最新更新日:2024/05/01 | |
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言葉の力〜ふわふわ言葉のあふれる学校〜
最近経験した二つの嬉しいことを、お知らせしたいと思います。
いずれも、本校の児童・生徒の言葉です。まず一つ目は、私が風邪を引いていたときの話です。私が来校されたお客様を見送って玄関に立っていたときに,男子児童が話しかけてくれました。「先生,土日で治して下さい。」なんと嬉しい,心温まる言葉でしょうか。私は,どんな薬よりもよく効くその言葉で,いっぺんに身も心も軽くなりました。その後日談もあって,月曜日に集団登校のための集合場所に行くと,その児童が「先生もう治った?」と,また声をかけてくれました。その日もとてもいい気持ちで過ごせたことは,いうまでもありません。 もう一つは,本校の女子生徒の話です。ある日の朝に会って「おはようございます。」と挨拶を交わしていると,「先生はいつも楽しそうやなぁ。いつも笑ってるし。」といってくれました。これも,私にとっては最高の褒め言葉です。日によっては険しい顔をしていることもあると思うのですが,こどもたちの目にそのように映っていることは大変ありがたいことです。これからも楽しく,いい顔で宕陰での生活を送っていきたいと思います。 二つの話を紹介しましたが,本校の児童・生徒は本当に素直に育っています。これは,もちろん保護者の方のお力によるところも大きいですが,この地域の方々が温かく見守って育てて下さっていること,そして,宕陰の豊かな自然の中でのびのびと育っていることも大きく影響しているでしょう。 また,手前味噌になりますが,本校の教職員も挨拶を大切にしています。児童・生徒にはもちろんのこと,保護者の方や地域の方,来校される方に気持ちのいい挨拶を心がけています。当たり前のことですが,職員室でも「おはようございます」「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」「ありがとうございます」などのふわふわ言葉が,たくさん聞かれます。これも,とても気持ちのいいものです。 上で述べたように,たくさんの人から受ける恵まれた環境の中で,自分のことだけでなく周りの人の様子に気づき,思いやれる心が確実に育っています。学校としても,いろいろな機会を通して,その気持ちをより育んでいきたいと思います。 〈写真は,実りの秋を迎えた本校周辺の様子です〉 夏休みを前にして
本校は小学校・中学校共に、明日から夏休みに入ります。その長い休みを前に、全校の児童・生徒に話をしました。
まずは、普段から繰り返し話をしている「挨拶をする、時間や約束を守る」ということと併せて、「ふわふわ言葉」が使えていたかということについて確認をしました。そしてその後に、4月からの子どもたちの成長について考えました。子どもたちはこの4月からでも、本当に成長したと感じています。例えば、みんなの前で発表する機会を意識的に持つことで、自分が考えたことや感じたことをしっかりと発表することができるようになってきました。また、みんなで汗を流して取り組んだ結果として、熊本に義援金を送ることもできました。もちろん、その陰で多くの方々のお世話になっていることにも思いを巡らせるように伝えています。そのような取組を通して、自分たちで今どうすべきかを考えて行動することや、将来を思い描いて一歩ずつ歩みを進めていくことの大切さについて学んでくれることを期待しています。 くれぐれも、怪我や事故に注意して、元気に夏休みを過ごしてくれることを願っています。この夏休みにたくさんのことにチャレンジして、夏休み明けに元気な顔に会えることを楽しみにしています。 着任のご挨拶
この度,京都市教育委員会から転任して参りました,畑中 規良(はたなか のりよし)と申します。細川校長の後を受け継ぎ,宕陰小・中学校の9年間を通した教育を推進して参る所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
この自然に恵まれた宕陰の地で,学校教育目標である「自分や地域に対して自信や誇りを持ち,人に優しく,自ら進んで学習に取り組む児童・生徒の育成」の達成を目指して,教職員一丸となって取り組んで参ります。将来に夢を持ち,自分で自分の人生を切り開いていける力を育てるため,本校の利点である義務教育9年間を見通した教育をさらに推進していきたいと考えています。そのためには学習指導はもちろんのこと,挨拶を始めとする「お互いが気持ちよく過ごすための言葉の力」についても,児童・生徒に機会あるごとに考えさせていきたいと思います。 もちろん,これらの教育は学校だけで完結するものではなく,保護者・地域の方々のご理解とご協力が必要不可欠です。これまでのご支援に感謝いたしますと共に,今後とも引き続いてのご支援をよろしくお願いいたします。 京都市立宕陰小・中学校 校長 畑中 規良 |
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