京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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令和6年度がスタートしました。学校教育目標『仲間とともによりよい社会を創り出す子ども〜自ら学ぶ力を高め、豊かな人権感覚を育み、心身の健康を保ちながら〜』の育成に向けて邁進していきます。

校長の窓40(卒業証書授与式)

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 寒い朝となりましたが、いい天候のもと、第42回目の卒業証書授与式を開催することができました。今年度から、一人一人に卒業証書を渡すこととしました。学年の思いやコロナが5類に移行したこともふまえての取り組みです。その分、少し時間は長くなりましたが、とても立派な式になりました。入場から退場まで、自覚と責任をもった式でした。子どもたちの思いや学年の願い、保護者の方々のご支援、様々なところでサポートした教職員、在校生代表として参加してくれた5年生の姿、すべてが絡まっていい式典になったと思っています。感動的でとても立派な式を創りあげました。まさしく『創造』した式となりました。ここまでありがとうございました。
PTAの方々にもたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
 
式辞より
『・・・・(略) 皆さんと深く接したのが、花背山の家での活動ですね。『挑む』という学年の目標に向かって、皆さんがつながりをもって活動する姿がありました。山の家の職員さんが、「しっかりと反応しながら話が聞いいていますね」「けじめをつけて行動していますね」とみなさんの姿に感動され、お褒めの言葉をいただいた時には、大変誇らしく思いました。1つのプライドです。この時登場したティーチャーズバンド、披露する歌をみんなが楽しそうに声をそろえて歌っている姿もとても印象的でした。
6年生となり、日に日に存在感が増していったように思います。「こうしたい」「こうありたい」「こんなことを大事にしたい」「こんなことを表現したい」という思いが、日ごと高まっていったのでないでしょうか。
今年度は「創造」というテーマで1年を過ごされていました。今、ここにきて、自分たちが思い描いた時間は、創造ができましたか?
修学旅行での姿、仲間とともによりよい思い出を創造しようとしていた姿は気持ちよかったです。少し楽しみすぎて、はしゃぎすぎるところはありましたが、みんなですごす時間やその取り組みを楽しもうとするところは微笑ましく思いました。まぼろしのティーチャーズバンドも復活しましたね。少々機材を運ぶのは大変でしたが。
運動会に学習発表会。どちらもとてもすばらしい時間や姿を創造してくれました。最高学年として、全校での取り組みをとてもよりよいものにしてくれました。今年度になって、全校で参集して行う行事が増えました。ここ数年、6年生がどんなことをしてきたのか、目の前で学ぶ機会が少なかったにもかかわらず、一人一人が自覚を持ち、全体のことを考え創りあげたからこそ、その感動や満足感は自分たちにも返ってきていると思います。
なんといっても最後に行った全校行事、六年生を送る会の時間がすべてを物語っていると思いました。とてもいい会になりましたね。そばから見ていても感動しました。五年生が一生懸命準備し、少しハプニングがあってもしっかりと対応し、全体の雰囲気をつくってくれました。でも、すべては卒業するみなさんの日々の姿が、感動的な温かいに会につながっていったと思っています。日頃の皆さんの姿から、下の学年の仲間が、お礼や感謝の思いを述べたい、いい会にして六年生を送り出したい、ということにつながったのでしょう。つながりの形が大きく表れた瞬間だったと思います。
何か取り組みを進めることは、決して簡単なこと、楽なことではありません。また。多くの仲間との生活には、日々楽しいことばかりではなく、ちょっとした仲間の表現に、悩むことも傷つくこともあります。その反面、ちょっとした気遣いに、勇気をもらったり、元気づけられたりします。
1月1日には能登半島で大きな地震がありました。今も避難生活をされている方々、不自由な生活をされている方々がおられます。早い復興を、日常を願うばかりですが、大きな絶望を味わった方々が、生きる勇気、立ちあがって前をむいて歩もうとしたその力は、人と人とのつながりです。一人ではないこと、つながっていることを実感できることで、勇気がわくという言葉がありました。
「つながり」、何度も話をしてきている言葉ですが、この言葉の大切さをまざまざと感じます。
これからの社会は、先行き不透明で、予測が不可能な社会といわれています。情報機器の発達で変わる社会構造、予期せぬ感染症や自然災害、そして、今も起こっている国同士のあらそい。話を聞けば不安なことばかりです。その社会に皆さんは出ていかなければなりません。大ピンチはいつもやってきます。レベルは様々ですが、様々なピンチがやってくる社会。またこれから新しいステージに進む皆さん。
「日和っているやついる、いね〜よな」
「日和る」は、「日和見する」という言葉を変化させて使っていますが、日和見するという意味は、使い方が変化し、いまは、ネガティブに「ビビる」とか「怖がる」という意味でつかわれている感じです。
だから、マイキーが「びびってるやついないよな」とみんなを鼓舞する、元気づけるために発しています。まさしく、つながりです。
これから新しいステージにいくには、楽しみもあるでしょうか、不安や心配なことは多々出てきます。3年後は自分で進路を選択しなければなりません。そして何年間かすれば社会の一員として過ごすこととなります。
不安も大きいですが、みなさんには、仲間とつながれる素晴らしい力があります。多くの方に応援してもらえる姿があります。そして、ここまでしっかり歩んだプライドがあります。「日和ってる」場合ではありません。つながりを誇りに、堂々と新しいステージで活躍してくれることを楽しみにしています。
そして、学校教育目標の「仲間とともによりよい社会を創り出す」そんな人に育っていってくれることを期待しています。・・・・(略)』

3年間のかかわりへの感謝とつながりの大切さを改めて教えてくれた卒業生に感謝です。

校長 岡本 雅文
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学校行事
5/1 家庭訪問 4時間授業
5/2 家庭訪問 4時間授業
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