育を受けられなかっ
       た方の学びの場

【学校教育目標】
 『「学びたい」との志を大切にし、生徒が目を輝かせ
  て、「学ぶ楽しさ」と「わかる喜び」を体感できる
  学校』

【目指す生徒像】
 『世代や国籍を超えて学び合う生徒(コンセプト)』
   楽しみや苦しみ,喜びや悲しみを分かち合い、共
   に生きることを大切にする生徒
 『自己実現ができる生徒(確かな学力)』
  「学ぶ楽しさ」と「わかる喜び」を実感し、夢や希
   望に向けて主体的に学習に取り組む生徒
 『人権感覚の豊かな生徒(豊かな心)』
   お互いの生き方や価値観の違いを認め合い、尊重
   し合い、支え高め合う生徒
 『自己管理のできる生徒(健やかな体)』
   命を大切にし,健康で安全な生活を心がけ,明る
   くいきいきと生活できる生徒

【学校経営方針】
 1 「学びたい」との志を大切にし、じっくり、しっ
   かり、そだて、「学校へ通う」ことへの動機づけ
   を図る。
 2 教育活動のあらゆる場面において、一人一人の生
   徒が目を輝かせて取り組み、自己肯定感や自己有
   用感等の自尊感情を高めることができるように働
   きかける。
 3 総合的な学習の時間(「交流の時間」)や学校行
   事等で、昼間部と夜間部の生徒がより有機的な交
   流を行い、それぞれの思いを伝え合い、お互いに
   尊重し高め合う集団づくりを行う。
 4 「学ぶ楽しさ」と「わかる喜び」を実感できるよ
   うに授業を工夫改善し、基礎・基本の定着を図る。
 5 個々の生徒に応じた教材づくりときめ細かな指導
   を実践する。
 6 図書館教育の充実を図ると共に,国語科を中心と
   したすべての教科で言語活動を取り入れ、生徒の
   思考力,判断力,表現力等を高める。
 7 教材教具等の工夫(iPadの活用等)により,生徒
   の興味関心を引き出し、学習意欲を高める。
 8 常に一人一人の生徒の心のケアを行い、健康状態
   を気遣う。
 9 環境が人に与える影響を考え、校内整備に取り組
   み、校内美化に心がける。
 10 昼間部と夜間部が世代や国籍を超えてふれあい学
   ぶ全国唯一の学校として,創造的な取組を推進す
   ると共に、その情報を積極的に発信する。

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
京都市立洛友中学校
〒600-8383
京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町51-2
TEL:075-821-2196
FAX:075-821-2197
E-mail: rakuyu-c@edu.city.kyoto.jp