京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/20
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〜 朱雀大路の 名に負いし 我等今こそ 人の世の 恵みに応え 健やかに 若き命を 鍛えつつ 理想に燃えて 共に励まん ああ朱雀 ああ朱雀 ああ朱雀中学 学ぶわれらに 栄えあれ 〜

2学期を終えて

 生徒の皆さん、早いもので令和5年度もいよいよ2学期終業式を迎えました。そして2023年も残りわずかとなりました。
 この1年間、皆さんは、様々な工夫や新しい形を取り入れての学校生活を少しでも充実させようと、本当によく頑張ったと思います。そして、2学期を終えるにあたり、昨日行われた学年集会では、どの学年も、それぞれしっかりと「振り返り」ができていました。とても、素晴らしいことです。

 1年生のみなさん。9か月がたちましたね。校長先生も校長になって9か月がたちました。一緒ですね。私は、校長先生として、少しは成長したと思っています。君たちはどうでしたか?
 2年生のみなさん。忙しかったですね。あれもあれも! 大変だったですね。でも、着実に乗り越えていましたよ。自信になったのでは。
 3年生のみなさん。心を1つに決めましたね。15歳の決断ですね。この決断を応援します。私たち全員で。 フレー フレー 3年生! フレフレ3年生! フレフレ3年生!
  
 令和5年を校長先生も振り返りました。校長先生の目標は、「誰もが楽しめる学校・朱雀愛でいっぱいの学校。そういう集団を創り上げていく」ことです。「創り上げる」ではなく「創り上げていく」がポイントで、この目標の主語は、生徒のみなさんと教職員のみなさんです。そして、その応援団は、保護者の方々や地域の方々です。
 この目標は、現在進行形です。到達度は常に変化しますが、現在は85%到達していると思っています。その根拠は、「明日学校に行きたいな」と思えるからです。
 集団ときいて思い出しました。誰かが、「いい集団は、80%の楽しさと20%の我慢」と言っていました。どのように思いますか?
 校長先生は、集団生活で忘れがちなことへの教訓ではないかなと思うのです。楽しくていい集団には、我慢をしている人が必ずいる。我慢している人が常に我慢していれば、良くないよね。これはいい集団じゃなく、いじめにつながる集団ですね。そこで、我慢という言葉を「譲る」「許す」「助ける」「支える」というふうに変えてみました。そう考えると、なんだかしっくりきました。いい集団には、きっと、譲ったり、許したり、助けたり、支えたりしている人がいるっていうこと。だから、忘れてはいけない大切なことだと思うのです。さらにそれを、「譲り合う」「許し合う」「助け合う」「支え合う」に変えることで、お互いが、いい集団を築きあげていこうという思いが伝わってきます。

 言葉を変えることで前向きにとらえる。これは、まさにリフレーミング。保健室の前の掲示板に特集されていますね。保健室の掲示板って、楽しいですよね。
 ここで、リフレーミングの練習をしましょう。たとえば、「がんこで飽きっぽいな」と言われるより「意志が強くて好奇心旺盛だね」「落ち着きがなく、長続きしないね」と言われるより「元気よく、いろいろなことに興味があるんだね」のように、前向きな言葉で表現してみると、いやな気持にはならないですよね。

 最後に、考えてほしいこと2つです。
 1つ目は、「命を育てること」です。大谷選手の契約金10年7億ドル(日本円で約1015億円)です。すごいですね。比べることではないのですが当然、それ以上の価値があるのが命です。命を育てる方法を考えてください。
 2つ目は、人権学習を終えて、いろいろなことを考えてくれたと思います。人権学習で学んだことをベースにして、今度は、「身近な人のこと」について考えてみてください。(友人、関わりのある人や関わりのない人、おうちの人、先生など)ケンカしちゃった・いやな思いをさせたかな・謝りたいけど・元気がないけどどうしたのかな、悩みを抱えているのかな、なかなか学校にきていないな、など、いろいろ振り返り考えてください。このことがきっと、身近な人を理解することへつながり、お互いがお互いの多様性を認めあう雰囲気を築くことになるのではないでしょうか。
 今回、校長先生も、人権について学びました。それは、LGBTs(性的マイノリティ)についてです。この学習を通して、LGBTsの理解を深め、今まで以上に多様性を認めることの大切さに気付きました。まずは、私自身が多様性を認め、受け入れる姿勢を持つこと。そして、行動してみること。さらに、生きづらさを感じることのない環境を作ること。など多くを学びました。どうぞ、この冬休みに、「命を育てること」「身近な人のこと」この2つのことについて考えてみてください。

 保護者の皆様、いつも大変お世話になりありがとうございます。この2学期間、お子さんを支え、担任をはじめ学年教師、学校と連携をとりながら、成長を見守り続けていただいたことに感謝申し上げます。学校は冬休みに入ります。この間、ご家庭での生活を充実するためにも、お子さんと多くの時間を共に過ごしてほしいと思います。多感な時期の子どもたちが、大切な家族と一緒に過ごす大切な休みだと考えております。ぜひとも、お子さんを支え、励ましながら一歩ずつ成長する姿を楽しんでほしいと思います。
 地域の皆様、いつもは、本校教育にご理解とご協力いただき、感謝申し上げます。冬休みの間、生徒たちが地域で活動することが増えると思います。子どもの成長を見守りながら、危険が迫るときにはどうぞお声掛けください。「地域で育つ子どもたちが、地域を大切にできる」その基盤がここにはあります。学校ができることがあれば、何なりとお申し付けください。

 それではみなさん、どうぞ、よい年をお迎えください。

 2学期毎月のメッセージ集
「ねばり強く、笑顔でふきとばせ」 
「秋は夕暮れ。 昔も今も 朱色の空に いやされる 」
「ちょこっと勇気」してみませんか?
「生まれて いただいたもの それは 名前と権利 です」

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12月の言葉

 12月に入りました。早いもので、もう一年の終わりの月となりましたね。
 師も走るような忙しい月、師走。と言われていますが、何やら確かに忙しい感じはしますが、クリスマスというイベントや、新年を迎える準備のわくわく感など、一方で喜びもあるのでは?
もしかしたら、忙しさも楽しさもあり、あっという間に走り去る月なのでしょうか。
 さて、12月は、1年生は校外学習のまとめとプレゼンテーションの準備、2年生は人権学習、3年生は進路写真撮影などの進路の取組、1組は合同運動会と、学年や学級においてもたくさんの取組がありますね。また、学年ごとの2学期を締めくくる学年集会の取組もあります。頑張りましょう。そんな中、個別懇談会が13日(水)から予定されています。20日(水)には人権啓発の朱雀フォーラム、22日(金)は終業式と、やはり忙しいですね。ですが、この12月に考えてほしいことが2つあります。
 1つ目は、2学期を振り返りと同時に今年1年間のことを振り返ってください。1年生は、小学校6年生から中学生になったこと。2年生は、後輩が入学してから学校をリードする存在になったこと。3年生は、学校をリードする存在から今まで以上に自分自身について考え、進路実現に向かうこと。など、自分に合うテーマを1つ設定して考えてみてください。きっと、そこには「成長」という言葉がぴったりと当てはまるのでは?
 もう1つは、人権についてです。
文部科学省のHPを見てみると以下の内容が記されてありました。
「昭和23年(1948年)12月10日、国際連合第3回総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、「世界人権宣言」が採択されました。
世界人権宣言は、基本的人権尊重の原則を定めたものであり、人権保障の目標や基準を初めて国際的にうたった画期的なものです。
採択日である12月10日は、「人権デー(Human Rights Day)」と定められています。法務省の人権擁護機関では、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定め、昭和24年(1949年)から毎年、各関係機関及び団体とも協力して、全国的に人権啓発活動を特に強化して行っています。
いじめや虐待、性被害等のこどもの人権問題、インターネット上の人権侵害、障害のある人や外国人、性的マイノリティ等に対する偏見や差別、部落差別(同和問題)、ハンセン病問題といった多様な人権問題が依然として存在しています。
 これらの問題の解決には、私たち一人一人が様々な人権問題を、自分以外の「誰か」のことではなく、自分のこととして捉え、互いの人権を尊重し合うことの大切さについて、認識を深めることが不可欠です。
 令和5年(2023年)も、12月4日(月)から12月10日(日)の1週間を「第75回人権週間」と定め、様々なメディアを活用して、全国各地で集中的に人権啓発活動を行います。この人権週間をきっかけに人権について考えてみませんか。」
         (文部科学省HPより)
 文部科学省のHPにもあるように、私たちの身近にある人権問題について、考えてほしいと思うのですが、今回私は、考えてほしい人権のテーマを2つ示します。考えるポイントを参考にしてぜひ、考えてみてください。
【テーマ1】 自分の人権が守られていますか?
 考えるポイント:楽しく生活できていますか?、悩みをずっと抱えていませんか?、眠れていますか?、十分に食事がとれていますか?、助けてほしいことがありませんか?、安心して学校に登校できていますか?など
【テーマ2】 相手の人権を守っていますか?
 考えるポイント:楽しく生活できていますか?、悩みをずっと抱えていませんか?、眠れていますか?、十分に食事がとれていますか?、助けてほしいことがありませんか?、安心して学校に登校できていますか?など
 気づいたでしょうか?考えるポイントが同じだったこと。自分事と相手の立場にたって考えることが大切なのですね。
 自分の人権が守られていることに気づくことが、相手の人権を守ることになっているのかなと思います。自分の安心が、相手の安心につながります。
 私も、人権について考えてみました。テーマは、「名前と権利」です。
まず、名前についてです。名前には、思いや願いが詰まっている。今までの人生を振り返りながら、改めて「繁穂」という名前について、命名してくれた親や大切に育ててくれた家族の思いや願いについて考えてみました。それと同時に、私に関わってくれた人や友人のことについても考えてみました。そこには、ほんとうにたくさんの感謝があふれていました。
 次に、権利についてです。生まれたときに多くの権利をいただきました。その権利を正しく使いたいです。そして、正しく使うために、道徳性を養いたいと思いました。感謝する心、人を大切にする気持ち、自然愛護、向上心、社会参画、公共の精神、友情・信頼、希望と勇気、公正・公平、社会正義、相互理解など、道徳心を充実したいです。

生まれて いただいたもの それは 名前と権利 です。

では、みなさん。12月は、いろいろ考えて、そして、令和6年を迎えましょう。

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