最新更新日:2024/04/27 | |
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校長室の窓から 29張り切って頑張ったせいか,少し疲れの見られる子どもたちもいます。 この土日は,子どもたちの体調に合わせて過ごしていただきますようお願いします。 さて,今日は「耳の聞こえないメジャーリーガー ウイリアム・ホイ」という本を紹介します。 日本では,ようやくプロ野球が無観客で再開されました。ミットに吸い込まれるボールの音やボールをはじくバットの音など,今まで声援でかき消されていた音にプロの迫力を感じます。しかし,審判は大きな声を控えているのでしょうか。 その審判のストライクやボール,アウトやセーフの大きなジェスチャーが生まれた時のお話です。 幼い時に耳が不自由になったウイリアム・ホイは,プロ野球の選手になってから,一番苦労したことがあります。それは,審判の判定が聞こえないことです。三振したことがわからず,笑われたこともありました。そこでウイリアムは審判にストライクやボール,アウトやセーフの大きなジェスチャーを付けることを提案します。そして行われた試合では,遠くに離れた選手や観客にも,わかりやすいと大きなジェスチャーは好評でした。そして今では当たり前の光景となっています。 このようなユニバーサルデザインの発想がこんな身近にあったことをはじめて知りました。子どもたちの本からも多くの学びを得ることができます。 この雨の季節,子どもたちも多くの本と出会い,多くのことを学び取ってほしいです。 |
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