さつまいもの苗を植えてから3週間程度が経ちました。これまで,毎週1〜2回,さつまいも畑に行って観察や世話を続けてきました。子どもたちは,大きさ,形,色,手触り,においなどの視点に沿って観察することに慣れてきたようで,自然と,視覚以外にも触覚や嗅覚を使って観察しています。
観察を続けていると「葉の表と裏では手触りが違うようだ」「葉の大きさと色は関係していそうだ」「葉の手触りは葉の色によって違うみたいだ」など,観察したことを関連付けてさつまいもの特徴を考え,確かめようとする姿が少しずつ見られるようになってきました。予想を立てて確かめようとする態度や能力は,学習においてだけではなく,様々な生活場面でも子どもたちを支える力となると思いますので,大切にしていきたいと思います。
さて,3株ほど,観察の度に元気がなくなり,とうとう枯れてしまった様子のさつまいもがあります。その一方で,枯れてしまったと思っていたら,根元から小さな葉が出てきて元気を取り戻したさつまいももあります。
さつまいもが枯れてしまった様子の子どもは,その様子を観察し,これからは,予備に育てていたさつまいもを用いて観察を続けます。それと同時に,これまで育ててきたさつまいもについても,これからどのようになっていくのか(本当に枯れてしまったのか,実は生きているのか)観察を続けていきます。