京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/01
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

佐々田美波 個展  「手の癖」

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 夏休み,本校で創作活動(京都芸術教育コンソーシアム)を行っている佐々田美波さんの個展が大阪で開かれました。土やチタン,ガラスで造られた独創的な陶芸作品や,「コンチキチー,祗園」や「居合わせる,大宮」など,本校の地域を題材にした絵画など,たくさんの作品が展示されていました。

戦争の傷跡 …二度と繰り返さないために

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 69年前の今日,広島に原爆が投下されました。
 本校の玄関に,ある一つの「石」が台座の上に置かれています。これには,以下のエピソードが残されています。

 1904年の日露戦争で,日本海軍は中国大連市の旅順港にこもっていたロシア艦隊を湾内から出られなくする作戦に出ます。狭い水路に船を沈めて,ロシア艦隊を湾内に閉じ込めてしまおうとする「旅順港閉塞作戦」です。船を沈めるには大量の石を使うのですが,その第2回の作戦に使う予定であった石を,誰かが持ち帰ったものが玄関にある「石」です。
 この第2回の閉塞作戦では,広瀬武夫少佐率いる福井丸が旅順港に到達したのですが,魚雷攻撃を受けてしまいます。ほとんどの乗組員は脱出しましたが,広瀬少佐は部下の一人がいないことに気づき,沈み行く福井丸に戻って部下を探し回りますが発見できず。断腸の思いで脱出用のボートに戻ったところへロシア軍の砲弾が飛来。広瀬少佐はその砲弾を頭に受け,壮絶な最期を遂げました(文部省唱歌「広瀬中佐」や司馬遼太郎著「坂の上の雲」にもその描写があります)。

 戦争は,数多くの悲劇を生み出します。今年も8月15日が近づいてきました。この「石」を見ては,「二度と戦争を起こしてはならない」という気持ちを新たにし,平和に暮らせている今に感謝したいと思います。

7月のメッセージ(学校図書館運営支援員・袖岡先生より)

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 一年の半分が早過ぎて,もう7月です。7月言えば…“夏休み”ですね。宿題いっぱいあるのは嫌ですが,長い休みは嬉しいのでは???
 でも,夜間部の生徒は,学校が休みになるのは淋しいという人が多いのです。勉強が好きな皆さんですが,先生や生徒と交わり,学校に来ることで「元気」をもらっているのだ,と言われます。昼間部の生徒は,どうなのでしょう?

先生の"卵"…「学ぶ姿」を学ぶ (京都教育大・同志社女子大・関西大)

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 7/9(水)毎年,京都教育大学大学院生と同志社女子大学の学生さんが,夜間部のみなさんが真剣に学ぶ姿を学びに来られますが,今年度は関西大学の学生さんも3名一緒に来られました。全員が夜間部のみなさんに感謝し,また心温まるメッセージをいただきましたので紹介します。

○ 一生懸命に授業を受けているみなさんを見させていただいて心打たれました。初対面の私たちに笑顔で接していただきましてありがとうございました。
○ 先生方や生徒さんの生の声を聞くことができて,言葉で表すことのできない思いがあふれてきました。私たちにも気さくに話しかけてくださったり,「これどうゆう意味?」と聞いてくださったり,そこからパワーをいただきました。私も,もっともっと学ばないと…みなさんに負けてられませんね。本当にありがとうございました。
○ みなさんが周りに与えるパワーはすごいと思いました。私もたった数十分でしたが,みなさんからのパワーを頂きました。これまでの過去,辛いことや悲しみを乗り越えられてなおまだ成長し続ける人生の先輩方を尊敬します。
○ 夜間部の生徒さんの学びの姿勢を目の当たりにし,今後,私も見習ってもっともっと学んでいきたいと思えました。児童が学びたい! 学ぶって楽しい!と思える授業をしていくための方法を,これから自ら学んでいきます。
○ 階段に貼られていた「今日も今夜も学校へ。それが私たちの願いです」という言葉が印象的でした。自分自身がこれまで学ぶ立場にいましたが,学習に対して「もっと知りたい,もっとわかりたい」という気持ちを持って取り組めていなかったように感じました。
○ 私の祖母も戦争の動乱や奉公に出されていたことから義務教育期に満足に学校に通えていません。洛友中学に通われている方々の想いや学ぶ姿を見せていただき,学びについて改めて考える機会ができました。同時に,学びと年齢は関係ないのだ,ということも感じました。
○ 平成に生まれた私たちは,学校に行くことが当たり前になっていて,学ぶことは楽しいことであることを忘れているように感じた。そして,学ぶ環境が整った時代に生まれたことに感謝する気持ちを持ち続ける必要があると感じた。

「七夕の願い」天まで届け!

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 7/7(月),昼間部と夜間部全員で七夕の短冊を,願いを込めて書きました。みんなの願いが叶いますように!

☆ 日本が再び戦争にまきこまれることのないように。
☆ 健康で 元気で 長生きできますように。
☆ 記憶力がほしい。
☆ 学校でみんな 一緒にたのしみ 勉強しています。
☆ 洛友中学校へいくことが一番楽しいです。
☆ 世界中の人に 笑顔と幸せが 増えますように。
☆ 学校へ来る。
☆ 元気で通学できる様に。
☆ みんなが健康になるように。
☆ 世界中の人々の幸せを祈ります。
☆ わたしは まいにち げんきで しあわせを すごしています。
☆ すべての人に 愛と平和と健康を。
☆ 日本語の勉強 がんばれますように。
☆ みんなと仲良く勉強もよくできますように。
☆ 元気で楽しく洛友中学校に来られますように。

科学センター学習 (夜間部)

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 6月27日(金)夜間部は科学センター学習に出かけました。プラネタリウムで今見える太陽系の惑星や「夏の星座」を見たあと実験室へ。学級ごとにそれぞれのテーマで学びました。

1組「砂糖のふしぎ(カルメ焼きをつくろう)」
コーヒー一杯にスティックシュガー100本(300g)も溶けるとはビックリでした。おたまに入れた砂糖を強火で熱した後に重曹卵をつけた割り箸でかき混ぜると膨れる膨れる!

2組「ダンゴムシと遊ぼう」
庭や畑など,とても身近にいるダンゴムシだけど,どんな習性があるのかなど,あまり考えたことはありませんでした。その習性のおかげで迷路もちゃんと抜け出ることができました。

3組「できた! 竜巻」
最近は異常気象の影響で「竜巻警報」などが出されることが多くなりました。その竜巻はどのようにしてできるのか。そのメカニズムを線香やドライアイスを使って実験しました。

4組「風の力であらヨット!」
ヨットはなぜ向かい風でも進んでいけるのか? 帆の向きによって進む向きが変わってくるし,帆の膨らみによっても風の流れが変わってくることがわかりました。サボニウス型風車の実験もしました。

 みなさん,興味津津,好奇心旺盛で熱心な実験や観察ができました。科学センターの職員のみなさん,夜遅くまでありがとうございました。

S.T.A.R.T(素敵な 友と 歩む 洛友の 旅)

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 昼間部(5組)は5月から5人の新しい仲間を迎え,約1ヶ月半が過ぎ,そろそろ学校生活にも慣れてきた頃ではないでしょうか。今回の1泊2日の合宿(6月22日〜23日)は,互いの絆をさらに深めるための始まり「START」を目指す意味もこめられています。心に残る2日間になったでしょうか。

   「出発のあいさつ」より   (「S.T.A.R.T」実行委員代表)
今日から2日間「花背山の家:宿泊学習S.T.A.R.T」が始まります。この行事の目的は自然の恵みを感じ、寝食を共にしてまわりの友人の良いところをいっぱい見つけて、今後の学校生活に大いに活かしていくことです。その目的を表すスローガンは「素敵な友と歩む洛友の旅、絆 いいね 団五組」です。みなさん大いに楽しみ、昼間部5組のメンバーの絆を強め友情の団結を深めましょう。ひとりひとりの協力する熱い思いと、相手の気持ちを思いやる優しさで、全員の心に残る素晴らしい体験にしましょう。

スポーツに親しむ 〜校内球技大会〜

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 6月20日(金),スポーツを通して仲間のつながりを深め,信頼し協力する大切さを学ぶことを目的に,昼間部・夜間部合同『校内球技大会』を楽しみました。
 ペットボトルボーリング,カーリングゲートボール,玉入れの種目に,昼夜の生徒,郁文地域自治連合会長や女性会,教育委員会の皆さんが挑戦しました。
 翌日の土曜日には,「教職員バレー大会」が京都市全域で行われました。洛友中学校は,開校以来初めての参加。結果は惜しくも負けてしまいましたが,心を一つにボールを追いかけて,プレーする人も応援する人も一体なることができました。また,健康のためにも,スポーツに親しむことはとても大切なことです。
 いいプレーができた時は喜び合い,失敗したときは励まし合う…当たり前のことかもしれませんが,このようなことが普段の生活の中でどれだけできているのかをふりかえる良いきっかけになったのではないでしょうか。これからも,互いにより楽しく生きていくために,声を掛け合うこと,励まし合うことを心がけて生活していきたいですね。

「学びの原点」を実感 〜6/19学校公開(夜間部)〜

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 教員や教育委員会の方たちがたくさん来ていただきました。夜間部のみなさんはびっくりされたのではないかと心配していたのですが,「いろんな人に教えてもらって楽しかった」と言ってもらい,少しホッとしています。私は,直向きに学ぶみなさんを誇りに思っています。そこには,現代の子どもたちが失いかけている「学びの原点」があるからです。そして,それは人生経験豊かな夜間中学の生徒だからこそ表現できる学びと学ぶことへのパワーがあるからです。だから,学習の邪魔にならない限り,できるだけ多くの若い先生や教員志望の学生,そして子どもたちにみなさんのことを知ってもらいたいと思っています。
 この日,みなさんの学ぶ姿を参観された方たちの感想やみなさんへのメッセージを紹介します。

 今日は,授業を見せていただき,大変感動しました。学ぶことへの意欲が強く,何より楽しそうでした。私自身,英語を教えていますが,私も生徒達をそんな気持ちにさせられる先生になりたいと思いました。また,私自身も何かを必死に頑張ってみたくなりました。どの生徒さんもカッコよかったです! 今日はありがとうございました。
 今日は授業を見せていただき,ありがとうございました。夜間の授業を見るのは初めてだったんですが,みなさん勉強することがとても楽しそうで,イキイキしており,見ていた私も元気をもらえました。私自身,「学ぶ」ということへの考えがまちがっていたと恥ずかしくもなりました。当たり前のように勉強をし,正直“しなければならない”という義務的なものが強かったように思えます。明日から自分の生徒達に学ぶ楽しさを伝えられるような授業をしていきます。ありがとうございました!!!
 みなさんの一生懸命に学ぶ姿勢に感動しました。私たち参観者に対して「ありがとうございました」の言葉。このお言葉をそっくりそのままみなさんにお返ししたいと思います。純粋な学ぶ姿勢,真剣なまなざしを見せていただき「ありがとうございました」お体を大切に。
 10代でも60代でも,教師でも生徒でも,いつでも勉強ですね。みなさんが授業を受ける姿を見て,大変勉強になったし,なにが暖かいものをいただきました。学ぶことが人生の楽しさにつながることを私も伝えていければと思います。ありがとうございました。
 夜間学校での授業を初めて参観しましたが,みなさん一生懸命に学習しておられたのが,一番印象に残っています。授業を観るだけでなくて,コミュニケーションまでとることができたので,自分にとってはとてもいい経験になりました。自分の祖母は韓国人ですが,字を書いているところは見たことがありません。今日の体験を話してみようと思いました。生徒のみなさん,勉強を頑張ってください。ありがとうございました。
 私は今,中学3年生の担任をしています。「受験生だから集中して学習に取り組もう」と私も生徒自身もよく言っています。しかし,今日のみなさんの授業を受けていらっしゃる姿を見せていただいて,学習することの本当の意味を肌で感じたように思います。生徒達の未来が輝くための学びを提供したいと強く改めて思いました。「知りたい」がこんなに伝わる授業を見せてもらえて本当によかったです。ありがとうございました。
 みなさんの頑張る姿に感動しました。そして,笑顔でかつ一生懸命学んでおられる姿に大変勇気づけられました。教えることも,学ぶことも同じくらい楽しいことなのだと改めて感じました。明日,子どもたちに授業することを楽しみに学校に行きたいと思います。ありがとうございました。これからも楽しく頑張ってください。
 見学させていただいてありがとうございました。私の市にも中国残留孤児と家族が約100人おられます。また,不登校生とも市内3中学校で70人います。洛友中学校のような学校を府内につくってもらえたらと考えています。私も日本語教室をつくり,ボランティアの人たちと活動していますが,やはり,夜間中学とは全く違い,申し訳なさでいっぱいです。また,訪問させてください。ありがとうございました。(京田辺市 市会議員)
 私の学校の生徒さんも一生懸命頑張ってます。「年とって,なかなかできひん」と言いながら毎日学んでいます。一人一人,生活歴は違いますが,その学ぶ姿はいつも輝いています。ここ京都にも同じ姿がありました。共に頑張りましょう。(東生野中学校夜間学級担当教員)


☆松原中学校「学習指導部通信」(第7号) より

「まず、学ぶエネルギーに圧倒され、驚いた。自分自身、あきらめかけていたこともあったが、何歳からでも学び始められると思った」「行ってよかった」「学びの原点を感じた」「自分自身、学ぶ楽しさを感じたいと思った」「一所懸命学ばれる姿に感動した」「黙々と指で文字をたどっておられる姿に、何かお手伝いしたいと思った」「映画や小説の中でしかないと思っていた姿が現実に目の前にあった」「教師として、知っておくべき事、見ておくべき姿だと思った」「お話しした夜間部の生徒さんの笑顔にパワーをもらった」「学ぶということについて、改めて考えさせれました」「日本語教室は、まさに学びの共同体であった」「松原中の生徒達に、あの姿を見せてやりたい」

図書室の本を選ぼう!

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 5月28日(水),全校生徒で図書室に入れる新しい本を選ぶ「選書会」を行いました。たくさんある本の中からそれぞれが興味のある本を選びました。しばらくすると,皆さんが選んだ本が図書室にやってきます。本校の図書室は,昨年度から袖岡先生に整備していただき,見違えるほどきれいになりました。その美しくなった図書室で,皆さんが選んだ本をゆっくりと読みましょう。
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