京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/01
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

三世代交流餅つき大会

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 12月21日,郁文社会福祉協議会・少年補導委員会主催の「第25回三世代交流餅つき大会」が行われました。今回は洛友中の生徒も招待され,昼間部・夜間部の生徒やその家族,そして卒業生も参加させていただき,晴天のもとお餅をついたり,食べたり…,楽しいひとときを一緒に過ごせました。郁文地域の方々,本当にありがとうございました。

フラワーアレンジメント&年末懇親会

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 12月19日,毎年恒例になりました「フラワーアレンジメント」と「年末懇親会」を昼間部・夜間部合同で行いました。フラワーアレンジメントのテーマは「花は咲く」。未来,希望,いのち,絆をキーワードに個性豊かな花がたくさん咲きました。その後の年末懇親会では,郁文地域の方々や教育委員会の先生方も一緒になり,一年間のお互いの頑張りたたえながら楽しく会食し,ハンドベルの演奏や合唱で楽しみました。サンタからの素敵なプレゼントもいただきましたね。

交流の時間 〜人権学習〜

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     だれもが暮らしやすい社会をめざして

 12月8日,交流の時間に昼間部と夜間部が一緒になって人権について考えました。
 私たちが何気なく暮らしている街にもたくさんの課題が隠れています。今回は,昼夜混合の6つのグループに分かれ,イラストの中にある課題を見つけて発表し合いました。「自転車が点字ブロックの上にとめてあるから目の不自由な人が困っている」,「バスの中でお年寄りや妊婦さんが座れない」,「学校の中でいじめが起きている」など課題がたくさん見つかりました。逆に「若者がお年寄りの手を引いて案内している」,「多言語の案内板がある」,「学校の前で地域の人が子ども達を見守っている」など優しさもたくさん見つかりましたね。
 ふだん「当たり前」のこととして,つい見過ごしてしまっていることの中にも,「当たり前」では済まされないとても重要なことがあることに気づく必要があります。だれもが暮らしやすい社会をつくるためには,本当は「当たり前」ではないことを見抜く目を持つことが大切です。そして,どうすればそれが解決できるのか,自分には何ができるのかを考え,行動する人になってほしいと思います。

 先日,私がお話したマララさんの国,パキスタンの学校で武装グループが襲撃し,140人を超える子ども達の命が奪われるという悲惨な事件が起きました。私たちは「当たり前」のように毎日学校へ通っていますが,そうではない国が世界中にはたくさんあります。すべての国の子ども達が学校に安心して通うことのできる世の中をつくるにはどうすればいいのでしょうか。洛友中学校の皆さんだからこそ感じることもあると思います。これからも一緒に考えていきたいですね。

人権標語入りカレンダー 2015

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 今年度は,地域の町並を貼り絵にしたものに,本校生徒が考えた人権標語を載せて「人権標語入りカレンダー」を作成しました。標語は数ある力作の中から6作品を選びました。郁文地域の方々にも12/21の「三世代交流餅つき大会」にて配布します。家庭や町内において,人権意識を広げていっていただきたくようお願いいたします。

科学センター学習 (昼間部)

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 12月17日,昼間部は科学センター学習に出かけました。プラネタリウムで冬の星座や木星の動きについて勉強したあと実験室へ。2グループに分かれ,化学と物理の分野を学びました。

化学分野 「砂糖大発見!」
砂糖は水にたくさん溶け,それを熱することで,その温度ごとにいろいろなものに変化することビックリしました。120度ではパンなどに塗るフォンダン,150度では飴細工に,180度ではべっこう飴,200度ではプリンにかけるカラメルに!

物理分野 「風の力であらヨット!」
ヨットはなぜ向かい風でも進んでいけるのか? 帆の向きによって進む向きが変わってくるし,帆の膨らみによっても風の流れが変わってくることがわかりました。サボニウス型風車の実験もしました。

すべての人の権利が守られる世の中をめざして

 国際連合は,1948年(昭和23年)12月10日の第3回総会において,世界における自由,正義及び平和の基礎である基本的人権を確保するため,全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として,世界人権宣言を採択しました。そして,その後の総会で世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め,全ての加盟国及び関係機関がこの日を祝賀する日として,人権活動を推進するための諸行事を行うよう要請しました。
 日本においては,毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を「人権週間」と定めて,人権尊重思想の普及高揚を図るため,全国各地においてシンポジウムや講演会,映画会等を開催するほか,テレビ・ラジオなど各種のマスメディアを利用した集中的な啓発活動を行っています。 私たちもこの機会に人権について,「思いやりの心」や「かけがえのない命」について,もう一度考えてみませんか?


       袖岡先生からのメッセージ
 One child, one teacher, one book
        and one pen can change the world.

 パキスタン人の少女,マララ・ユスフザイさん(17才)が,今年のノーベル平和賞を受賞しました。女子が教育を受ける権利を求めて闘っていることに対して賞を与えられました。彼女は「すべての子どもが学校へ通っているところを見たい」と話しています。
 女の子だから…と,学校に行かせてもらえない子どもたち,貧困によって学校に通えない子どもたち,学びたくても学べない子どもたちは,私たちの思う以上にたくさんいます。お互いに夢を持って実現に向けて努力できるために,あかんことをあかんとしっかり認識するために,平和に幸せに暮らしていくために,『教育』が必要なのです。マララさんは銃撃を受けたにもかかわらず,命をかけて訴えています。「1人の子供と1人の教師,1冊の本,1本のペンが世界を変えることができるのです」
 洛友中学校の夜間部の生徒も,様々な事情で学校に行けなかった,学べなかった過去を持っています。鉛筆を持ったこともない。自分の名前が書けない。文字の読み書きができない。しかし,そんな中でもたくましく負けずに生きてこられました。入学時の様子は不安一杯でも,毎日学校に通い,こつこつ学習を続けていくうちに,本当に明るく,生き生き,しっかりした顔になっていくのです。人としての自信すら感じられます。『教育』の力ってすごいと,すばらしいとつくづく思う私です。
 昼間部の生徒も同じです。洛友に来て人と接して学び続けていくうちに成長していくんです。そんな皆さんの可能性,成長を皆で応援しています。
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第60回全国夜間中学校研究大会

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 11月27日〜28日,第60回全国夜間中学校研究大会が東京の大田区で行われました。北海道から沖縄までの夜間中学校や自主夜間中学の関係者約250名が一堂に集まり,各校の取組や熱い思いを語り合い,討議を重ねました。東京大学の李正連(イ・ジョンヨン)先生による記念講演,夜間中学校生徒の感動的な発表,各校の取組や教科における討議などが行われました。
 子どもの頃に学校に行けなかったから文字を読んだり書いたりできない人,勉強はしたいけれど外国で育ったから日本語がわからない人,あるいは中学校で不登校だったためもう一度学び直したい人など,全国には夜間中学を必要としている人たちがまだまだ多くいます。しかし,全国には夜間中学校が8都府県に31校しかありません。
 今年の4月には超党派の国会議員が「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」(衆参併せて57名が加入)を発足し,各都道府県に1校以上の夜間中学校を設置するなどの施策の推進に取り組んでいます。それを受けて文部科学省も動き始めました。
 ところが,現代においても未だに人権が守られていない現実があちこちに見られます。人権が守られ,みんなが笑顔で暮らせる世の中を創って行くにはどうすればいいのか,この機会に考え,できることから行動に移すことこそが大切なことです。

チャンゴをたたこう! 〜多文化学習〜

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 11月18日(火),異文化の理解を深めることを目的に,東九条マダンのみなさんに来ていただき,全校で朝鮮半島の楽器であるチャンゴで音楽を楽しみました。
 チャンゴは,農楽や民謡,舞踊などの伝統芸能をはじめ,宮廷音楽や歌曲にまで幅広く演奏されています。左右両面に皮が張ってあり,それぞれ素材も音色も奏法もちがいます。たたき方を指導していただいたり,一緒に踊ったり,「アリラン」を歌ったり,昼間部と夜間部とが一緒になり,楽しいひとときを過ごすことができました。

「修学旅行」(和歌山への旅)の思い出

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【稲むら火の館】(○は夜間部,◇は昼間部の感想)
○私はこんな目に遭ったら怖いと思います。
○たくさんの村人を助けたことがえらいと思う。
○事前の予防が何でも一番。地震も火山噴火も,犠牲は最小限に。
○現在の防災技術とかの展示とかもあれば良いかな。
◇おもしろさというよりは学んだという感じでした。
◇津波などの災害はこわいなあと思った。

【京大水族館】
○見学に行く道で,海が見えるのですっとしました。
○いろいろな生物が見られ楽しかった。
○ 珍しかったです。
○見学ルートがほぼ一本道で,迷わず全部見て回れたの良かった。
◇珍しい魚を見ることができて楽しかったです。
行く前のイメージより良かったと思います。
◇たくさんの魚がいてキレイだった。

【千畳敷】
○千畳敷見学,初めて見ています。うつくしい。
○海の景色美しいです。
○ 落書きがひどかったのが残念。
○雨がやんで良かった。
◇ 海がすぐそばで見られてよかった。
◇京都にいると味わえない開放感でした。

【アドベンチャーワールド】
○とても迫力あって,とても感動しました。
○中に入って野生の動物見ると感じると思います。イルカの演技楽しかった。
○ケニア号で一周。動物を見た。私はオーシャンビューホイール乗った。入場券700円。周遊一周15分。最高。周囲の動物や建築物や海など見た。
○全部見きれないほど広かった。もっと時間が欲しかった。
◇時間が短かった。
◇ホワイトタイガーの写真が撮りたかった。
◇ふだん動物と触れ合う機会がないので新鮮でした。

【レクレーション】
○おもしろかった。絵描くのおもしろかった。
○「ごめんなさい&ばんざいじゃんけん」のゲームは楽しいね。
○今年,一番のよい遊びです。楽しかった。よかったです。
○言葉は通じなくても一生けん命手ぶりで,理解できたと思います。

【バス・休憩など】
○バスの中でもっとにぎやかにおしゃべりなどしたかった。
○広いところに座れてよかったです。
○ バスガイドさんがよかった。
○車内での先生の話をもう少し静かにまじめに聞いたらと思います。

【全体を通しての感想】
○5組の若い子たちともう少し交流できれば…。
○今回の旅行はよかった。私は最後,残念です。
○楽しい修学旅行でした。先生一同生徒さんにもお世話になりました。ありがとうございました。
○今年のレクレーションとてもたのしいおもいでになりました。
○途中の添乗員の話。1994.9.4関西空港開港。私は日本にきました。大受団地に9.4引っ越した。思い出しました。うれしかったです。
○私もみんなといっしょに行きたいと思います。来年は行けるように頑張ります。
○楽しかったです。…沖縄もいいとおもいます。
○次は北海道に行きたい。
◇景色がきれいなところや,動物がたくさんいるところに行けてよかった。
◇楽しいだけでなく,勉強できる場所もいくつかあったのがとても良かったと思います。
◇イルカショーが一番楽しかった。

「学びの原点」,これからの夜間中学のあり方…

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 11月6日には佛教大学の学生さんが,12日には「生徒指導マネージメント研修」の市内中学校の先生方が,そして14日には園部高校の先生方,立命館大学の学生さん,さらには京都府教育委員会の先生方が相次いで本校に来られました。洛友中学校のことや全国にある夜間中学校で学んでいる生徒さんのこと,これからの夜間中学校のあり方などについて勉強をされたあと,夜間部の授業にも入り交流していただきました。そして帰りには,夜間部の皆さんへのメッセージをいただきましたので,一部になりますが紹介します。

(佛教大学の学生さん)
 わからないところがあって「難しい」と言いながらも一生懸命に教科書を読んで,言葉の意味を理解しようとしている姿が印象的でした。教室の雰囲気がとても優しく感じました。校長先生のお話に心を打たれ,これまで夜間中学校が近くにあった(岸城中学校)のに知らなくて,歴史や現状,生徒さんについて知ることができて良かったです。私も学びたいという気持ちを持って学んでいきたいです。応援しています(^o^)
 皆さんがむずかしい問題を一所懸命解いている目,問題にいっぱいいっぱい時間をかけて,ようやく正解できたときのキラキラした目,次の難しそうな問題に向けたやる気に満ちた目…どの目も勉強することが楽しくて楽しくて仕方ない,魅力あふれる目でした。そばで教えさせていただいて,「こんなに勉強って楽しんだ!」と思うことができたのは初めてでした。
 「夜間中学校はあってはならない存在であり,なくてはならない存在」戦争や差別問題が落とした暗い影であるが,「学びを深めたい! わからなかったことをもっと知りたい!」と今も目を輝かせる生徒の方々の太陽である。そのような矛盾をはらんだ夜間中学校の姿を垣間見ることができました。
 今日はとても楽しみでした。勉強の意味はこれまで全然考えませんでしたので,これから私もその意味を考えていこうと思っています。中国からの生徒と一緒に分数の勉強をしました。この生徒は日本語が大変だと思います。もし,中国語と日本語が一緒にわかる人がいれば…。機会があれば,ボランティアに参加したいです。(中国からの留学生)
 日本人だけでなく,中国の人も夜間中学校へ通っていることを知りました。歴史は変えられないですが,みんな平等です。学ぶ権利も同じようにあります。それは年齢に関係ないと思います。もちろん,性別もです。私は学ぶことの大切さを教えられるような先生になりたいです。

(市内中学校の先生)
 研修に来させていただいて,このような感想を持つことが許されることではないかもしれませんが,今日は心から感動しました。「学び」が「手段」になっていないかという言葉は特に印象強かったです。学びは人の人生までも生き返らせることのできるエネルギーがあることを知りました。明日から改めて現場で「学び」についてよく考えながら,子どもたちと過ごしたいと思います。
 「学び」ということが,嬉しいことであり楽しいこと,そして幸せであるということを聞いて,その点が今の子どもたちにあるのだろうかという疑問を持ち,私自身も考えさせられる点であった。そのことを頭に置いて,学びことが楽しく嬉しくなる授業づくりを心掛けていきたいと思う。教科の楽しさを伝えられるよう,まず自分が学び,生徒たちが学ぼうと思える授業づくりをしたいと思う。.
 「ひらがな にっき」のように,字を書くことが当たり前ではないということ,そして「学校は当たり前にあるのではなく,必要とされているからあるんだ」ということに深く考えさせられた。自分の学校の生徒にも,いろいろなことを考えさせ,感じさせ,楽しいという感情を持たせ,心に火をつけたいと思いました。
 「学びの原点」という言葉を,実際に授業を見させていただく中で痛感しました。また自身の「学び」というものに対する視野の狭さや普段の授業に返して反省すべき点を多く感じました。あのような“あたたかな”授業を見させていただいて,大変良い刺激になりました。

(立命館大学の学生さん)
 現在,公立の夜間中学校は全国8都府県にしかなく,それは学びの場を必要とする人々の人数からするとあまりにも少なく感じた。文科省の夜間中学校を最低でもそれぞれの都道府県に1校というのは良い取組だと感じた。
 大学に入り,夜間中学校の存在を知ったが,もっと早くから多くの人にこのような学校が存在していることを知られてほしいと思った。生徒さんの前で文章を読ませてもらったが,拍手をいただき,講義で言っておられた「自己有用感」を僕自身が感じることができた。

(立命館大学の先生)
 私は授業づくりに関心があるので,今回の英語の教材でNew Horizonなどを使いながらも,生徒さんの背景に結びつけて,中・韓の言語を引き合いに出しながらの授業は大変興味部会ものでした。また,歴史では日本の加害の側面を真正面から扱うこと,その際の先生の言葉に私が受けてきた歴史授業の一面性や自分自身の歴史観・文化観の浅さを思い知らされました。

(園部高校の先生)
 生徒の皆さんが先生の言葉に集中して,ある人は身を乗り出して聞いている姿が印象的でした。先生自身が教科を教えるのを楽しんでおられるように見え,良い雰囲気だなあ思っていました。ついつい説明ばかりになってしまったり,何か将来のための目的意識ばかりが先に立つ勉強を生徒にさせてしまったり,自分は「学びの原点」を見つめているのだろうかとふりかえる大切な機会になりました。
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