技術科 2年生 エネルギー変換 並列回路と等価回路

　エネルギー変換分野や電気分野でいつも戸惑うところは、目に見えないものを、どう考えるかだと思います。事前のアンケートや質問で、エネルギーに対しての実感は、少しはあるようですが、実際に体験しないと分からないものです。最近は遠赤外線ヒータが流行りです。
　これは、遠赤外線を利用することで、電気ストーブのように直接的・体感的には暖かく感じないものですが、確実に体の芯から温める事が出来ます。そういったことを説明するのに、カリキュラムマネージメントが役立ちます。本校では、理科や音楽、美術的ミカタと連携し理科的には赤外線という理解。音楽的には音波に乗じた波長という理解。そして技術的にはどのような原理でどのような効果を目指すかという理解。最後に美術的にどのようなデザインがベストかという理解にグループワーク活動を取り入れ、課題にチャレンジしています。エネルギー変換分野では、身近な電気を中心に履修しています。基本回路を構成して、それぞれのその場の状況や条件などを加味して、オリジナルの回路を構築します。
　ブロック教材を用いて、昔にいそしんだ感覚でブロックを配置できます。そのブロックには実物の電子部品が実装されているので、生徒たちは協力し合い、要領よく回路を制作して、課題に挑んでいました。並列回路を等価回路化することで均等に電気が流れるようになります。またお家での話題にしていただければ幸いです。