京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

「交流の時間」

 本校では,「交流の時間」を「総合的な学習の時間」と位置付けて取り組んできました。「総合的な学習の時間」のねらいは,「自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育てるとともに,学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探究活動に主体的,創造的に取り組む態度を育て,自己の在り方生き方を考えることができるようにすること」です。
 何か長い文章でわかりにくいかもしれませんが,学校では国語や数学などの教科の学習をしますが,それぞれの知識や技能だけを身に付けただけでは,「生きる力」には結びつきません。各教科で身に付けた知識や技能が一体になる必要があります。さらに,道徳的な内容など,教科では習わないけど,社会生活を営む上でとても大切なこともあります。それらが一体となる学習をし,新たな課題を自分で見つけて解決できる力が,「生きる力」となっていくのです。
 私たちは,幸せになるために日々学んでいます。そして,その権利は誰もが持っています。そのために,毎日学校に来て,様々なことを学んでいるのです。
 これからも,この「交流の時間」を利用して,昼間部と夜間部とが交流しながら,楽しみながら学んでいきたいですね。“こんなことを学びたい“,”こんな交流はできないものか”…などのアイディアや意見がありましたら,ぜひ担任の先生に伝えてください。今後も,いろいろなことを知り,考え,そして表現できる力を付けていってほしいと思います。
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今年のシーサーは「立ちシーサー」

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 昼間部と夜間部との交流を目的に,美術科の村上先生の指導のもと,「シーサーづくり」に取り組んで3年目。1年目は「面シーサー」,2年目は「首シーサー」…年々進化を遂げ,ついに今年は「立ちシーサー」に挑戦しました。耳や毛などを付け,顔にも表情を付けるなど,細部にわたる細工が必要で,とても難しかったのですが,5組の生徒の指導のもと,迫力があり表情豊かなシーサーができあがりました。「ここ,どうするの?」「できたわ。次は?」…という声に応え,昼間部の子どもたちは,夜間部の生徒さんに一生懸命に教えることができました。
 「ありがとう」という言葉が飛び交い,とても和やかな雰囲気の実習でした。そして後日,夜間部の生徒からお礼のメッセージが届きました。
 その後も,素焼き,釉薬を塗って本焼きなど,これも5組の生徒が手伝ってくれて,ようやく仕上がり,今回の「民族の文化にふれる集い」に間に合うことができました。
 このシーサーたちは,2/9の「近畿夜間中学校連合作品展」にも出かけます。

豊かな文化との出会いと交流

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 2月1日(土),「第22回 民族の文化にふれる集い」が京都テルサで行われ, 凌風小学校のコリアみんぞく教室や京都朝鮮学校,京都国際学校などによるコリア文化の踊りや演奏,紫野小学校の子どもたちによるハンガリーやベトナムなどのクイズを交えた発表があり,豊かな民族の文化に触れることができました。洛友中学校は,「花の街」「まつり花」「青い心白い心」の合唱を披露しました。音楽の時間に練習を重ね,午前中にもリハーサルを丹念に行い,緊張の中での発表でしたが,本番ではとても美しい歌声が会場にあふれ,すべての観客を感動させていました。
 一方,展示会場では,開演前や休憩時間などに洛友中学校のブースにたくさんの人が訪れ,家庭科の作品や書写などを感心して見られていました。中でも,5組と共に作ったシーサーを見て,「このシーサーすごい! みんなちがう顔してるな」,「この顔おもしろーい」,「これ難しかったやろな」など,口々に感想を言われていました。今年も,夜間部がリハーサルに励んでいる間,昼間部の生徒たちが一生懸命に展示発表に向けた作業をしてくれていました。

 日本には,韓国・朝鮮籍の人たちをはじめ,中国残留邦人やその家族の人たち,その他外国にルーツをもつ人たちが数多く暮らしています。ところが,そのような人たちの国の文化や伝統,習慣などを周りの人たちが理解し,互いに尊重し合えているかというと,決してそうとは言い切れません。中には疎外感を感じたり,心を傷つけられたり,そのために民族的アイデンティティが揺らぎ,自分がどこの国の人間なのか分からなくなり苦しんでいる人もいます。さらに,そのことでからかわれたり,いじめられたりして,自信を失い不登校になっている子どもたちもいます。
 私たちは,互いの文化の違いを認め合い,相互の主体性を尊重し合いながら暮らせるよりよい社会を創っていかねばなりません。共に生きる国際協調の精神を養うためにも,まずそれぞれの文化に関心を持ち,交流を重ねていくことが大切です。
 今年の「民族の文化にふれる集い」では,8団体によるステージ発表や,多くの学校からの展示作品が掲示され,たくさんの人たちが参観されました。今回も本校の昼間部の生徒をはじめ,多くの子どもたちがこの豊かな民族文化にふれることができました。このような機会を多くもち,それぞれの文化の素晴らしさを理解できる子どもたちを育てていくことが,日本に住む様々な国にルーツをもつ人たちが自分の文化や伝統を大切にし,自分らしく誇りをもって暮らすことが当たり前にできる社会の実現につながるのだと思います。「へだたりも何もない この地球はつながってる」…全員で合唱した「数え歌」感動しました。
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