最新更新日:2022/03/24 | |
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春を呼ぶ 〜梅の花〜桜がぱっと咲いて散るのに比べ,咲き方も散り方もゆっくり。 木の花がほとんど咲いていない冬に「梅が咲いた!」という喜びが大きく インパクトのある花です。梅は薔薇科で,とてもよい香りの5弁花です。 「馥郁(ふくいく)たる梅の香り」の”馥郁”とは、「とてもよい香り」の 意味。この言葉は梅の香りにしか使われません。 歴史をたどると,梅は中国原産で,奈良時代の遣隋使(けんずいし)か 遣唐使(けんとうし)が持ち帰ったと言われています。 「万葉集」の頃は白梅が,平安時代になると紅梅がもてはやされたそうです。 万葉集では梅について百首以上が詠まれており,植物の中では萩に次いで 多い花です。「梅」の字に 「母」の字を含みますが,中国ではつわりの時に 梅の実を食べる習慣があることからきているといいます。 花言葉・・・「高潔」「上品」「忍耐」「忠実」「独立」「厳しい美しさ」 「あでやかさ」「気品」 「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」 服部嵐雪(はっとりらんせつ) 「人はいさ 心も知らず 古里は 花ぞ昔の 香ににほひける」 古今集 紀貫之(きのつらゆき) 「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」 拾遺和歌集 菅原道真 (すがわらのみちざね) 上:小畑川の紅梅 今が盛り。福西小学校の体育館を臨む。 中:久々の晴れ間をバックに 下:正門を入って左手にある梅の木。まだ三分咲きです。 |
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