最新更新日:2024/04/30 | |
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行く春や三年の梦に涌く泉 自詠
早いもので本年度最終月を迎えました。時の流れは一定ですが,その時々の社会情勢を考えると,自然と閑忙,疎密の異を感じます。小さな社会である“学校”も同様です。1月,2月と次期学習指導要領に触れてきましたが,2030年,そして更にその先の未来に向けての変化が4月から現れます。15日には68名の9年生が卒業し,翌日は5年生巣立ちの式,更に6年生小学校課程修了式と続きます。東山泉は3年の区切りとなりますが,大きな教育改革の中で4年目を積み上げて参ります。
『部活動ガイドライン』 「頑張り過ぎ部活」と見出しが付いた新聞記事が昨年末にありました。全国の中学校運動部活動の活動時間が週平均で15時間を超え,その内4割が休日に行われているというスポーツ庁の全国調査結果の紹介記事です。部活動は教科のように必修ではありませんが,その意義は学習指導要領にも記述されています。 私もかつてソフトテニスの部活指導に明け暮れた経験があり,部活動を通して得る達成感の大切さはよくわかります。但し,生涯スポーツが提唱される中で,故障による選手生命の短縮,余裕のない生活によるストレスの増大,バーンアウト(燃え尽き症候群)等の課題が指摘されています。子どもを守り育てる大人としての判断が問われているようです。 そこで京都市では小学校,中学校共に「部活動ガイドライン」を作成し,この4月からすべての学校でガイドラインに沿った部活動をすることになりました。右下の資料にお示ししたように部活動は学習指導要領にも記された,学校教育の一環であることから,その趣旨を踏まえて活動量は子どもたちの健康に留意した内容になっています。以下に活動についての概要を記します。 【小学校】 ・部活動は児童一人につき週3日までとする。(朝練習や土曜日,日曜 日の休日も含む) ・1日の活動時間は1時間半程度を上限とし,活動は午後5時までに終了する。 【中学校】 ・1年間を試合期,充実期,休息期に分け,活動内容にメリハリをつけ る。 ・週に1日以上の休養日を設ける。(休養日は土曜日か日曜日を含むこ とが望ましい) ・大会等で土曜日,日曜日の両日とも活動した場合は,必ず他の曜日に 休養日を設ける。 |
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