京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/09
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〜 朱雀大路の 名に負いし 我等今こそ 人の世の 恵みに応え 健やかに 若き命を 鍛えつつ 理想に燃えて 共に励まん ああ朱雀 ああ朱雀 ああ朱雀中学 学ぶわれらに 栄えあれ 〜

令和5年度 修了にあたり

 本日、令和5年度の修了式を行いました。校長1年目を無事に終えられたことに感謝するとともに、私を支えていただいた教職員のみなさん、保護者にみなさん、地域のみなさん、そして、一番の元気をくれた生徒のみなさんにお礼を言いたいと思います。本当に、ありがとうございました。そして、今年1年で得たことや感じたことなどを実現できるよう、また、朱雀中学校の教育を、さらにバージョンアップするよう、新たな気持ちで来年度も、取り組んでいきたい思います。
さて、先日15日に卒業式が挙行され、朱雀愛に包まれながら無事、終了したことを報告します。生徒会本部役員のみなさん、参列ありがとうございました。

「卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。クラス代表授与ではありますが、八十五名の皆さん一人ひとりに、期待を込めて卒業証書を渡すことができました。皆さんは中学校3年間の教育課程を修了し、小学校と合わせると9年間の教育課程を終えました。この9年間、いろいろなことがあったのではないでしょうか。しかし、そのたびに、少しずつ、一歩ずつ着実に成長していたのです。
君たちの心の中を見ることはできませんが、今日の姿を見ていると、優しくておだやかで、情熱に満ち溢れた心の中が見えるようです。また、先日の送る会での姿や本日のその姿から希望を感じました。希望は平等です。希望は愛です。希望は可能性です。私は、君たちとの出会いに感謝しています。修学旅行に一緒に行ったことや、いろいろな行事の中で、前向きで一生懸命な姿に感動したこと。そして何より、私の授業を聞いてくれたこと、このすべてにお礼を言いたいです。卒業生の皆さん、本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。どうぞ、あなた自身を大切にし、あなただけの人生を、あなたと関わるすべての人とともに歩んでいってほしいと願っています。本当に、たくさんの朱雀愛をありがとうございました。
 保護者の皆様、私たち教職員は、小学校の先生方から一人一人の希望を預かりました。大切な大切な希望です。一人一人の希望が成長するよう、強い風が吹けば、前に立ち、激しい雨が降れば傘を差し、強い日差しにはおだやかな風を送り、少しでも安心するよう、応援し、励まし続けました。
時には、誤解を生むことやお気持ちに沿えないこともあったのではないでしょうか。けれども、保護者の皆様は、私たち教職員を信頼し、暖かく見守っていただきました。本当にありがとうございました。
ここにいる85名のひとりひとりの夢と希望は、自らが、大きく成長させ、歩んでいけると信じています。どうぞこれからも、お子さんの夢と希望を見守り、一緒に育んでほしいと思います。そして、私たち大人は、15歳の、子どもたちが歩む社会が、夢と希望が持てるよう、自分らしく、ともに生きれるよう そんな社会を実現するために、できることを、考え続けなければならないと、思っています。」

 これは、式辞の中から一部、抜粋した内容です。急速に変化する社会において、生き抜く力をつけることは容易なことではありません。しかし、生徒たちが抱いた夢や希望を育めるよう励まし続けることはできると信じています。その思いを式辞に述べました。社会がどう変化しようが、生徒たちを応援し続けたいと思います。

 1年生のみなさん、この1年間はどうでしたか? 2年生のみなさん、来年度は最高学年ですよ。1年後、どうありたい? 1年間で何がしたい? 何ができる? 思い通りにならないとき、どうしましょう? など、問い続け、ビジョンをもって歩んでほしいと思います。
 
 改めて、1、2年生に皆さん、この1年間本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。4月から来年度がスタートしますが、希望をもって私たち教職員と一緒に生徒会目標「朱雀愛」育み歩んでいきましょう。期待しています。春休みが明けると、新入生が入学してきます。最高の「笑顔」で迎えましょう。

「きっと いい笑顔 と 出会える わくわく・ドキドキの春休み」

 保護者の皆様、いつも大変お世話になりありがとうございます。この1年間、お子さんを支え、担任をはじめ学年教師、学校と連携をとりながら、成長を見守り続けていただいたことに感謝申し上げます。学校は春休みに入ります。この間、ご家庭での生活を充実するためにも、お子さんと多くの時間をともに過ごしてほしいと思います。多感な時期の子どもたちが、大切な家族と一緒に過ごす大切な休みだと考えております。ぜひとも、お子さんを支え、励ましながら一歩ずつ成長する姿を楽しんでほしいと思います。来年度の目標など、お子さんと確認することもお勧めです。
 地域の皆様、いつもは、本校教育にご理解とご協力いただき、感謝申し上げます。春休みの間、生徒たちが地域で活動することが増えると思います。子どもの成長を見守りながら、危険が迫るときにはどうぞお声掛けください。「地域で育つ子どもたちが、地域を大切にできる」その基盤がここにはあります。学校ができることがあれば、何なりとお申し付けください。
それではみなさん、どうぞ、充実した春休みをお迎えください。

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3月の言葉

 3月に入りました。早いもので令和5年度も残り1か月となりました。今月は、3年生にとってある節目の月になります。7日に公立中期選抜学力検査があり、8日からは卒業に向けた取組、そして、第77回卒業式と中学校生活を締めくくる大切な節目の月です。1、2年生にとっても学年を締めくくる1か月で、3年生を送る会に向けた取組や学年レク、修了式と来年度のスタートを見据え、充実した3月にしてください。

「校長先生ありがとうございます。今日はうれしいことがありました。」と地域の方が私に報告をしてくれました。よく聞くと、本校の生徒が、「おはようございます」とあいさつをしてくれたそうです。地域の方はよっぽどうれしかったのか、素直なお気持ちがいっぱい言葉として溢れ、何度も何度も私にお礼を言ってくれたのです。生徒のあいさつが心にHitしたのでしょう。私まで気持ちが伝染し、自然と笑顔で溢れ、『やるじゃん』と心の中で生徒の行動に感動していました。私は、朝に校門付近に立って「おはようございます」と挨拶をしています。親近感を持つためには「おはよう」がいいのかと思うのですが、私は、あいさつは礼儀だと思っています。なので、生徒にも通学途中の高校生にも地域の方にも出勤途中の方にも「おはようございます」とあいさつをしています。一人一人に向けてあいさつするのでたくさんのあいさつになりますね。でも、もしかしたら、その人に向けた1回のあいさつが、その人の心にHitしているかもって、この話を聞いていて思いました。生徒のあいさつが、地域の方にHitしたように、誰かの心にHitしてくれたらうれしいですね。『言葉の力』ってやっぱりすごい。そう実感しました。なので、この3月は、今年度すべてのことへの感謝と、来年度の期待を込めて過ごしていきたいと思います。

 「ありがとうございます そして 次のステージに向けて 前進!前進!」

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2月の言葉

 今年も早1か月が経ち、2月に入りました。今年度も残り2か月になりました。
 能登半島で起きた地震の復興もまだまだ長期になる中、災害ボランティアの活動も始まり、募金の活動や復興事業など、支援の輪が現地にとどまることなく全国各地で続いています。あらためて、お亡くなりになった方々に哀悼の意を表するとともに被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
 さて、今年は、うるう年です。2月は29日まであります。そこで、うるう年について調べてみました。うるう年の目的は太陽の位置に基づく暦(太陽暦)と日常的に使用している暦(グレゴリオ暦)とのずれを修正することです。その方法として、4年ごとに1日追加するわけです。その1日が2月29日です。みなさん、知っていましたよね。うるうって何かなと思い、さらに調べました。うるう年は中国から入ってきた言葉で、うるうを漢字で書くと「閏」になります。意味は、はみだすといったところです。由来は、諸説ありますが、古く中国では暦からはみ出した日は、王が門の中に閉じこもって仕事をしないという決まりがあったそうで「閏」はその字を見ても分かるように、門の中に王がいることを表す字である。「閏」の漢字は元々日本にはなく、当時の日本人には読めなかったそうです。そこで「閏」という字を「潤」の字に当てはめたそうで、「潤」は日本にあった字で「うるう」や「うるむ」と読むことから、「閏年」を「うるう年」と読むようになったそうです。
 さらに、うるう年にちなんで4年に1度について調べました。オリンピック、パラリンピック、サッカーワールドカップなど知名度の高いものがあります。また、オリンピックにちなんで〇〇オリンピックという名称で4年に1度開催されるイベントが全世界各地で行われているそうです。私は調べてみて、私の〇〇オリンピックを開催してみようと思いました。一度もやっていないことでやってみたいことをテーマに、ふるさと再発見オリンピック(そばの食べ歩きをセットで)をしようかなと思います。ふるさと福井・越前を、そばを食べ歩きながら再発見したいと思います。3月には新幹線が敦賀まで伸びることもあるので楽しみです。君たちも4年に1度の何かを考えてみませんか?次のうるう年は4年後の2028年ですよ!
 今月は、1日から4日まで、京都市美術館・別館で、小さな巨匠展が開催されます。1組生徒の作品が展示されます。3年生は10日から私学入試、15日から公立前期選抜と本格的な入試が始まります。1、2年生は19日から3日間、学年末テストがあります。また、26日から公開授業参観週間もあります。保護者みなさん!公開授業参観週間での来校をお待ちしております。1、2年生のみなさん!今年度最後の学年末テストを控え、学習面のみならず生活面においても今年度の締めくくりと進級に向けての準備の期間です。あと2か月間、希望をもって一日一日を大切に過ごしてください。3年生のみなさん!自分を信じて臨んでください。焦らず、慌てずにね。

 「あせることなく あわてることなく 心配はいらない 
             一秒一秒の集中が 力になる」

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新年のあいさつ、1月の言葉

 全校生徒の皆さん、新年明けましておめでとうございます。令和6年が、また、令和5年度の3学期が、今日から始まります。
 冬休みはいかがでしたでしょうか。体調を崩した方はいませんか?朝は余裕をもって準備ができましたか?など、心配ごとがつきませんが、君たちに会えたことで、その不安は解消されました。
 私は、今年の干支について、ネットで調べてみました。2024年(令和6年)は辰年です。動物にあてはめると竜(龍)ですが、竜は十二支の中で唯一の想像上の動物です。「竜」は常用漢字で、「龍」は旧字体です。竜は古代中国の神話で神獣とされているので、中国では皇帝のシンボルとなっています。そのため、竜顔=帝王の顔、竜衣=帝王の衣服、竜影=帝王の姿など帝王にまつわるものには竜がつくことが多く、最上級の意で竜を用いることもあります。また、竜は四神(青竜、朱雀、白虎、玄武)のひとつで、水中に棲むとされ、なき声で嵐や雷雲を呼び、竜巻となって昇天し、飛翔します。竜の姿は「竜に九似あり」といわれるように、角は鹿、頭は駱駝、目は鬼、身体は蛇、腹は蜃(想像上の動物)、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ており、長い髭をたくわえ、あごの下に1枚だけ逆さに生えた逆鱗(げきりん)があります。竜はこの逆鱗に触れられるのが大嫌いで、触れられると激高するとされています。こういった竜の様子から、日本でも竜にちなんだ言葉や地名などが生まれたそうです。神話や神社、お寺にも竜にちなんだものがたくさんありますね。
 いろいろと調べていると、今年の目標となる言葉を発見しました。それが、「雲は龍に従い、風は虎に従う」です。
 校長として、1年目の締めくくりと、2年目の飛躍を込めて、この言葉を新年の決意としたいです。(立派で聡明な君主のもとには必ず賢臣がいること。また、君主に徳があれば必ず賢臣が現れることのたとえ)

 さて、みなさん。2つのお題「命を育てること」「身近な人のこと」について、考えてくれたと思いますが、改めて私も1日に発生した地震をきっかけに考えました。
 石川県能登地方で発生した地震で、日がたつごとにその被害状況が分かってきました。私は、生まれ故郷の福井県の実家にいて、地震と遭遇しました。横揺れが長く続きました。途中いろんなことを考えるくらい長い揺れでした。周りに落ちてくるものはないか、ストーブなど火の元を消したか、この後どんな恐怖が待っているのかなど、本当にいろいろなことを考えたり思ったりしました。気づけば、私は老いた母の手を握っていました。いの一番に母の安全を確保しようとしていたのでしょう。テレビでは、「逃げてください」「津波が来ます」と震源に近い日本海の沿岸近くの住民に呼びかけていました。呼びかけている方の必死さが言葉から伝わってきました。自分に今できることを必死で行っているのだと気づきました。
 被災状況が分かりつつある中、私が今できることは、被害にあった方々へ心を寄り添うこと、お亡くなりになった方々へのご冥福をお祈りすること。そして、私の命の尊さを再確認し、私に関わる人たちの安心を確保することだと考えました。

 さて、新しい年、2024年(令和6年)を迎え、皆さんはどのような目標をたてましたか。私は、新しい年を迎え、みなさんにいろいろなことにチャレンジしてほしいと思っています。チャレンジすることに必要な「勇気」を応援したいです。アイテムとして「笑顔」を持っていくといいよ。なぜなら「笑顔」は、無限パワーであり、世界の共通言語(高橋優「福笑い」)だから。
 
 「チャレンジしよう 笑顔 という アイテムを持って」

 さあ、2024年(令和6年)が始まりました。生徒のみなさん、自分の可能性を信じて歩んでいきましょう。教職員のみなさん、3学期も変わらぬ熱意で生徒とともに歩んでください。そして、みんなで安心して生活できる学校を、「朱雀愛」をつくっていきましょう。どうぞ、よろしくお願いします。

 保護者の皆様、いつも大変お世話になりありがとうございます。今年も、お子さんの成長を願い、支え、学校と連携をとりながら、見守り続けてほしいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 地域の皆様、いつもは、本校教育にご理解とご協力いただき、感謝申し上げます。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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2学期を終えて

 生徒の皆さん、早いもので令和5年度もいよいよ2学期終業式を迎えました。そして2023年も残りわずかとなりました。
 この1年間、皆さんは、様々な工夫や新しい形を取り入れての学校生活を少しでも充実させようと、本当によく頑張ったと思います。そして、2学期を終えるにあたり、昨日行われた学年集会では、どの学年も、それぞれしっかりと「振り返り」ができていました。とても、素晴らしいことです。

 1年生のみなさん。9か月がたちましたね。校長先生も校長になって9か月がたちました。一緒ですね。私は、校長先生として、少しは成長したと思っています。君たちはどうでしたか?
 2年生のみなさん。忙しかったですね。あれもあれも! 大変だったですね。でも、着実に乗り越えていましたよ。自信になったのでは。
 3年生のみなさん。心を1つに決めましたね。15歳の決断ですね。この決断を応援します。私たち全員で。 フレー フレー 3年生! フレフレ3年生! フレフレ3年生!
  
 令和5年を校長先生も振り返りました。校長先生の目標は、「誰もが楽しめる学校・朱雀愛でいっぱいの学校。そういう集団を創り上げていく」ことです。「創り上げる」ではなく「創り上げていく」がポイントで、この目標の主語は、生徒のみなさんと教職員のみなさんです。そして、その応援団は、保護者の方々や地域の方々です。
 この目標は、現在進行形です。到達度は常に変化しますが、現在は85%到達していると思っています。その根拠は、「明日学校に行きたいな」と思えるからです。
 集団ときいて思い出しました。誰かが、「いい集団は、80%の楽しさと20%の我慢」と言っていました。どのように思いますか?
 校長先生は、集団生活で忘れがちなことへの教訓ではないかなと思うのです。楽しくていい集団には、我慢をしている人が必ずいる。我慢している人が常に我慢していれば、良くないよね。これはいい集団じゃなく、いじめにつながる集団ですね。そこで、我慢という言葉を「譲る」「許す」「助ける」「支える」というふうに変えてみました。そう考えると、なんだかしっくりきました。いい集団には、きっと、譲ったり、許したり、助けたり、支えたりしている人がいるっていうこと。だから、忘れてはいけない大切なことだと思うのです。さらにそれを、「譲り合う」「許し合う」「助け合う」「支え合う」に変えることで、お互いが、いい集団を築きあげていこうという思いが伝わってきます。

 言葉を変えることで前向きにとらえる。これは、まさにリフレーミング。保健室の前の掲示板に特集されていますね。保健室の掲示板って、楽しいですよね。
 ここで、リフレーミングの練習をしましょう。たとえば、「がんこで飽きっぽいな」と言われるより「意志が強くて好奇心旺盛だね」「落ち着きがなく、長続きしないね」と言われるより「元気よく、いろいろなことに興味があるんだね」のように、前向きな言葉で表現してみると、いやな気持にはならないですよね。

 最後に、考えてほしいこと2つです。
 1つ目は、「命を育てること」です。大谷選手の契約金10年7億ドル(日本円で約1015億円)です。すごいですね。比べることではないのですが当然、それ以上の価値があるのが命です。命を育てる方法を考えてください。
 2つ目は、人権学習を終えて、いろいろなことを考えてくれたと思います。人権学習で学んだことをベースにして、今度は、「身近な人のこと」について考えてみてください。(友人、関わりのある人や関わりのない人、おうちの人、先生など)ケンカしちゃった・いやな思いをさせたかな・謝りたいけど・元気がないけどどうしたのかな、悩みを抱えているのかな、なかなか学校にきていないな、など、いろいろ振り返り考えてください。このことがきっと、身近な人を理解することへつながり、お互いがお互いの多様性を認めあう雰囲気を築くことになるのではないでしょうか。
 今回、校長先生も、人権について学びました。それは、LGBTs(性的マイノリティ)についてです。この学習を通して、LGBTsの理解を深め、今まで以上に多様性を認めることの大切さに気付きました。まずは、私自身が多様性を認め、受け入れる姿勢を持つこと。そして、行動してみること。さらに、生きづらさを感じることのない環境を作ること。など多くを学びました。どうぞ、この冬休みに、「命を育てること」「身近な人のこと」この2つのことについて考えてみてください。

 保護者の皆様、いつも大変お世話になりありがとうございます。この2学期間、お子さんを支え、担任をはじめ学年教師、学校と連携をとりながら、成長を見守り続けていただいたことに感謝申し上げます。学校は冬休みに入ります。この間、ご家庭での生活を充実するためにも、お子さんと多くの時間を共に過ごしてほしいと思います。多感な時期の子どもたちが、大切な家族と一緒に過ごす大切な休みだと考えております。ぜひとも、お子さんを支え、励ましながら一歩ずつ成長する姿を楽しんでほしいと思います。
 地域の皆様、いつもは、本校教育にご理解とご協力いただき、感謝申し上げます。冬休みの間、生徒たちが地域で活動することが増えると思います。子どもの成長を見守りながら、危険が迫るときにはどうぞお声掛けください。「地域で育つ子どもたちが、地域を大切にできる」その基盤がここにはあります。学校ができることがあれば、何なりとお申し付けください。

 それではみなさん、どうぞ、よい年をお迎えください。

 2学期毎月のメッセージ集
「ねばり強く、笑顔でふきとばせ」 
「秋は夕暮れ。 昔も今も 朱色の空に いやされる 」
「ちょこっと勇気」してみませんか?
「生まれて いただいたもの それは 名前と権利 です」

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12月の言葉

 12月に入りました。早いもので、もう一年の終わりの月となりましたね。
 師も走るような忙しい月、師走。と言われていますが、何やら確かに忙しい感じはしますが、クリスマスというイベントや、新年を迎える準備のわくわく感など、一方で喜びもあるのでは?
もしかしたら、忙しさも楽しさもあり、あっという間に走り去る月なのでしょうか。
 さて、12月は、1年生は校外学習のまとめとプレゼンテーションの準備、2年生は人権学習、3年生は進路写真撮影などの進路の取組、1組は合同運動会と、学年や学級においてもたくさんの取組がありますね。また、学年ごとの2学期を締めくくる学年集会の取組もあります。頑張りましょう。そんな中、個別懇談会が13日(水)から予定されています。20日(水)には人権啓発の朱雀フォーラム、22日(金)は終業式と、やはり忙しいですね。ですが、この12月に考えてほしいことが2つあります。
 1つ目は、2学期を振り返りと同時に今年1年間のことを振り返ってください。1年生は、小学校6年生から中学生になったこと。2年生は、後輩が入学してから学校をリードする存在になったこと。3年生は、学校をリードする存在から今まで以上に自分自身について考え、進路実現に向かうこと。など、自分に合うテーマを1つ設定して考えてみてください。きっと、そこには「成長」という言葉がぴったりと当てはまるのでは?
 もう1つは、人権についてです。
文部科学省のHPを見てみると以下の内容が記されてありました。
「昭和23年(1948年)12月10日、国際連合第3回総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、「世界人権宣言」が採択されました。
世界人権宣言は、基本的人権尊重の原則を定めたものであり、人権保障の目標や基準を初めて国際的にうたった画期的なものです。
採択日である12月10日は、「人権デー(Human Rights Day)」と定められています。法務省の人権擁護機関では、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定め、昭和24年(1949年)から毎年、各関係機関及び団体とも協力して、全国的に人権啓発活動を特に強化して行っています。
いじめや虐待、性被害等のこどもの人権問題、インターネット上の人権侵害、障害のある人や外国人、性的マイノリティ等に対する偏見や差別、部落差別(同和問題)、ハンセン病問題といった多様な人権問題が依然として存在しています。
 これらの問題の解決には、私たち一人一人が様々な人権問題を、自分以外の「誰か」のことではなく、自分のこととして捉え、互いの人権を尊重し合うことの大切さについて、認識を深めることが不可欠です。
 令和5年(2023年)も、12月4日(月)から12月10日(日)の1週間を「第75回人権週間」と定め、様々なメディアを活用して、全国各地で集中的に人権啓発活動を行います。この人権週間をきっかけに人権について考えてみませんか。」
         (文部科学省HPより)
 文部科学省のHPにもあるように、私たちの身近にある人権問題について、考えてほしいと思うのですが、今回私は、考えてほしい人権のテーマを2つ示します。考えるポイントを参考にしてぜひ、考えてみてください。
【テーマ1】 自分の人権が守られていますか?
 考えるポイント:楽しく生活できていますか?、悩みをずっと抱えていませんか?、眠れていますか?、十分に食事がとれていますか?、助けてほしいことがありませんか?、安心して学校に登校できていますか?など
【テーマ2】 相手の人権を守っていますか?
 考えるポイント:楽しく生活できていますか?、悩みをずっと抱えていませんか?、眠れていますか?、十分に食事がとれていますか?、助けてほしいことがありませんか?、安心して学校に登校できていますか?など
 気づいたでしょうか?考えるポイントが同じだったこと。自分事と相手の立場にたって考えることが大切なのですね。
 自分の人権が守られていることに気づくことが、相手の人権を守ることになっているのかなと思います。自分の安心が、相手の安心につながります。
 私も、人権について考えてみました。テーマは、「名前と権利」です。
まず、名前についてです。名前には、思いや願いが詰まっている。今までの人生を振り返りながら、改めて「繁穂」という名前について、命名してくれた親や大切に育ててくれた家族の思いや願いについて考えてみました。それと同時に、私に関わってくれた人や友人のことについても考えてみました。そこには、ほんとうにたくさんの感謝があふれていました。
 次に、権利についてです。生まれたときに多くの権利をいただきました。その権利を正しく使いたいです。そして、正しく使うために、道徳性を養いたいと思いました。感謝する心、人を大切にする気持ち、自然愛護、向上心、社会参画、公共の精神、友情・信頼、希望と勇気、公正・公平、社会正義、相互理解など、道徳心を充実したいです。

生まれて いただいたもの それは 名前と権利 です。

では、みなさん。12月は、いろいろ考えて、そして、令和6年を迎えましょう。

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11月の言葉

 11月を迎えました。朝晩は気温も下がり、木々が色づき、紅葉が楽しめる季節になりました。しかし、一日の寒暖の差が激しいので、体調管理をしっかりしないといけないですね。
 さて、2学期も半ばを過ぎ、10月には体育大会・合唱コンクール・展示発表といった大きな行事も開催され大成功に終わったのではないでしょうか。本当にお疲れさまでした。感動と達成感を味わうことができました。ありがとうとお礼が言いたいです。また、朱雀愛を感じ、ますます朱雀中学校が好きになりました。
 11月は、生徒会役員選挙、後期の学級役員の選出、認証式、生徒会役員新旧交代式、公開授業週間、2年生チャレンジ体験、自転車安全教室、第3回定期テスト、各学年総合的な学習の時間の取組が予定されています。盛りだくさんの学校生活で、何か、新しい自分に出会える予感がします。勇気を出して前に進めそうなそんな気がします。
 先日、吹奏楽部の演奏を聴きに行きました。聞くたびに「音楽っていいよな」と感じますが、その都度、思うことがあります。あの迫力はどこから感じるのでしょうか。個の演奏が重なり、美しいハーモニーを奏でるのです。合唱コンクールのときも思ったのですが、集団の力ですね。改めてそう感じました。そこには、仲間を信じる力と、共にやり切ろうとする気持ちがあるからではないでしょうか。そんな、仲間を信じていれば、勇気がおのずと出てくるのです。また、少しの勇気をだすから、仲間が集まるのかな。そんなことを感じます。
 20年位前の話ですが、生徒会に進めた生徒を思い出しました。スポーツが得意な生徒ですが、学習面もしっかり頑張っていました。そんなAさんに、教育相談で生徒会を進めました。一言「いやです」と。「なぜ」と問うと、「今一生懸命に頑張っています。これ以上はできません」と返答が・・ なぜ私が生徒会を進めたかというと、経験したことのないことを経験してほしかったことと、何よりしんどいことを楽しめる生徒だと感じたからです。でも、無理はさせたくなかったので「じゃ、1日だけ考えて」と伝えました。その翌日、Aさんは「やります」と言ってくれました。そのとき、Aさんの背景を考えました。おうちの人が後押ししてくれたのかな。友人の支えもあったのかな。あまり前に出たくないタイプだったのでかなり勇気を出してくれたのかな。と、申し訳ないと同時に、しっかりサポートするぞと決意しました。Aさんは生徒会をしっかりとやり切りました。今、Aさんは、学校の先生になって、自分の生徒に勇気を与えています。
自分で勇気を出すことは素晴らしいです。しかし、誰かの言葉や姿勢から勇気をもらうことも素晴らしいことです。
 チェンジすることは勇気がいること。でも、その勇気の先には、チャンスが必ず待っている。そのチャンスをつかむのは自分自身であること。

「ちょこっと勇気」してみませんか?

 11月は、「ちょこ勇気」をしてみようと思います。何か新しい自分と出会う予感がするからです。

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10月の言葉

今年もいよいよ10月に入りました。日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝夕は随分と涼しくなり、日ごとに秋の気配を感じる季節となりました。

さて、今月は5日(木)に「体育大会」が、13日(金)には「文化祭」が4年ぶりに開催します。

今年度の学校行事のテーマは『やりきったもんが真のビクトリー』です。

是非、みなさんの力で、朱雀中学校に新しい風を吹き起こしてほしいと思います。期待していますよ。

この「体育大会」や「文化祭」は、皆さんが一生懸命取り組んだ成果を発揮する場です。また、「文化祭」の取組の1つに「合唱コンクール」があります。これらの取組を通して、集団の力を高めてください。クラスとしての団結、学年としての協働、学校としての朱雀愛、楽しみにしています。

学校における行事の素晴らしさは、「取組む過程」にあると思います。なぜ素晴らしいと思うのでしょうか。それは、私のいくつもの体験が物語っているからです。皆さんには皆さんだけのストーリーがあります。そのストーリーをぜひ体験してください。きっと、多くの人がそう思うでしょう。

でも、やっぱり大変ですね。クラスをまとめたり、学年をまとめたり、学校をまとめたりすることは。それぞれのリーダーがいて、それぞれの思いがあって。いいものができればきっといいってわかっているのに・・・。

私は、夕焼けに元気をもらいます。見るたびにいやされます。そうやって、乗り越えてきたような気がします。もし、笑顔がでないときや元気がないときは、ぜひ、夕方の空を見てください。だって、清少納言さんも語っているよね。

「秋は夕暮れ。 昔も今も 朱色の空に いやされる 」

さあ、皆さんで「体育大会」「文化祭」を大いに楽しみましょう。やりきりましょう。そして、今以上に成長した皆さんにお会いしましょう。「朱雀愛」を期待しています。

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9月の言葉

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。熱中症対策や体調管理は大丈夫でしょうか。2学期が始まって1週間が過ぎました。学校生活のリズムを取り戻してきたころではないかと思います。9月は、2学期に行う体育大会、展示鑑賞、合唱コンクール、生徒会役員選挙等の取組の準備期間です。また、小学6年生を迎えるふれあい探検in朱雀中や、第2回定期テストがあり、忙しくなりそうです。部活動では秋季大会が始まり、テスト期間中と重なる部活動もあります。こんな時に役立つのがフォーサイト手帳です。早めの計画が安心へと導いてくれるでしょう。生徒のみなさん、9月も先生たちと一緒に乗り切りましょう。そして、一緒に成長していきましょう。
保護者の皆様、いつも大変お世話になりありがとうございます。この9月も、お子さんを支え、担任をはじめ学年教師、学校と連携をとりながら、成長を見守り続けてください。
地域の皆様、いつもは、本校教育にご理解とご協力いただき、感謝申し上げます。2学期は、多くの学校行事があります。地域行事も復活します。生徒たちの元気な声、吹奏楽部の演奏、スピーカーから流れる音楽や音など、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

 「ねばり強く、笑顔でふきとばせ」

9月の言葉は、何事も、ねばってみよう。笑ってみよう。ということです。
あきらめず、ねばり強く取り組むことで、新たな発見と自信につながるのでは。またそのことは、人に感動を与えるのではないかな。日本男子バスケットボールのフィンランド戦、ベネズエラ戦をみて、そう確信しました。そう、「ねばり」です。
笑顔って、安心のキーワードですね。表情から見る笑顔は、他人を元気づけます。勇気づけます。ほっとさせます。でも、ここでいう笑顔は心のことです。見えない胸の内を笑顔で満たしてほしいという願いです。笑顔の表情が見えなくても、心は笑ってほしい。そう願います。だって、笑顔を見せるって恥ずかしいですものね。

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令和5年度 2学期がスタートしました。

今年の夏休みは、連日厳しい猛暑が続いたかと思えば、各地で被害をもたらすような台風や特別警報が出された地域、局地的大雨もあり被害にあわれた方や、また、湖や河川、海での死亡事故の報告など、胸を痛めることがありました。今週に入ってもまだまだ残暑が厳しい日が続いています。毎日の生活の中で、熱中症対策には十分に気を配ってください。そのような中ですが、本日の朝、さわやかなあいさつが聞こえ、皆さんが元気に登校してくる様子を見て、たいへんうれしく思っています。
さて、皆さんは、夏休み、どのように過ごしたでしょうか。夏休みの目標が達成できたでしょうか。
1年生は、これから、さらに学習内容も難しくなってきます。また、生徒会活動での役割も増えてきます。部活動においては、秋季新人大会もあります。もう一度、朱雀中学校生としての基礎・基本の力を身に付けることができているか、考えてみましょう。中学校での毎日の生活や学習のリズムにのることができているか、授業の受け方がわかってきたか、など、様々な観点から、自分自身を見つめなおしてください。
2年生は、学習の量が一段と増えてきます。毎日の積み重ねが、今後の大きな力になります。特に家庭学習を大切にして計画的な学習を進めるようにしましょう。自分の進路や将来について具体的に考える入口となるよう、様々な職業についての学習を通して、2日間のチャレンジ体験を主体的に、取り組んでください。また、生徒会活動や部活動において、3年生に代わって、学校の中心となって活躍する時となります。是非、積極的な姿勢を忘れずに、朱雀中学校のよき伝統を引き継いでください。
3年生は、あと半年あまりで、卒業をむかえます。2学期は、卒業後の進路希望を決定する大事な時です。自分の力で進路選択をし、将来につながる一歩を期待しています。目的を持って学習に取り組み、学力向上に繋げてください。
そして、教職員のみなさん。2学期も変わらぬ熱意で生徒とともに歩んでください。生徒のみんなが安心して学校生活が送れるよう、よろしくお願いします。

さて、2学期は、全校での体育大会や合唱コンクールなどの行事も控えています。いろいろな取組や行事を通して、多くのことを学んでほしいと思っています。
常に、お互いのことを思いやる、温かい雰囲気を作っている この朱雀中学校において、他者との関わりを大切に、自ら進んで行動し、未来を創造できる中学生を目指しましょう。また、朱雀中学校の先生方は、みな、一人一人を大切に考えて、皆さんと、とてもていねいに関わり続けてくれています。もし、何か困ったことや、悩んだりすることがあれば、遠慮せずに、先生に話してみてください。
まだまだしばらく暑い日々が続きます。この長い2学期を、是非、前向きに取り組み、生徒・教職員、みんなの力で、わが「朱雀愛」をますます育んでいきましょう。
保護者の皆様、いつも大変お世話になりありがとうございます。これから始まる2学期も、お子さんを支え、担任をはじめ学年教師、学校と連携をとりながら、成長を見守り続けてください。
地域の皆様、いつもは、本校教育にご理解とご協力いただき、感謝申し上げます。2学期は多くの学校行事があります。地域行事も復活します。生徒たちの元気な声、吹奏楽部の演奏、スピーカーから流れる音楽や音など、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

●新しい先生の紹介
新しいALTの先生をご紹介します。パーキンス ジョセフ 先生です。 
出身地 アメリカ どうぞよろしくお願いします。

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