京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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学校教育目標「社会や人との関わりの中で真の逞しさを身につけた児童生徒の育成」

小学校課程修了式 〜式辞より〜

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 今年の6年生は,綱引きの全国大会優勝,大文字駅伝の支部予選2位を見事に覆しての全市13位の大健闘が印象に残っています。様々な結果として残してくれた足跡がありますが,代表選手を支えてくれた多くの仲間や家族の力があっての結果であることも忘れないでおきましょう。
 東山泉の特色は6年生が1年間,中学生の先輩たちと過ごすことです。7年生が中学校課程のスタートをうまく切れるのは,このような6年生の学校生活があるからです。つまり,先輩を見て皆さんは成長しました。先輩のことを何かと意識したことがあったと思います。自然に真似をしていることがなかったでしょうか。テスト週間の過ごし方,勉強と部活動の両立,自学ノートの内容…。意識をしたり,真似たりして身に付けたことは確実に皆さんの成長です。他にもこの1年間で,自分では気づいていない成長がきっとあります。
 東山泉小中学校が開校して3年が経ちました。6年生の皆さんは元の小学校に3年間,東山泉の小学校課程に3年間,そして4月から義務教育の仕上げの3年間の中学校課程に進むことになります。何人かの仲間はそれぞれの志のもとに他校に進学しますが,74名全員の4月からの活躍を祈って,励まし,共に頑張りましょうという気持ちを高めてください。
 ここに1冊の本があります。吉野源三郎という人が書かれた「君たちはどう生きるか」という題の小説です。最初に出版されたのは1937年ですから80年ほど前に出された子供向けの小説です。主人公は本田潤一君と言う名前ですが,彼には仲良しの叔父さんが付けたニックネームがあって,“コペル君”と言います。地動説で有名な天文学者のコペルニクスからついた名前です。物語はコペル君の中学生の頃のお話ですが,とにかく物の見方,着眼点,考え方が面白いのです。当たり前に見える景色からも,すごい気づきをするのです。読み進むほどにコペル君というニックネームに納得させられます。
 コペル君はなぜ,そんな発想ができるのか?それは,今の,またこれからの学校での学びのあり方と繋がることなのです。皆さんの頭脳はまだ成長中であり,変化を前向きに受け止めることができます。人間ならではの感性を働かせて,より豊かなものにしていこうという大人が思いつきにくい思考ができます。東山泉の授業では教科書や資料や先生の話から取り込んだ情報,知識を,自分なりに考える時間と場面があったと思います。わからなかったり,不十分と思えば,異なる情報を探す,理解ができたなら,それを誰かに伝えられるように考えを組み立てる,これらを自分で判断して進んでいく。進んで行く先は,自分は何ができるようになったのか,という一つ一つのゴールの確認です。
 間もなく新しい年度を迎えます。それぞれのステージは異なるかも知れませんが,これからの学びを大切にして,どこかでぜひ,皆さん一人一人の中にいるコペル君にも出会ってほしいと思います。
                    平成29年3月17日
                     京都市立東山泉小中学校
                         校長 村岡 徹

巣立ちの式 〜式辞より〜

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 5年生は1年間,西学舎の最高学年としてリーダーの役割を果たしてくれました。その頑張りを西学舎のみんなで讃えるのが,この「巣立ちの式」です。巣立ちの式は東山泉にしかない式です。
 「巣立ち」とは鳥の雛(ひな)が成長して巣から飛び立っていくことで,子どもが成長して親元を離れることや,学校を卒業して社会に出ていくことの意味に使われます。つまり,「自立」をするということです。
 皆さんは今年,“切磋琢磨”という学年目標を掲げて,様々なことに取り組んできました。この1年間を今日はしっかり振り返って下さい。そして,次にこれから先のことを考えましょう。まずは6年生になることへの思い,自分の未来や将来のこと,今,思っている「ゆめ」のことを改めて考えてください。これからどんなことを頑張ればいいのか,そう考えることが自立に繋がるのです。これが「巣立ちの式」の大切な意味です。
 6年生になると変わることがいくつもあります。西学舎で「ゆめづくり」と呼んでいた総合的な学習の時間が,東学舎では「夢創(むそう)」と呼ぶようになります。この学習は3年生から9年生までつながった学習で,それぞれの夢を追い求める学習が続きます。
 もう一つは,英語の授業が増えて,毎週2時間になります。東学舎の授業は50分授業ですので,今より5分間長くなることも知っておきましょう。
 それから部活動は希望制ですが,6年生は西学舎部活動も,東学舎部活動も両方選ぶことができます。6年生が選ぶ東学舎部活動の日は,月曜日と水曜日ですが,火曜日と金曜日の西学舎部活動も併せ,1週間に3日間の活動が選べます。
 6年生はこの一年間でずいぶん成長をしました。それは他校の6年生では経験しないことを多く経験したからです。中学生の先輩と部活ができたことだけでなく,中学校の先生にたくさん勉強を教えてもらったこと。中学生と同じ形での定期テストいうものを受けたこと。そして標準服を着て学校に行くこと。
 このような生活が,皆さんを待っています。皆さんが,今日,西学舎を巣立って,大きく羽ばたき,成長してくれることを期待して式辞とします。

                   平成29年3月16日
                    京都市立東山泉小中学校
                    校 長  村 岡  徹

卒業証書授与式〜式辞より〜

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 東山泉3期生68名の9年生の皆さん,義務教育の卒業,おめでとうございます。
3年前,開校した4月に皆さんは6年生と一緒に3つの小学校から,東学舎に入学してきました。小中一貫教育校として船出した東山泉小中学校で7年生から中学校課程3年間を学んだ第1期生が今日の卒業生だということができます。
 皆さんの先輩は月輪中学校を経験した先輩でした。彼らは新たに迎える6年生を,また,西学舎の5年生までの子どもたちも同じ学校の仲間になることをはじめ,今までの中学校を小学校と繋いで,どう新しい小中学校していくのか,新しい伝統づくり,いわば新しい学校の基礎づくりを意識してくれていました。
 その土台の上に立って,皆さんは3年間で東山泉の“かたち”を創り,後輩に繋いでくれました。。「夢創」での学びを東京での研修旅行で実践したこともその具体の一つです。東山区活性化プロジェクトでの取組や,東山区の良さを英語で発信した東京での大使館訪問は貴重な体験になりました。グローバル化を意識した学びが生んだ発想だと思います。
 文化祭では研修旅行での学びを「友情物語」という学年劇に表してくれました。“〜卒業(わかれ)の日に笑えるために〜”という副題が付いていました。今日,みんなでぜひ,それを遂げて下さい。
 今日で9年間の義務教育が修了します。義務教育は7歳から15歳までの人生の早い段階での通過期間です。東山泉での学びは今日で終わります。この先は高等学校や大学など,まだまだ学ぶ営みは続きますが,将来,社会というフィールドに出た時,つまり,学校という囲まれた環境から離れても,それまでの学びを生かして常に自分を高めていく人になって下さい。皆さんが30歳,40歳になり,社会人として活躍する時代には,おそらく,今ある職業の多くがなくなったり,形を変えたり,また,今はまだない新しい職業が生まれているでしょう。28年後の2045年,皆さんが43歳の年に,人工知能が人類を超えるともいわれています。そんなことも意識をして,新たなステージに力強く一歩を踏み出しましょう。
 東山泉に集った仲間と共に,これからも学び続けていく卒業生の皆さんの洋々たる前途を祝福し式辞といたします。
                      平成29年3月15日
                     京都市立東山泉小中学校
                         校長 村岡 徹

行く春や三年の梦に涌く泉     自詠

 早いもので本年度最終月を迎えました。時の流れは一定ですが,その時々の社会情勢を考えると,自然と閑忙,疎密の異を感じます。小さな社会である“学校”も同様です。1月,2月と次期学習指導要領に触れてきましたが,2030年,そして更にその先の未来に向けての変化が4月から現れます。15日には68名の9年生が卒業し,翌日は5年生巣立ちの式,更に6年生小学校課程修了式と続きます。東山泉は3年の区切りとなりますが,大きな教育改革の中で4年目を積み上げて参ります。

『部活動ガイドライン』
 「頑張り過ぎ部活」と見出しが付いた新聞記事が昨年末にありました。全国の中学校運動部活動の活動時間が週平均で15時間を超え,その内4割が休日に行われているというスポーツ庁の全国調査結果の紹介記事です。部活動は教科のように必修ではありませんが,その意義は学習指導要領にも記述されています。
 私もかつてソフトテニスの部活指導に明け暮れた経験があり,部活動を通して得る達成感の大切さはよくわかります。但し,生涯スポーツが提唱される中で,故障による選手生命の短縮,余裕のない生活によるストレスの増大,バーンアウト(燃え尽き症候群)等の課題が指摘されています。子どもを守り育てる大人としての判断が問われているようです。
 そこで京都市では小学校,中学校共に「部活動ガイドライン」を作成し,この4月からすべての学校でガイドラインに沿った部活動をすることになりました。右下の資料にお示ししたように部活動は学習指導要領にも記された,学校教育の一環であることから,その趣旨を踏まえて活動量は子どもたちの健康に留意した内容になっています。以下に活動についての概要を記します。

【小学校】
 ・部活動は児童一人につき週3日までとする。(朝練習や土曜日,日曜  日の休日も含む)
 ・1日の活動時間は1時間半程度を上限とし,活動は午後5時までに終了する。
【中学校】
 ・1年間を試合期,充実期,休息期に分け,活動内容にメリハリをつけ  る。
 ・週に1日以上の休養日を設ける。(休養日は土曜日か日曜日を含むこ  とが望ましい)
 ・大会等で土曜日,日曜日の両日とも活動した場合は,必ず他の曜日に  休養日を設ける。

門を入れば蕗のたうあり七つ八つ うちむれいでて春うたふらし         吉澤 義則

 1月下旬はまさに大寒を感じる寒波と降雪に見舞われましたが,間もなく節分を迎え春が近づいてきています。日の入りも少しずつ遅くなってきました。
 9年生はいよいよ高校入試が始まります。これまでの入念な準備が芽吹く草木のように目に見える結果として現れます。インフルエンザも流行っています。体調管理に気を配り,それぞれの大願を成就してくれることを祈っています。
 
 大文字駅伝の本大会は2月12日(日)に開催されます!
 開校以来3年連続本大会出場を果たし,今年も6年生の代表選手8名が都大路・鴨川河川敷を疾走します。当日は衣笠小学校前を10時45分にスタート,ゴールとなる岡崎公園グラウンドで最終8区の選手を迎えます。
 地域や保護者の皆さまからの声援を受け,精一杯頑張ってくれることを願っています。熱い応援をよろしくお願いします。

 2月7日(火)の大文字駅伝壮行会にもどうぞお越しください。
   東学舎体育館 11:50〜 
   西学舎体育館 14:30〜

謹賀新年 2017年を迎えて…

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 新年を迎えて清々しさの余韻が残る始業日,東西両学舎に710余名の元気な子どもたちの姿と声がもどってきました。
今年は“酉(とり)年”です。実は「酉」はすべての鳥類を示すのではなく,私たちに身近な「鶏(にわとり)」をさします。なぜ酉の字を鶏に充てたのかはわかりませんが,その象形は口の小さなお酒を入れるツボを表しています。確かに“さんずい”を付けると「酒」の字になります。お酒は醸して作られることから,果実などが極限まで熟れる,熟成するとの意味を人々の営みへの願いとして「酉年」には込められているのでしょう。大空を鳥のように翔ぶ…のイメージとは異なりますが,東山泉の子どもたち一人一人が自分の存在を,また身に付けたことをじっくり,そして確実に実らせてくれる…
そんな一年になることを願います。

師走を迎えて…紅葉を愛でつつ

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 “この旅は幣(ぬさ)も取り敢えず手向山(たむけやま)紅葉の錦神のまにまに”

と菅原道真公が詠まれました。手向山の道祖神よ,このもみじ葉の美しさを御心のままにお収めください…との歌です。手向山は京都と奈良の途中にあった山のようです。
 今年は11月初旬の朝夕の冷え込みで紅葉も急に美しさを増しました。泉涌寺道界隈の「もみじまつり」も終わり,師走を迎えました。京都の町もこれから年末に向けて日々慌ただしさが増していきます。子どもたちも大人も交通事故にあわないように,十分気をつけなければなりません。今一度,交通ルールを守ること,周りに十分注意を払うよう,注意を呼びかけていきたいと思います。

 12月10日は「世界人権デー」です。
 「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。」
 これは世界人権宣言第1条の条文です。「世界人権宣言」は第二次世界大戦が終結して間もない1948年12月10日に開かれた国連総会で世界における自由と正義及び平和を願い,すべての人間が生まれながらに基本的人権を持っていることを訴えて採択されました。この「世界人権宣言」を記念し,毎年12月10日を「世界人権デー」と定め,世界中で人権を考える取組がされます。
 
 学校でもすべての学年でさまざまな人権について考える授業が始まろうとしています。西学舎では今年はゲストティーチャーを招き,障害者問題についてどの学年も考えます。東学舎では世界人権宣言を受けて学年ごとに同和問題や外国人教育,総合育成支援教育などのテーマに沿った学習を行います。
 PTAも12月3日(土)に東山区の東山開睛館,日吉ケ丘高校,東山総合支援学校とともに街頭人権啓発活動を行います。午前11時過ぎから東福寺駅周辺で人権啓発グッズを配布し,人権尊重の大切さをアピールします。このように人権を考える様々な取組が行われる12月を京都市は「人権月間」としています。ご家庭でも命や人と人との繋がりについて考える機会をもっていただければと思います。 

おもしろくはらはら落る木葉哉 貞徳

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 東山三十六峰の今熊野山,泉山に抱かれた東山泉小中学校。西学舎には江戸時代の俳諧の祖,松永貞徳が多くの柿の木を植え,この地で弟子の育てていたことから,その供養塔が今も校内の一角に祀られています。また真言宗の御寺「泉涌寺」の山門を入った東学舎には,緩やかな坂道を辿る参道の並木の古木にこの貞徳の一句がよく似合います。 
 10月28日,第3回研究報告会を開催しました。遠くは東京や長崎からの参観者を得て,延べで約200名の来校がありました。今年は日頃の学習の様子を全ての学級で公開するだけではなく,3年目を節目として開校以来取り組んできた,小学校と中学校を繋ぐ,東西学舎を繋ぐ,授業を繋ぐ,地域と繋ぐ…と,様々な繋ぎの検証を行うために,京都光華女子大学の西孝一郎准教授にコーディネーターを務めていただき,京都市教育委員会の島本由紀参与と,校長,研究主任によるパネルディスカッションを行いました。小中一貫教育を進めるにあたってのキーワードを「接続」「共有・共通」「連続・系統」と設定し,本校の取組に照らしてそれぞれの立場から忌憚のない意見を交換しました。
 今年は次期学習指導要領(2020年実施)が示される年であり,主体的,対話的で深い学びのための「アクティブ・ラーニング」が話題になっています。本校もその視点での授業づくりに取り組んでおり“何を学んだか”で終わらせず“何ができるようになったか”に焦点を合せています。そのために“どのように学ぶか”が問われています。
先月の「泉だより」でも述べましたが,幸い一定の学力向上,文武両道での子ども達の活躍が見られるようになりました。参観いただいた方からは,授業の工夫や,小・中双方の教員の協働への評価をいただきました。しかし,教職員一人一人は意欲をもって小中一貫教育に携わっていますが,それぞれの思いや考えを共有することの難しさも小中一貫教育校の課題の一つとして出されました。
 保護者や地域の皆様にも多くの参観を得ましたこと,また受付や校舎案内のご協力に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

心を耕す文化の秋に…

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 文化はそれぞれの国により,また同じ国であっても地方により異なるものです。9月18日に迎えたオーストラリア,ヴィクトリアポイントステート高校の12名の子ども達と約10日間接して,衣食住のどれをとっても文化の違いを改めて感じました。文化は英語でculture(カルチャー),その語源はラテン語の colere「耕す」から生まれた言葉です。そして「心を耕す」の意味をもち,文化の意味がより深まったと思います。日本の四季では爽気漂う秋こそ,心を耕す催しが最も似合います。
9月27日,28日の2日間,東学舎で文化祭が開催されました。初日には西学舎から5年生が合唱コンクールを鑑賞し,最後に5年生も加わって9年生までの5学年による全体合唱「あなたに会えて」を披露しました。
 開校時より本校の文化祭には日頃の学習の成果の発表を多く取り入れています。「夢創」(総合的な学習の時間)の発表では6年生から8年生はポスターセッション形式で,9年生は学年テーマの「ホスピタリティ(おもてなし)」を研修旅行につなげた学年劇『友情物語』として発表しました。ポスターセッションでは個々が設定したテーマに仮説を立て,検証していく論法が定着してきました。聴衆とのセッションで更に論旨を深めて展開することにもつながりました。この学習は学んだ知識や選び抜いた情報を使って,自己の論理を組み立て,わかりやすく伝える活動です。間もなく2020年から実施される次期学習指導要領が告示されますが,そのポイントとなる「何ができるようになるか」「どのように学ぶか」に沿う学習活動をねらいとしています。
 9月30日の朝刊各紙に4月に行った全国学力・学習状況調査結果が報じられました。本校の6年生と9年生は総じて国語,算数・数学ともに府,全国の平均正答率を上回り,とりわけ主に基礎的知識を問うA問題より,活用力を問うB問題の正答率が高い様子が見られました。おそらくポスターセッション等,個々の研究や探究活動の影響と思われます。これらの取組は本校だけでなく,全国的に広がっています。「自分たちで立てた課題に対して,自ら考え,自分から取り組んでいたか」という質問に,全国の小6生は77.8%が,中3生は73.8%が当てはまると高い回答率が見られ,同じ問いに本校の6年生は86.2%,9年生は79.7%との結果でした。
 
 10月28日に「研究報告会」を開催し,東西両学舎の授業公開,研究協議を行います。全国調査の分析結果も含め,日々の取組の報告ができると思います。保護者,地域の皆様にも授業を参観いただけますのでよろしくお願いいたします。

この夏休みの楽しみは・・・

 『僕は小さいときから、いつも周囲の「できないだろう」という声に反発してやってきた。全員で甲子園に行こうと言った以上、どうしても、それをやり遂げたかった。もう必死でしたから…』(イチロー語録より)

 今年は5月末から気温が30度を超え,初夏から真夏の炎天を思う年となりました。私が子どもの頃には,いくら真夏といえども人間の体温を超える気温などあり得ませんでしたが,それがあり得る時代になったことへ畏怖めいた思いを抱きます。冒頭のイチロー選手の言葉に触れた時にも,自然と人為は異なれども似た感覚を持ちました。今年,日米通算最多安打の達成,大リーグ通算3000本安打への期待などのニュースに沸き返っています。彼にとって甲子園出場がその後の記録の達成に繋がっているのでしょうが,彼ほどの天才でも“必死”でやり続けていることに改めて凄さを感じる次第です。
 
 さて,いよいよ夏休みです。今年は33日間の休業ですが,泉の子どもたちにとって,家庭や地域,あるいは普段は経験できない環境や体験などを通して充実した夏休みにしてもらいたいものです。1年生から9年生までそれぞれに夏休みならではの“楽しみ”を描いていることでしょう。今年はオリンピックイヤーであり,子どもながらにリオからの中継に夢中になるかもしれません。1964年“東京大会”の時,私は小学校2年生,秋季の開催でしたので,学校に通いながら連日の競技を視聴覚室で観戦していた思い出がよみがえります。
 
 8月21日には6年生男女20名の綱引き代表選手が,東京日本橋の会場で全国綱引きフェスティバルに出場します。開校以来積み上げてきた技が今夏に見事に開花しました。東山泉として初の全国大会出場です。地域の皆様のご支援にも心より感謝申し上げます。
 
 酷暑の中で「必死」になれることを見つけてくれる夏休みであってほしいと思います。

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学校だより

学校いじめ防止基本方針

行事予定

学校評価

台風,地震に対する非常措置

インフルエンザ等による出席停止について

研究報告会

PTAよりお知らせ

学校沿革史

28年度全国学力学習状況調査

京都市立東山泉小中学校(西学舎)
〒605-0966
京都市東山区大和大路通七条下る5丁目下池田町527
TEL:075-532-0377
FAX:075-541-2633
E-mail: higashiyamaizumi-sc@edu.city.kyoto.jp
京都市立東山泉小中学校(東学舎)
〒605-0977
京都市東山区泉涌寺山内町5
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FAX:075-561-4592
E-mail: higashiyamaizumi-sc@edu.city.kyoto.jp