京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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学校教育目標 『一人ひとりの学力を高め、人を大切にする子どもを育てる〜未来を切り拓く力の育成〜』

カメレース

 葛野での5年間、いくつか好きなことをやってきたなあという思いがありますが、その一つに「カメレース」があります。
 本校の中庭のカメ専用池には、10匹のカメがいます。1匹ずつ名前が付いています。2年前、その10匹の中でどのカメが一番歩くのが速いか競走させました。中庭仁真っ直ぐ走れるようにコンクリートブロックで幅約20cm、長さ約10mのコースを5レーン造りました。1日目は準決勝戦、2日目は決勝戦です。
 給食時間の後半に、2日間にわたり校内放送テレビで実況生中継をしました。教室のテレビを見ずに、窓から「かめ吉、頑張れ!」「とび夫、負けるな!」という声援も聞こえてきます。1匹ずつカメのお尻をつつく係の子どもも一生懸命です。私の予想に反して、小さなカメが優勝し、賞品ソーセージ3本を獲得しました。
 カメにしてみれば、「ちょっとしんどかったけれどソーセージが沢山食べることが出来て、まあいいか。」ぐらいでしょうか。カメ以上に、楽しそうな子どもたちの顔が心に残っています。

宝物

 19日(火)に保護者学習会をしました。人権に関わる授業参観の後、教職員による人権劇「宝物」を上演し、その後学級担任と保護者が話し合うという日程でした。人権劇やその後の話し合いは、支部PTAの人権学習会を兼ねました。
 人権劇は、同和地区出身の祖母の喜寿のお祝いに、子供夫婦、孫が集まり、祖母の子育てやおもい等、昔話に花が咲くという設定です。その中に、「子宝」という言葉が出てきます。「子どもは宝」という言葉には、両親の宝というだけでなく、社会の宝という意味も込められています。子どもの人権を奪う最たるものは児童虐待ですが、その対極に「子宝」という言葉があると考えます。また、子宝に限らず、自分の宝物を大切にしていくためには、相手の宝物も大切にしていかねばというメッセージも付けました。
 人権劇を上演するのは4年目ですが、私が一番嬉しいことは、教職員の熱意です。自分なりにセリフの表現を考え、楽しみながら練習する姿勢です。その夜の乾杯のビールは、一味違いました。

熱中するものを

 先週の水曜日、トロンボーン奏者の矢巻正輝さんとピアノ奏者の大道真理さんに来て頂き、体育館で「ウィンターコンサート」を開きました。低、高学年に分かれ、午前午後と2回、演奏して頂きました。音色の素晴らしさと迫力のある演奏に、子どもたちだけでなく、教職員、保護者の方々も魅了されました。
 演奏だけでなく、曲の間の矢巻さんの語りにも、子どもたちは聞き入っていました。「何でもいいから、熱中するものを見つけて欲しい」といった内容のお話でした。大人も子どもも、熱中するものが多くある人は幸せだと思います。それが、仕事に結びついていれば尚更です。本校にも、熱中しているかどうか判りませんが、なりふり構わず子どもたちと向き合っている教職員がいます。そういう姿勢を、矢巻さんと同様に子どもたちはきっと感じ取るとるのでしょう。
 言葉は口から発せられますが、熱意は体から滲み出てきます。子どもたちに熱中している教職員は幸せです。勿論、周りにいる子どもたちも幸せです。

門の停止棒

先日の夕方、所用のため右京区の学校に行った折、正門の前に無用の車が入らないための停止棒が設けてありました。車を降りて棒を脇に置いている時、丁度高学年らしい女の子が二人下校しようとしていました。車に乗って二人が通り過ぎるのを待っていると、一人の子どもが門の脇でじっとしています。少しの間、なぜじっとしているのか分かりませんでした。私が通り過ぎた後、棒を元に戻そうとして待っていたのです。その意図が分かり、窓を開けてお礼を言うと、にこっと微笑みました。もうそれだけで、その学校の印象は◎です。
 その子どもがそういう行為が出来るのは、学校だけの力ではないかも知れません。が、そんな子どもが一人でもいるだけで、学校や学級は変わってくると思います。帰路についている間、本校にもそんな子どもが何人いるだろうかと考えていました。

ブランコ

学校の向かいに三反田児童公園があります。そこに、先日新しいブランコが設置されました。学校にあるブランコより、うんと立派です。両サイドの一部以外には鉄の柵があり、安全面でも配慮されています。放課後や休日には、いつも子どもたちが乗って遊んでいます。ブランコに乗っている子どもの多くは、和やかな顔をしています。爽やかな風を受けると、大人も子どもも自然とそんな顔になるのでしょうか。遊具の持つ魅力でしょう。
 以前の学校には、今以上に多くの種類の遊具がありました。安全面から撤去されたものも多くあります。公園のブランコでも、時々よちよち歩きの子どもが近づいて来て、ハッとする時があります。その子のお母さんは、友達とおしゃべりに夢中です。万が一わが子が怪我をしたら、誰かに文句を言うのでしょうか。安全面に100%はありません。ブランコは、ずっとあって欲しい遊具の一つです。

夏休みを終えて

昨日、全校の子どもたちが元気に登校してきました。夏休み中も、閉鎖日を除いて、多くの子どもたちが、ぐんぐん学習、プール指導、部活動等で学校に来ていました。
 学校には、ウサギやカメ等の動物、ヒマワリやイネ等の植物など多くの生き物がいます。餌やり、水やりは、飼育委員会や園芸委員会、学年の当番の子どもが中心です。汗をかきかき仕事をしている子どもの姿は、健気そのものです。多くの生き物は、仮に餌や水がなくても文句を言いません。その代り、不満の様子を態度で表わします。その姿は、人間も同じです。
 学校の生き物も子どもたちも、夏休みの間も、誰か世話をする人が周りにいたからこそ暑い夏を乗り越えられた、と思っています。

朝のマラソン

 毎朝6年生が、運動場の一画で走っています。男子で一人速い子どもがいます。S君です。何人かの子どもは彼を目標に走り始めますが、3周もすれば差をつけられてしまいます。でも、多くの子どもにとってS君という目標があることは、とても大切なことだと思います。
 男子と比べると女子は特に速い子どもはいませんが、よく本を読んでいておとなしいNさんが一生懸命走っている姿は目を引きます。私には、違う自分にチャレンジしているように映ります。
 マラソンはタイムを計るので、自分の成長した足跡がはっきり分かります。そのことは、次の意欲につながります。「成長した自分が自覚できた時、更に伸びる」ということが、他の学習にも生かせていけたらと思います。また、他の学習面でも、S君のように目標になる子どもが増えて欲しいと思うのは欲張りなのでしょうか。


技術より姿勢を

 27日に木工教室がありました。毎年行っているPTA、おやじの会共催の行事ですが、学校の北側にある大登建設さんの協力なしでは出来ないものです。今年は、小さな棚を作ったのですが、大登建設さんの社長さんも子どもたちに教えに来て下さいました。
 「最初、釘の打ち方を教えようとしたのですが、その技術を教えるより、釘を打つ時の姿勢を教えた方が効果がありました。」大下社長さんの言葉です。成程と思うと同時に、勉強も同じだなと思いました。様々な知識や技能を身に付けさせることは学校の大事な仕事ですが、その基になる学習姿勢を身に付けさせることはもっと大事だ・・・。仕事以外の趣味の話も伺いましたが、「目先のことより大きな視野で」と教えて頂いた感がしました。

トイレのスリッパ

 先日、6年生のA君がトイレのスリッパを揃えていました。用を足した後だろうなと思っていたのですが、その後トイレに入って行きました。今迄にも、スリッパを揃えている子どもは何人も見かけましたが、用を足す前に揃えている子どもは初めてでした。
 考えてみると、自分が用を足している間に、次の人がトイレに入ってくるかも知れません。A君に教えられたと思うとともに、A君にそのことを教えた人は誰だろうと考えてしまいました。教職員だろうか、保護者だろうか、それとも自分で考えたのだろうか。
 本校が学校教育目標のサブテーマに、「徹底して社会性を育てる」を掲げて4年目になります。トイレのスリッパの状態は確実に良くなりましたが、常にとは言えません。しかし、A君のような子どもいることは嬉しい限りです。たかがスリッパ、されどスリッパかなと思います。

4年生「みさきの家」を終えて

 昨日、みさきの家から帰ってきました。みさきの家は、花背山の家とは、また違った良さがあります。磯の香り、潮風、水平線等。広い海岸に出ると、「地球は丸い」ことも実感できます。その中にいると、「人間はちっぽけなもの」と考えてしまいます。ちっぽけなものだからこそ、毎日しっかり考え、生きていかなければなりません。
 4年生の子どもたちには難しい話ですが、自然の大きさに少しは触れられたかなと思っています。子どもたちは3日間、葛野の子どもらしく、とても元気でした。
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