京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/14
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学校教育目標 「自ら学ぶ意欲と豊かな人間性をもち 心身ともにたくましく生きる藤ノ森の子」 〜すべては藤ノ森の子どものために〜

見てないところで…

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 またまた学習発表会の時のこと。いつまで続くんや?という声が聞こえてきそうですが,やっぱりお伝えしたいので…。
 様々な行事や取組の準備を進める中で,子ども達の衣装や持ち物など「作る」作業があります。子ども達の「見た目」に関わる重要な作業です。その一方で,見た目には残らない準備もあります。例えば「伴奏」はその一つ。伴奏は,どうしても練習が必要ですし,時間がかかるものです。もちろん私のような「ピアノの伴奏は人さし指一本でいく」派の人間はそういった役目がまわってくることはありませんので関係のないことではありますが,このような役目を担う方は,楽譜を見てすぐに演奏できるのだろうと思います。そして,頭の中でイメージしながら日々を過ごすこととは思います。それでもやっぱり子ども達に合わせて,子ども達のペースで演奏するのはとても難しいだろうと思います。ましてや,「あっ,失敗しちゃった!」と開き直ることができない状況ですから,その緊張感たるや想像に難くありません。
 それを人知れず,コツコツと準備を進めるってかっこいいです。本当にかっこいい。主役である「子ども」の邪魔にならないよう,ひっそりと,でもしっかりと…。「縁の下の力持ち」とはこういったことができる人のことを指すのでしょう。陰日向で咲く花のように,力強いその姿,とっても素敵だなと思ったのです。
 ちなみに,2年前に伴奏を試みた「大好きだから!」と学年の意見を完全に無視して決定した合唱曲,未だに練習しているのですが,やはり私には無理なようで…。いつの日か,私もっ!!と改めて心に決めた今年の学習発表会でした…。

背伸びをするから見えてくるもの

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 学習発表会本番を控えた11月28日(木),学校近くの保育所・幼稚園の子ども達をお招きし,1年生のリハーサルを行ったときのこと。1年生たちは,本当に頑張っていました。普段集中していない…わけではないのですが,いつもの3割増しくらいの集中力で,はたから見ても「頑張ってるやん!」と思うほどの迫力がありました。
 考えてみれば,1年ほど前は逆の立場だったんです。それから1年余りで,多くの学びを経て,大きく生活が変化して,それを乗り越えて今があるんです。子ども達はきっと,これ以上ないくらい背伸びをして,「どう?かっこいい?」「どう?すごいでしょ?」と胸を張っていたのではないかと思います。
 「頑張る」という言葉,もともとの意味は「今の自分の実力以上の力を出そうとすること」だとか。頑張ったからこそ力が付くし,頑張ったからこそ違う自分に出会うことができる。だから人は「頑張る」ことができるんだろうな…。1年生を見ていると,何だか負けてはいられないと思った次第です。
 さぁ,明日は何を頑張ろうかな?

いつでも心を豊かに!

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 学習発表会が終わると,何だか急に年の瀬を感じてしまうのは私だけでしょうか?一生懸命に走り抜けるほど,それが通り過ぎると力が抜けてしまう…。祭りの後の静けさ…のような感じでしょうか…。とは言うものの,やるべきことをしっかりやる!ということには変わりありませんが。
 さて,そんなことを考えていた先日,清掃業者の方が定期の清掃に来ておられました。様々な業者の方とは教頭という立場になって初めてお会いする方ばかりなのですが,本当にステキな出会いをさせていただいています。特に清掃業者の方には,正直,心を撃ち抜かれました。職員室にあいさつに来ていただくことが多いのですが,その時の姿勢もさることながら,仕事への真摯な態度もさることながら,ふとした所作が,『ステキな方』だったんです…。
 その出来事は少し前になるのですが,「清掃が終わりましたので失礼します!」という何気ない会話の後に起こりました。自動車まで見送ろうと少し会話をしながら歩いていると突然,視界から消えた!んです!正確には,落ちていたゴミを一つ拾っておられたんです。学校で落ちていたゴミですので,「捨てますので」と声をかけたのですが,「いえいえ。私が拾ったものです。私はそういう性分なので。」とだけおっしゃいました。
 おそらく,いえ,きっとこの方,誰が見ていようと見ていまいと関係なくそうされているのでしょう。自然に体に染みついているからこそ,何気ない日常の中に生かされているのだろうと思うのです。そんな『温かな所作』を目にし,心から「こんな人になりたいっ!!」と思った次第です。そして,子ども達にもこんな『何気なさ』をしっかり身につけていって欲しい,たくさんの人が『何気なさ』を大切にできる社会にしたいと思っちゃいました。こういうの『慮る』って言うのかもしれません。『思いやり』とも言うのかもしれません。そんな『所作』を身につけたいな…。
 写真を撮らせてもらおうと「1枚良いですか?」と聞くと,笑顔で「かっこよくお願いしますね!」って。あ〜,おちゃめなところも何気ない!
 

ドキドキ・・・

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 29日(金)は『学習発表会』です。今日は前日の準備でしたが,高学年の子ども達,本当によく働いてくれます!やる気にみなぎるその姿,たくましさが増してきたのかなと,嬉しく思っています。
 さて,リハーサル,直前の練習を見ていると,緊張している子ども達をたくさん目にしました。一生懸命に取り組んできた証拠です。「全然緊張何かし〜ひんし!」と言っている時って,結構顔が引きつっていたりするものです…。そんな緊張する経験も,これからの生活にはきっと大切な意味を持っていくはずです。どうか緊張していることを含めて,今までの頑張りと合わせて温かく見守っていただきたいと思います。
 一方で,私達教職員も実は緊張しているものです。「準備に抜かりはないか?」「音響関係は大丈夫だろうか?」等,考えだしたらキリがないくらいのことを考えているんです。中には私のように「何とかなるさ!」と楽観的な(決して無責任なわけではないんですよ…)者もいれば,「パイプ椅子が急に壊れたりはしないだろうか…?」と非常に稀なケースをも想定している者もいます。その度合いは別にして,子ども達が今までの成果を発揮してほしいという願いと,緊張とは表裏一体なんです。明日はどうなるのか…,想像するだけでドキドキが止まりません…。
 ちなみに写真は,決して前日の準備をさぼって女子会をしているわけではありません。明日に向かって入念なシュミレーション中なんです。明日の子ども達の元気な笑顔を思い浮かべているのでしょう,その目はとっても温かな眼差しでした。

まだまだ知らないことだらけ…

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 4年生が学習で校区に出かけ,くらしを守る「消防設備」を探してきました。一緒についていきたかったのですが,それは叶わず…。その分,担任の先生方と校区探検のストーリー(どこで何を見てくるのか,驚くポイントなど)を入念にチェックし,送り出しました。
 「ふふふ,うまくいっただろう…」と一人悦に入って待っていると,担任の先生,帰って来るや否や,「教頭先生知ってましたかっ!!」と鼻息荒く職員室に入ってくるではありませんか!「教頭たるもの校区について熟知すべし」という鉄の掟に従って,条件反射で「あ,あぅ,うん,し,知ってる…かも」としどろもどろで応える私…。ちょっと強がってみたものの…。今回発見してきたこと,それは,我らが藤森神社内にある公園の秘密…。いやあ,知っているようで知らないことって本当にたくさんあるんですね。子ども達が発見してくれたそうです。担任もびっくり!そして何より教頭もびっくり!!
 実はいつも子ども達が遊んでいる公園の下,「防火水槽」になっているんだそうです。幾度も足を運んでいる公園,実はそんな秘密があったなんてっ!知りませんでした。まだまだ校区には知らないことがいっぱいあるんだろうな…。そう思うともっと校区の様子を見てみたくなります。子ども達もきっとさらに興味をもってくれることでしょう。
 普段何気なく通り過ぎてしまうようなこと,場所,それらすべて,もしかすると子どもの目線になって通ってみると,思いもよらない新しい発見があるのかもしれません。どうしても歳を重ねると知ったかぶることもあるのでしょうが,子どもと共に純粋に感動することって,思いのほか気持ちの良いものだと気付かされた次第です…。

初心忘るべからず…

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 今,栄養教諭の教育実習生が2名本校に来られています。一週間という短い期間ですが,様々なことを吸収しようと懸命に学ばれています。授業の前のシュミレーションときたら…。その姿勢,本当に頭が下がります。
 さて,私達教員はこの仕事をするために,この教育実習を経ています。ついこの前(?)のように思うのですが,実習生を見ていると,「自分にもこんな頃があった,あった。」と思い出します。ただし,私の場合は,「果たしてこんなにも真面目にできていただろうか?」と思い出すだけで赤面してしまいそうになります…。確かに実習の記憶はあります…。
 教師を目指していた頃,いかにして子ども達を笑わせるか,いかにして子ども達の心とつながることができるのか,そこだけに心を砕いていたように思います。そんな考えが正しかったのかはさておき,目の前の子ども達と真剣に向き合うことをその時学んだように思います。
 果たして今,目の前の子ども達と向き合うことできているんだろうか?果たして今,子ども達の心に寄り添うことができているんだろうか?実習生の姿を通して,初心を思い出しています。実習生の熱に,改めて自分の足りない部分を見つけちゃいます。もっともっと精進せねば…。さぁ,明日も頑張ろっと!!

感無量!

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 今日は来年度入学する子どもたちの就学前健康診断がありました。少し緊張した面持ちの子ども達を,これまた緊張が隠せない5年生たちが手をとり,校内の検査場を移動していきます。最初こそドキドキの様子でしたが,最後は「バイバイ!」と別れを惜しむように手を振っていました。子ども達の力ってすごいなと思った次第です。
 さて,その5年生たち。当たり前ですが5年前は逆の立場だったんです。その子たちがこんなに大きくなったんだと思うと,感慨深いものがあります。当時を知っているものとしては,手をとって歩いている姿もそうなのですが,優しく話しかけたり,そっと説明をしたりする姿は微笑ましく,そして成長をひしひしと感じました。
 中には,写真のように藤小のアイドル「マロン」のことを紹介をする子もいました。ちょっぴり背伸びをした5年生たちが,6年生の準備を始めているんだと実感!(その分自分も歳をとったんだと実感…。)それぞれの学年が,それぞれの子ども達が日々成長していっていることを改めて感じることができた一日。寒い日でしたが,心温まる一日でした。

グッときて ハッとして

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 久しぶりにちょっと部活動の様子を見に行ってきました。子ども達,私の姿を見ると悲鳴又はくすくす笑い声…。何故なんでしょうね…。活動中にご迷惑を…。担当の先生方すみません。
 それはさておき,今日見に行ったのは「合唱部」。普段,歌声が中庭に響き渡っているので今練習している曲が何なのかは知っていたのですが,改めて聞いてみたくなったのです。覗いてみると,すごい!夏のNHK合唱コンクールの時に比べても,格段に上手になっていました!素人の私が聞いてもそう思うくらいです。間違いない!
 そしてそして,活動時間残り5分で歌った「群青」が,もう,あかんかった…。「あかん」は決してネガティブな方ではありません。思わず涙がでそうになっちゃった,もうちょっとで子ども達に見られるところだった…。という「あかん」方です。歌詞と共に,子ども達の前のめりに歌う姿,そして響く歌声に,奥歯ぐっとかみしめていなければ間違いなく涙が出そうな…,そんな歌でした。じ〜んとしちゃいました。
 どこかでもっとたくさんの聞いて欲しいなと思うと同時に,ちょっと一人だけ特別に聞くことができた満足感。何とも言えない気持ちの良い余韻に浸っていると…,「先生,何で泣いてるん…?」と声をかけられてしまいました。「オーマイガー!!ばれてるーー!」心の中で絶叫したのは,ここだけの話です…。

自ら楽しむ!

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 学習発表会に向けて,毎日コツコツ,少しずつ準備が進んでいます。私は細かな作業が苦手なので,こういう時は忙しいふりをして逃げていましたが…,うちの教職員はこんな時,本当にひとつひとつ丁寧に作業をしてくれます。その頑張っている様子をこっそり写真に収めようとしたんですが…。気付かれてしまい,見事なカメラ目線!
 限られた時間,限られた場所での学習発表会です。だから一人の出番としてはとても短いものになるでしょう。しかし,だからこそ一瞬のために一生懸命になることを学んでいって欲しいと思います。そして何より,協力し,共有し,共働することの楽しさを存分に味わってほしい!担任の先生の表情を見ればほら!作りながら楽しんでいます!それが大切なんだと思うんです。
 自ら楽しむことができた時,自然とまわりの人も楽しむことができるはず。そんな瞬間を写真に収めるべく,こっそり私は一人楽しんでいるのでした…。

悪い癖が…

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 季節の変わり目になると,何だかやっぱりムズムズします…。悪い癖が再発しました…。そうです。職員室のプチ模様替え…。
 教職員の冷たい視線をよそに,職員室の後ろに共用スペースをえっちらおっちら作りました。授業で使う資料作り・掲示物作りはちょっとしたスペースが必要です。そのために何とかできないかなと,苦節数年(?),完成しました!早速使ってもらっています。
 授業の準備を頑張る教職員が,少しでも効率よく作業できれば,その分きっと子ども達も喜んでくれるはず!そう思い描きながらお仕事する先生の顔は,心なしか笑っているようです。それを見ている私も笑顔になっちゃいました。
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