京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/24
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読書の秋

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『読書の秋、子ども達に…』
11月3日は文化の日、それをはさむ2週間は『読書の日』です。日が暮れるのが早いこの季節、宮山の子ども達には、ぜひたくさんの本と出会ってほしいですし、学校では、読書活動で子ども達の豊かな育ちをめざしていけるよう取組を進めています。
それでは、いったい本を読むことで、子ども達にどんな力が育っていくのでしょう。
まず、「ことばの力」です。
「言葉は人間にとって『脳みそ』そのもの。人間は言葉を覚えることによって知識を得て、考えることができるようになる。コミュニケーションをとりながら自分というものを確立していく。言葉が正確で豊かなものでないと、自分の考えも正確で豊かなものには成りえない。」(阿刀田高)
子ども達は、国語のみならず、すべての教科で「ことば」を使っての学習をしています。また、さまざまな友達とコミュニケーションをとりながら人間関係力を高めていくのも、夢をもって未来に向かう力を得るのも、すべて「ことば」を通してです。自由に使えるようになることで脳が育ち、考えるための大切なツール(道具)としての「ことば」が、本にはいっぱいつまっています。さらに、持っている「ことば」の多い・少ない、自由に使える・使えないとでは、学力にも人間力にも大きく差が出てきてしまうことも確かなことです。
また、本には、ふだんの生活の中で決して出会うことのできない人々との、響きあいがあります。読んだ本の作者の数だけ、人の人生を共に生きることができるのです。それは、行ったことのないところでも道案内ができるようなものです。ハリーポッターの世界に入り、一緒に旅に出られるように、また、がまくんとかえるくんの友情を少しだけ分けてもらえるように、読んだ本の数だけ、経験することができない場所に行け、作者が心を込めて育んだ宝物のような世界を、存分に味わうこができるのです。未来にも過去にも、アフリカにも北極にも、宇宙の果てまでも、うきうきしながらページをめくることで、行けます。
学校では、図書館ビフォーアフターが終わり、本が読みやすく借りやすくなりました。また、図書館の約2000冊、学級・ろうか図書の約2000冊の本を地域の力も借りながら増やすこともでき、読書環境はずいぶん充実してきました。「いつも手もとに本を!」をかけ声に、朝の時間には読書タイムを設けたり、図書支援員の方に毎週来ていただき本の楽しみ方を教えてもらったりすることで、学校での読書量は増えてきました。
おうちのほうでも、ぜひ子ども達が本に親しむことができる場を作ってほしいと願っています。醍醐の図書館に行って一緒に本を借りたり、テレビを消してお母さんと一緒に教科書を読む時間を作ったり、読んだ本の話を聞いたり、ちょっとしたことで、子ども達は本に気持ちが向かっていくことでしょう。
優しくて、想像力があり、夢がいっぱい持てる子ども達のために、この秋の旬の活動、読書で、世界をぐんぐん広げていってほしいです。

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