最新更新日:2024/05/02 | |
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【6年】総合的な学習の時間 日本の祭りプロジェクトの発表3
続いては,京都の三大祭りの祇園祭です。
祇園祭(ぎおんまつり) 〜歴史〜 祇園祭の起源(きげん)は平安時代初期(へいあんじだいしょき)にさかのぼります。今からおよそ1100年前,人口の多い大都市では,衛生管理(えいせいかんり)ができておらず,日本各地に疫病(えきびょう)が流行し,多くの死者がでました。京都で平安京が造(つく)られた場所が盆地であったため,高温多湿(こうおんたしつ)になる時期は,食物は腐(くさ)りやすくなったり,食中毒(しょくちゅうどく),伝染病(でんせんびょう)などが発生しやすかったりする状況(じょうきょう)でした。平安京は10万人をこえる人口だったため,疫病を最もおそれていました。彼(かれ)らは,政治での争いで破(やぶ)れ,恨(うら)みを残し亡くなった人々の怨霊(おんりょう)の祟(たた)りであると考えました。そこで疫病(えきびょう)がこれ以上広がらないようにと願う祭りをするようになりました。 すること 祇園祭では,前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)があります,前祭は,疫病等の災厄(さいやく)をもたらす疫神をしずめるためのよりしろとして,鉾(ほこ)や山を作り町中を回ります。鉦(かね)や笛(ふえ),太鼓(たいこ)で囃(はや)すのは,荒(あら)ぶる怨霊(おんりょう)をしずめるためです。神輿の渡御(みこしのとぎょ)(17日の夜神幸祭)に先立ち都大路の清祓(せいはい)をしたとも考えられます。後祭では十基(じゅっき)の山鉾(やまほこ)が各町を出て烏丸御池(からすまおいけ)に集結(しゅうけつ)した後,所定のコースを巡行(じゅんこう)します。 このように祇園祭は,昔に流行(はや)った疫病が広がらないように願うために始まりました。 |
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