最新更新日:2024/05/09 | |
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校長室から
5月に入り,新緑の眩しい季節となりました。正門横の「府民誇りの木」「京都名木100選」にも選ばれている大銀杏(オオイチョウ)もみずみずしい若葉を芽生えさせています。門をくぐり玄関に近づくと,宕陰小創立100周年・宕陰中創立50周年の記念碑があり,それを囲むように黒松(クロマツ),北山台杉(キタヤマダイスギ),花水木(ハナミズキ)が記念植樹されています。白い花を咲かせたハナミズキの横で,クロマツも今,花を咲かせる準備の真っ最中です。植物には花粉を昆虫に運ばす虫媒花(ちゅうばいか)と,風に運ばす風媒花(ふうばいか)があります。虫媒花は美しい花弁と甘い蜜で昆虫を誘い出し花粉を運ばせます。それに対して,風媒花の花は非常に地味で,ただひたすら大量の花粉を飛散させます。スギ・ヒノキなどの裸子植物(らししょくぶつ)と,イネ科の植物が風媒花の代表です。どれも花粉症の原因となっています。クロマツとイチョウも地味な花の裸子植物なので,よく観察しないと花(らしきもの)を見つけられません。ただ,本校のイチョウは雌の木なので,花は咲けども花粉は出しません。(雌の木なので,秋には沢山の銀杏(ぎんなん)を実らせます。)
新緑を迎え,これから夏に向かう時期ですが,ここ宕陰地区はまだ気温が低く暖房が手放せません。他の地区より,ゆっくりと季節が流れているように感じます。 今月の学校だよりは,ページ右の「学校だより欄」又は以下のリンクをクリックしてご覧ください。 宕陰校だより5月号 校長室から
宕陰小中学校に着任して2度目の春を迎えることになりました。全校児童生徒8名の小さな学校です。校舎も校庭も小さなつくりとなっていますが,この小さな校庭には沢山の樹木が植えられて,季節ごとにきれいな花を咲かせています。夏は百日紅(サルスベリ)秋には金木犀(キンモクセイ)銀木犀(ギンモクセイ),冬には椿(ツバキ)馬酔木(アセビ)。そして春のこの時期,校門横では山茱萸(サンシュユ)の黄色い花と木蓮(モクレン)の紅紫色の花が咲いています。小さいけれども自慢の校庭です。また,標高の高い宕陰地区では,桜の時期が市内より少し遅く,これから満開の見頃を迎えます。校長室の窓からも満開の桜と桜吹雪を楽しんでいます。ついこの間まで,厳しい寒さだったのが嘘のようで,木々には花や若葉が芽生え,蝶や蜂などの昆虫の姿も見るようになり,鶯の声に混じって蛙の鳴き声も聞こえ始めました。躍動感あふれる季節がやって来ました。今年度も職員一同,子供たちといっしょに大きな一歩を踏み出します。保護者や地域の皆様のお力をお借りして頑張っていきますので,どうぞよろしくお願いします。
また,毎月の学校だより「校長室より」に原稿を掲載しますので,ご一読下さい。今月号は,ページ右の「学校だより欄」又は以下のリンクをクリックしてご覧ください。 宕陰校だより4月号 |
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