1月25日の3年生の食育の授業がありました。この授業は宇多野の伝統的な行事を学ぶということで、了徳寺さんの大根焚きを体験させていただき、その歴史などを学ぶことから出発した総合的な学習の一環です。そして、この日は料亭「萬重」の田村圭吾氏をお迎えして、旬の野菜である大根、金時にんじん、ほうれん草を3年生の子ども達が調理し、だしについて学びました。最初は包丁を持って大根やにんじんを切りました。初めはぎこちなくて手を切るのではと心配していましたが、慣れてくると教えていただいたネコの手で上手に切っているのです。ほうれん草の茹で方も勉強しました。その後茹でた野菜とだしで炊いてきていただいた野菜とだしの味を味わいました。「ほうれん草は根っこの所が甘かった。だしの味が野菜にしっかりしていた。だしはかつおの味がよくしているけれど、昆布の味もちゃんとしている。」など3年生なりに上手くことばに表していました。帰ってから参観に来ていただいたお母さんとだしをとって料理をしたという子ども達もいました。また保護者の方の感想に「野菜の味、だしの旨味だけでなく京都に生まれたからにはという想いが湧き出てた授業でした。」「子どもが『手伝いをしたい』と言っても『また今度にしてね。』と言ってしまいますが、子どもにやらしてみることが大切だと思います。失敗してもなぜそうなったか考えることが大切です。いずれ経験しなければならない事は親の私達が助けてあげられる年齢の時にどんどんやってほしいと思います。」などいくつかの感想をいただきました。この授業が子ども達の食への興味関心を高め、食の大切さを身につけることにつながったと確信しました。