京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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昼間部と夜間部の良さを生かし、世代や国籍を超えてふれあい学び合う学校

交流の時間 「お正月」

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 11月から『交流の時間』として,昼間部と夜間部とが共に考え,学び合うことのできる時間をつくっています。これまで,西本先生による「東日本大震災について」のお話を皮切りに,教頭先生の「人権標語づくり」,そして1月には畑中先生の「お正月について」と廣吉先生の「お正月の遊び」というテーマで交流してきました。
 1月の二つのお話は,日本,中国,韓国・朝鮮のお正月文化についてです。日本でお正月の食べ物と言えば「おせち料理」ですが,その中には黒豆(まめに働ける),海老(腰が曲がるまで長生きできる),昆布巻き(よろこぶ⇒家族の幸せ)など,縁起のいいものがたくさん入っています。中国では,お正月を「春節」と言い,旧正月(今年は今日1/31)のことを指します。肉の赤身(鴻(紅)運当頭(こううんとうとう)=幸運に恵まれる)や麺(細長い形⇒長寿を願う),白菜(「百財」に似ている発音⇒財を成す)などを食べます。また,韓国・朝鮮のお正月も「ソルラル」と言い,旧正月(1/31)にカレトック(小判型のお餅=長寿を表す)を入れたトックク(お雑煮)などを食べます。どこの国も,人々は健康と幸せを願って新年を迎えるのですね。
 遊びの文化もそれぞれです。中国では「提灯遊び」や「爆竹・花火」,韓国・朝鮮では「チェギチャギ」や「ユンノリ」,日本では「羽つき」や「コマ回し」などの遊びでお正月を楽しみます。

 それぞれの国のお正月文化を勉強したあと,日本の伝統的な「百人一首かるた」で楽しみました。「百人一首かるた」と言えば,大会が開かれるほど,スポーツに近い競技もあるのですが,今回は日本の子どもたちにも昔から親しまれている「坊主めくり」をしました。昼間部・夜間部ミックスのグループをつくって行ったのですが,「姫」を引いた時の歓声や「坊主」を引いた時の悲鳴や笑い声ですごく盛り上がりましたね。

 洛友中学校は「世代や国籍を超えて,ふれあい学び合う学校」です。それは互いの文化や考え方,違いを理解して交流することから始まります。今回のように,遊びを通して楽しむことも大切です。今度は,「ユンノリ」なども一緒に楽しみたいですね。

地元,下京中学校の生徒が夜間部と交流

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 昨年12月,洛友中学校の地元である郁文校区を含む下京中学校の2年生(人権学習を行った有志)が夜間部を訪ねてくれました。その後,感想を送ってきてもらったので一部紹介します。

○ 教室から学ぼうとする力があふれていました。みなさん,キラキラ輝いていました。何も特別なことはなく,本当に私たちと同じように勉強されているのです。でも,一つ私たちと違うことは,心から勉強を楽しんでいることです。
自分たちのせいではないのに,教育の機会均等の権利を奪われ,そして自分たちで取り戻す。そのために洛友中学校だけど,あってはならなく,なくてはいけない存在だと思いました。今,私たちがみんな平等に学校に来れるのは,過ちを犯した歴史と,それで辛い思いをされた方々がいたからだと思いました。
人と違うことで,その人を仲間はずれにして,自分たちが楽しみたいという心は誰にでも少しはあると思います。だから,その一人一人の差別の心をなくすことが大切だと思います。軽い気持ちで洛友中学校に行ったけど,とても心に残るいい経験になりました。
○ みんなとても真剣に学んでおられました。そこから「もっと日本語を知りたい。知らなかったことを知りたい」などの思いが感じられました。でも,みんな笑顔で楽しそうに授業を受けておられました。
今,私たちは当たり前のように授業を受けているけれど,それが当り前じゃなかった人たちがいることは,同じ日本にいる者としておかしいと思います。まず,差別というものをもっと早くなくさなければならないと思います。差別があることで,人が人らしく生きられないということがありうるのではないかと思います。
私は普段「勉強なんていやや」とか「勉強めんどくさい」とか思うことがあるけど,それは私たちくらいのときに,授業を受けられなかった人たちに失礼だと思いました。なので,これからは勉強できることを幸せに思って授業を受けたいです。
○ 今回,洛友中学校の生徒さんや教頭先生,校長先生の話を聞いたりして,学べることの幸せ,今日本で不自由なしに生きていることが,どれだけ幸せなことかがわかりました。生徒さんたちは,楽しんで好奇心を持って授業を受けていらっしゃったので,私も今はいやいや受けている授業をもっとまじめにありがたく受けたいと思いました。また,最後の校長先生の話で,いじめも差別であり,それらの差別を見抜く力をつけるのが人権だとおっしゃられていたので,今も将来もしっかりと見抜いて,それをなくせるようにしていきたいです。
○ 私は洛友中学校のみなさんがまじめに,生き生きと勉強する姿を見て,これが本当の授業なんだろうなぁ…と思いました。テストのためでもなく,受験のためでもない。勉強したいという思いがひしひしと伝わってきて,こんな学校は楽しいだろうなぁ…と思いました。それに比べて,今の私は,授業中に寝たり,喋ったりしていて,洛友の方々を見ていると,申し訳ない気持ちになりました。それから,校長先生が言っていた「この学校はあってはならない学校です。でも,なくてはならない学校です」という言葉を聞いて,差別がどれほど多くのものに影響を与えてしまったのかを感じました。
○ 私たちは親に「勉強しろ」と言われたり,高校のため,成績のために勉強していたと思います。ですが,洛友中のみなさんは自ら学ぼうとしていらっしゃいました。その気持ち,やる気を見習おうと思いました。
それと,今起こっている「いじめ問題」をなくすべく私たちができることは,いじめに対しての考えを変えたり,いじめをしないような広い心を持つことだと思います。いじめがなくなるように,一人一人の意識が必要だと思う。

あけましておめでとうございます。

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 2014年の朝を清々しい気持ちで迎えることができました。
 今年の干支は「午」。動物に当てはめると「馬」になります。馬は,物の輸送や人の移動手段,農耕など,人間の生活に深く関わり,それを豊かにしてきてくれました。馬の字を左右対称に書くと,「左馬」と呼び,普通,馬は人がひいていくものですが,その馬が逆になっているため,普通とは逆に馬が人をひいてくる(招き入れる)ということから「商売繁盛」「千客万来」につながるとされています。このように,馬は昔からとても縁起のいい動物なのです。
 今年がみなさんにとって,「物事が“うま”くいく」年,「幸運が駆け込んでくる」年になることを祈っています。

「洛友中学校」をもっと知ってもらうために

 「昼間部生徒と夜間部生徒とが,世代や国籍を超えてふれあい学び合う」…このような学校は,全国どこを探しても洛友中学校しかありません。しかも,洛友の生徒は自分で選んでこの学校へ入学してきからこそ,「学び」に対する姿勢が他の中学生とは違います。そのような素晴らしい生徒のいる学校をもっと京都市内に住む人たちに知ってもらいたい。この学校を必要としている人がきっとたくさんいるはずです。
 昼間部は,各市内の小中学校や不登校相談支援センターなどから知ってもらうことができるのですが,夜間部はなかなか知ってもらう機会が少ないため,校門の壁に横断幕を設置しました。大宮通りを通る人やドライバーの目に留まり,口コミでも広がっていってくれることを願っています。
 来年度の夜間部の募集は1月7日(火)〜2月4日(火)です。夜間部のみなさんが作ったポスターは校門前に設置するとともに区役所や図書館にも掲示してもらいます。
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「世界が一つの家族のように」

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 「すべての人間は生まれながらにして自由であり,かつ尊厳と権利とについて平等である」…この第1条から始まる「世界人権宣言」 が1948年の国連総会で採択されてから今年で65周年。それを一つずつ読み返してみると,65年たった今でも,人権が守られていないことが世の中にはたくさんあることがわかります。「世界が一つの家族のように」なるには,まだまだ遥か長い道のりですが,それをめざして一歩ずつ歩んでいくことが大切です。
 世界人権デーの初日である12/4,教頭先生の指導のもと,生徒のみなさんに「人権標語」を作ってもらいました。たくさんの力作の中,上の2作品を洛友中学校の代表作として選び,ティッシュに入れて郁文地域の方々に配布しました(12/8の「三世代交流餅つき大会」で500部配布)。町内や家庭において人権意識を広げていっていただきたいと思います。

昼間部生徒と夜間部生徒とが,世代や国籍を超えてふれあい学び合う全国唯一の学校です。

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 洛友中学校は,不登校を経験したがそれを克服しようとする昼間部の生徒と,様々な理由により学齢期に義務教育を果たすことができなかった夜間部(二部学級)の生徒が,世代や国籍を超えてふれあい学び合う全国唯一の学校です。学習内容は,学年にこだわらず,少人数の教室でていねいに学び直すことができます。
 「学ぶこととは何か」「人は何のために学ぶのか」…洛友中学校には「学びの原点」があります。学校の楽しさや学ぶ喜びを実感できる学校づくりを進めています。

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お漬物体験学習

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 昼間部は今週水曜、元郁文中学校校区にある川勝總本家さんを訪れ、漬物作りの体験学習をしました。事前学習で、漬物のことについて勉強していたので興味を持って講師の先生の説明を聞いたり、質問することができました。

 説明の後、糠床の中に野菜を漬けました。みんな、糠を見たり触ったりするのは初めて。「糠ってこんなんなんや」「軟らかいね」と感触を確かめる人や、「糠おいしいで!」とさっそく糠を試食している人もいました。糠床の中に丁寧にきゅうり・だいこん・白菜をつけて、体験は終了しました。

 「糠は毎日かき混ぜましょう」という講師の先生の言葉に、「糠床の世話かできるかなぁ・・・カビが生えたらどうしよう」と心配する生徒もいましたが、「糠床の作り方が知れてよかった」「白菜食べたらおいしかった」という感想もでて、よい体験となりました。

 学校へ帰ってから、生徒たちはお漬物の試食会をして先生たちにおいしいご飯やおかず、お漬物をふるまいました。準備も後片付けもみんなで協力してでき、素晴らしい体験のできた1日でした。

「命の尊さ」「協力すること・絆の大切さ」

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 11月22日(金)「命の大切さ〜東日本大震災が教えてくれたこと〜」と題して,宮城県の塩竃市立浦戸中学校の教頭である伊東毅浩(いとうたかひろ)先生を招いてお話を聴きました。伊東先生は,3.11の震災時は,気仙沼市教育委員会に勤めておられ,市役所の屋上から,車や建物が街の中を流れていく様子を目の当たりにすることになります。そして,翌日から自ら避難所の責任者となり,800名の命を預かるという体験をされました。震災時の様子を聞かせて欲しいという要望に応えて,全国を「語り部」として回り,「命の大切さ」を中心テーマとして,全国各地での講演や授業を行い,本校が81回目ということです。
 講演会ではスライドで,当時の気仙沼を中心とする様々な震災の写真や動画を見せていただきました。今も「お守り」として,持っているという駐車券。あと12分遅く同じ道を通っていたら…。生死の境を分ける経験をされた伊東先生のお話には,命の大切さや人に接する優しさが伝わるエピソードが数々ありましたね。体育館で配られたビスケットの話…前の日から何も食べていないにもかかわらず,1枚多くとりすぎたから返しに来られた人。その人の生き方に感動しました。
 「この世にいらない命など絶対にない!」という言葉は,とても説得力があり,私たちの心に力強く響きました。

             【お礼の言葉】
 伊東先生、今日は私達のためにわざわざ洛友中学校にお越しいただいて本当にありがとうございました。
 今日の伊東先生のお話を聞いてすべてが心にしみました。人と人をつなぐものは「心」であるということ。その「心」と「心」が通じ合うことが「絆」となるということ。その「絆」が生きていく私達にとって大きな力にかわること。それが人間にとって一番大事であるということがよくわかりました。
 貴重な体験をわかりやすく私たちにお話しいただき本当にありがとうございました。
                  京都市立洛友中学校 生徒会長

中国楽器とピアノの夕べ 〜心をつなぐ調べがあれば〜

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 11月18日(月),「アジアの伝統楽器である二胡などを中心とした演奏を通して,中国,韓国・朝鮮,日本の音楽や楽器等について学び,異文化交流を深める」ことを目的に,“Bon ami(ボナミ)”のみなさんに来ていただき,全校で音楽を楽しみました。“Bon ami”とは,フランス語で“親友”という意味で,友だちの輪が大きく広がることを願って,洋楽・邦楽・中国音楽など幅広いジャンルの演奏活動をされているグループです。
 「金蛇狂舞」「トラジ・アリラン」「ジャスミン」「朧月夜」「川の流れのように」「母さんの歌」などの演奏を聴き,3組のYさんと1組のTさんが,それぞれアコーディオンと二胡で“Bon ami”と共演! 「星影のワルツ」や「彩云追月」など素晴らしい演奏を披露してもらえました。
 また,夜間部には,幼いころ育った国や故郷を想い,遠方で暮らす親や子を思い出していた生徒さんもいると思います。リクエストとともにそのような思いを事前に書いてもらい,曲の合間に紹介しながら,みんなで鑑賞しました。

「ジャスミン」
中国にいた時は,忙しくて歌うことはありませんでした。日本に来てからみんなと歌うようになりました。小学校で勉強したなつかしい歌です。

「まりと殿様」
小さいときに学校に行けなくて,字がわかりませんでした。他の子どもが楽しそうに「まりと殿様」を歌っていました。でも,私は歌いたくても歌えませんでした。

「川の流れのように」
両親は私が8歳のとき亡くなりました。悲しいとき,いつも歌を歌って明るく生きてきました。美空ひばりさんの曲を聴くと故郷を思い出します。ふるさとは舞鶴。青春の思い出がいっぱいあります。友だちがたくさんいて楽しい思い出がよみがえってきます。

「母さんの歌」
私は母と早く別れたので,お母さんが恋しいという気持ちがあります。「お母さん」のことを歌われた歌が心の中に残っています。

「いつの日君来る」
この歌は中国の古い民謡です。君といつの日か逢えるという希望を捨てずに待っています。という歌の内容が好きです。

お香の楽しみ方 〜匂い香づくり〜

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 飛鳥時代に仏教とともに大陸から伝わったと言われる「香」は,室町時代の東山文化の中で,茶道や華道とともに日本独自の文化として開花していきます。また,「香」の香りをかぐことで、脳内にアルファ波が発生し,エンドルフィンなどの心地よさをもたらす物質が分泌されるため,癒し効果があることもわかっています。
 11月14日(木),京都のお香の老舗「松栄堂」から辻 光一郎氏を迎えて,お香の原料や種類,日本の香り文化などについてのお話を聴いたあと,昼間部と夜間部が交流しながら合同で「匂い香づくり」を体験しました。7種類の天然の香料を使ったオリジナルな香づくりを楽しみました。
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4/4 春季休業終了

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