最新更新日:2024/05/14 | |
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ダンゴムシを探せ!(理科)
「きゃー」
「いやぁ!」 「やったぁ!」 ダンゴムシを探そうと言うと,子どもたちは,様々な表情を見せてくれます。 まるで1年生のような課題ですが,これは6年生の理科の学習です。 「生物どうしの関わり」の学習で,落ち葉がなぜ残らずになくなるのかという課題を解決するためにダンゴムシを探しているのです。 集めるダンゴムシの数は,各グループで10〜20匹。 ペトリ皿に湿らした紙を敷き,その上にサクラの葉を入れ,そこにダンゴムシを入れるのです。 ダンゴムシの数を聞くと,虫が苦手な子は早速及び腰になります。 それでも,「苦手な子は葉を拾うだけでいいからね。」というと,グループで一緒に理科室から飛び出していきました。 はじめはおっかなびっくりだった子どもたちも,1匹見つかると嬉しいようで, 「ここにいたで!」 「ほら!もう,20匹以上取ったわ!」 「小さいのしかおらへんわぁ。」 「ほらほら!こんなに大きいの!!」 と,報告してくれます。どうやら,苦手な子も一緒になって探してくれています。楽しいことって,苦手なことも乗り越えられるのですね。 子どもたちは,大人が知らないような場所で,しっかりとダンゴムシを見つけます。 ダンゴムシがそろえば,ペトリ皿の上にラップをして穴を開けます。 あとは,毎日,霧吹きをかけて水分をやりながら1週間ほど観察をします。サクラの葉がどうなるのか,それが大事なのです。 次の日……。 「先生。ダンゴムシが逃げた!」 と言いに来る子がいました。もちろん,「また取りに行っていいよ。」と言うのですが,今も教室のどこかに,ダンゴムシが丸まっているのかもしれません。 |
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