京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/11
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学校教育目標「社会や人との関わりの中で真の逞しさを身につけた児童生徒の育成」

離任するにあたって 2代目校長 今津 敏一

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 平成26年4月3日の開校式以来重ねた日数2189日。
 「いずみ桜」を見た回数6回。
 7回目には少し早いはずなのに,優しい「いずみ桜」は少し早めに満開を迎え,もう一度その雄姿を見せてくれました。
 この度の異動で,開校からお世話になった東山泉小中学校を去ることとなりました。月輪中学校の閉校の年に異動してきましたので計7年間,この地域にお世話になりました。
東山泉では教頭として3年,2代目校長として3年,「美しい夢を創る」仕事に関わらせていただき,大変充実した日々でした。
 先日,異動者の発表があった日の翌日の明け方に,通算2184日目にホームページの閲覧回数が40万アクセスに達しました。これまで,10万,20万,30万の節目節目に,ご報告してきましたが,今回の報告は異動の報告となり大変複雑な思いです。
 新型コロナウイルス流行の関係で,卒業証書授与式,巣立ちの式,前期課程修了証書の授与など,全てにおいて簡素化となり,該当の児童生徒,保護者の皆様には大変申し訳ない思いでおりました。

 そして離任式・・・

 とうとう実施できないこととなり,このような形で文章にて失礼させていただくこととなりました。本来なら,「今津校長先生」と呼んでくれた児童生徒,卒業生一人一人に,またお世話になり支えていただいた保護者,地域の皆さま方お一人お一人に直接お礼を申し上げるところではありますが,それもかなわず,この場をお借りして御礼申し上げます。
 本当にお世話になり,ありがとうございました。
 お世話になった両学舎に何か残せないかと思い,先日東学舎のテニスコート外側の西北の角に「紅華(こうか)」という桜を,西学舎グラウンド南側外の「一橋小学校の碑」の西隣に「関山(かんざん)」という桜を記念に植樹させていただきました。いずれもまだまだ本家「いずみ桜」にはかないませんが,いずれ肩を並べられるようすくすくと育ってくれることを期待しています。
 開校創成期から,成長期へと移行する東山泉小中学校をこれからもよろしくお願いいたします。
 4月から,また「勇気を胸に抱いて,新しい道」を歩いていきます。
 
 大変お世話になり,ありがとうございました。

       京都市立東山泉小中学校  
          第2代校長  今津 敏一 
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離任・退職される方々からのメッセージ

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 離任・退職される方々からのメッセージを紹介します。 

 短い期間でしたがありがとうございました。これからも科学の楽しさを追求したいと思います。みなさんもいつまでも科学の世界に親しんでいただけたらと思います。
    奥田 陽一郎

 月輪中,東山泉小中のみなさん,おかげさまでまたひとつ成長させていただきました。すべてのみなさまとの出逢いに感謝いたします。次の場所でも,みんなのためにがんばります。
    藤本 裕之

 新型コロナウイルスの影響で,みなさんとゆっくりお話できないままのお別れとなってしまい,とても残念です。でもこの時期は『健康の真の価値』に気づくことが出来たのではないでしょうか?“まずは体調でしょ!”を合言葉に,健康でいきいき充実した学校生活を送ってください。月中ラストイヤーから丸7年。本当にありがとうございました。
    河野 玲子

 こんなに離れがたい気持ちになるとは,1年前は思ってもみませんでした。与えてもらってばかりでした。ありがとう。みんなの姿を励みに,次の場所に進みます。
    古屋 寛生

 4年ぶりに東山泉小中学校へ帰ってきて,また離任します。毎年「もみじ窯元まつり」に来るので,また会えるかな?あなたしかできないことを見つけてくださいね。
    青戸 律子

 好きな言葉Smiles(スマイルズ) bring(ブリング) happiness(ハピネス). 「笑顔は幸せを呼ぶ」
《悲しいことや辛いことがあったら、いつにもまして、笑ってごらん。悲しいことや辛いことのほうから逃げていくから》
    前田信子

  一年間ありがとうございました。皆さんといっしょにたくさんのことを学ばしてもらいました。またよろしくお願いします。
    片山 達貴

 2年間,楽しく音楽の授業ができて,本当に幸せでした。
もっともっと,みんなと一緒に歌いたかったです。
心を残しつつ…
ありがとう。
    池上 尚子

 先生は,休み時間に中庭でみんなが相撲をしている様子を見るのが好きでした。4月から新しい仲間と,もっといいクラス,もっといい学校を作っていって下さい。保護者の皆様,地域の皆様,至らないことも多かったですが,たくさん支えていただき,本当にありがとうございました。     
    栗林 雅幸

 東山泉が開校してからの6年間,みなさんに出会い,共に日々を過ごすことができました。心から感謝しています。ありがとうございました。
    西村 いずみ

 『いろいろな考えを受け入れるやわらかい心,人に流されず自分で判断できる強い心をもった優しい人になってください。』大すきなみんなとの別れはとても辛いですが,またどこかで,お互い成長した姿で会えることを楽しみにしています。幸せな毎日をありがとうございました。
    谷口 真由

 東山泉のゴールは9年です。この9年間で友達とつながり,学ぶことをあきらめない。そんなたくましい学び手になってください。あだち先生の好きな言葉です。
あ・・・ありがとう!感謝をもって。
だ・・・大丈夫!自信をもって!
ち・・・チャレンジ。勇気をもって!
ありがとうございました!
     足立 悠介

 短い間でしたが,本当にありがとうございました。一緒に勉強したり,休み時間に笑ったりした時間は,とても大切な宝物です。またいつか,みなさんと元気な姿で会えることを楽しみにしています。
     土田 真夕

 開校から6年間,みなさんのとても元気な「いただきます」「ごちそうさま」の声を聴きながら毎日とても楽しく給食を作ることができました。これからも,おいしい給食をしっかり食べて丈夫なからだを作ってくださいね。
     並河 文子

 東山泉で最後の6年間を過ごさせていただきました。皆さまのご健康と益々のご活躍をお祈りしています。
ありがとうございました。
     藤井 和子


新型コロナウイルス感染症に対する対応(市長メッセージを受けて)

本日,令和2年3月27日,京都市において新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され,門川大作市長から「本市においても,多くの人と接客している方の感染例などが発生しており,全国的な状況から,このままの状況では,爆発的に患者が急増するオーバーシュート(爆発的患者急増)につながりかねず,そうなれば医療崩壊が起こり,皆様の健康や命,生活に大きな影響が生じる」という危機意識の下,市民お一人お一人に,感染防止のための行動を求める「市長メッセージ」が発信されました。
本校においても,改めて,1換気の悪い密閉空間(密閉),2人が密集している(密集),3近距離での会話や発声が行われる(密接),という3つの条件が同時に重なった環境を回避するよう徹底するとともに,更に,手洗いや咳エチケット,ドアノブ等の多くの人が触れる場所の清掃等,あらゆる場面での衛生管理等「感染防止のための行動」の徹底を,児童生徒へ指導することはもとより,保護者や地域の皆様へも呼びかけさせていただきますので,御理解と御協力をお願いいたします。
また,4月からの新学期に向けて,こうした状況を踏まえ,より一層,感染防止対策を徹底して,教育活動再開の準備を進めて参ります。
※市長メッセージは上部の「教育委員会のお知らせ」から見ることができます。

令和元年度 異動・退職者一覧

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今年度,異動・退職する教職員をお知らせします。
なお,3月30日(月)西学舎で予定していた,離任式については中止とさせていただきます。

前期課程修了式(6年生)

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 本日,東学舎で6年生の前期課程修了式実施いたしました。
 義務教育学校として前期課程修了証書を手渡す日です。9年生の「卒業証書授与式」,5年生の「巣立ちの式」同様に少し短縮した形にはなりましたが,7年生からは東山泉を離れる児童もいるので,久しぶりにみんなで過ごす時間を取らせていただきました。

 新たに7年生としてしっかり頑張ってくれるよう声かけをしました。

巣立ちの式

 3月23日(月)第2回巣立ちの式が行いました。3月5日(木)から臨時休業となり,5年生は久しぶりの登校となりましたが,元気な姿を見せてくれました。西学舎のリーダーである5年生は,その自覚のもと,しっかりと式にのぞむ姿が見られました。代表者のみの修了証書授与となりましたが,担任の先生が呼名をした時に1人ひとりがしっかりと返事をしていました。
 4月からは,東学舎での生活が始まります。さらなる成長を期待しています。

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巣立ちの式 式辞

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 西学舎のグラウンド北側にある,早咲きの「サトザクラ」は,満開の姿を元気走り回る児童に見てもらう機会を持たないまま,花びらの絨毯を作り,「ソメイヨシノ」である東学舎のいずみ桜は,早くも,このお彼岸に蕾がほころび始めました。入学式まで咲いていてくれるか心配です。
 何かにつけ「これまでに経験したことのない」日々を過ごす中でこの日を迎えました。

 本日,令和元年度 第2回 東山泉小中学校 西学舎「巣立ちの式」を開催するにあたり,早朝より,ご来賓,保護者の皆様にご臨席を賜り,高いところからではございますが,心よりお礼申し上げます。有難うございます。
 また,無事,挙行できるようにPTA本部・運営の皆様に,マスクと消毒液の準備にご尽力いただき,さらには当日の配布にもご協力いただき誠にありがとうございます。いろいろな方々の支えによってこの式が挙行できることに感謝し,心して式辞を述べさせていただきます。

 東山泉小中学校西学舎を巣立つ77名のみなさん,無事この日を迎えられたこと,本当におめでとうございます。東山泉は,5・4制施設併用型をとっていますから,5年生がこの西学舎の最高学年としてリーダーの役割を果たしてくれました。その頑張りを西学舎のみんなで讃えるのが,この「巣立ちの式」で,東山泉にしかない式です。
 本来は,みんなで讃える中には,1年から4年までの在校生も含まれるのですが,思いもよらぬ展開となり,ご来賓,保護者,教職員のみとなったことに申し訳なく思っています。しかし,中止になることも想定できただけに,こうして挙行でき,みんなの顔を見ることができたことに喜びを感じています。
 誰も予想できなかったこの事態ではあるものの,本当は,不満の声もたくさんあることと思います。先日卒業を迎えた9年生にこういう話をしました。

 『この誰も経験したことのない特別な卒業証書授与式だったことを,10年後,20年後に「笑顔で」というのは無理があり,不謹慎かもしれませんので,せめて「苦笑い」で語れる時が来ればいいなと思っています。東山泉という宝石箱の中に最後のピースとして,この卒業証書授与式を納めて欲しいと思っています。』きっと9年生は理解してくれたことと思います。
 ぜひみなさんにもそう思ってもらいたいと考えています。

 3月4日以来の登校ということは,大変不安もあったと思いますが,リーダーとしての自覚と自信に満ち溢れた77名,一人一人が素晴らしい返事をしてくれたことに,とても嬉しい気持ちになりました。
 この5年生の学年目標は「真のリーダー 〜挑(いどむ)・優(やさしさ)・笑(わらう)・絆(きずな)・心(こころ)〜」です。まさに東山泉が目指している5年生にして西学舎のリーダーシップを取ることを意識してきた学年です。それを目指す姿は,みなさんが4年生の時に一緒に行った花背山の家での活動や今年度のみさきの家での活動の様子から感じ取ることができました。みさきの家での夜のミーティングの時に,みなさんに最初に校長先生が言ったことを覚えていますか?「ニコニコ集会などで話すときは1年生にも理解できるような口調で話しますが,みんなはもうすぐ6年生として東学舎で生活することになります。6年生から9年生に話すように話しても大丈夫ですか?」ということでした。その時のみんなの返事と,目の輝きは今も忘れられません。そしてあの時以上に真剣な目で今こちらを向いてくれていることに頼もしさも感じています。

 いよいよ「真のリーダー」になった成果を東学舎で発揮する時が来ました。東学舎にはすでに西学舎でリーダーを務め,その後一年一年力をつけてきた先輩たちがみなさんと一緒に活動し,東山泉の伝統を共に築くことを楽しみに待っています。

 明日は6年生が義務教育学校前期課程修了式を迎えます。今の6年生はこの一年間でずいぶん成長をしました。それは他校6年生では経験しないことを多く経験したからです。中学生の先輩と部活ができたこと。中学校の先生にたくさん勉強を教えてもらったこと。中学生と同じ形での定期テストいうものを受けたこと。標準服を着て学校に通ったこと。そして,7年生から9年生が優しく接してくれたこと。
 このような生活が,みなさんを待っていて,同じように,いやそれ以上にみなさんを成長させてくれることと思っています。
 東山泉小中学校が開校して6年が終わります。言わばこの6年は「創成期」として基礎を固めてきました。さあ,次は「成長期」です。東学舎に紅華(こうか),西学舎グラウンド南側に関山(かんざん)という桜が新たに芽吹き始めました。同じように,これまでの土台の上に,新たな「東山泉」を築いていく中心となり,これまで以上に素晴らしい東山泉を創ってください。

 それではみなさんが,標準服に身を包み,さらにいそいそと東学舎に登校してくれることを期待して式辞とします。

   令和元年3月23日 
      京都市立東山泉小中学校  
           校 長  今津 敏一

最終日

 臨時休校になった3月5日より,学校でお預かりすることとなっていた特例の措置も解除されることなく最終日を迎えました。最終日も約70名の児童が,少し広めの空間を取った机で,一生懸命取り組んでいました。
 漢字・計算・読書をはじめ中には「お母さんにお手紙を書いています」という児童もいました。また,休憩時間には自分が使用した教室をしっかり掃除している児童もいたり・・・
 それぞれの思いの中で9日間でした。普段の学校生活では見れない一面が見れたりもしましたが,やはり学校にはみんな揃った児童・生徒の姿が似合います。
 あとは,23日の巣立ちの式,24日の修了式を残すのみとなりました。
 元気な姿で,笑顔でみんなが登校することを楽しみに待っています。
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卒業証書授与式:式辞

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 式  辞

 柔らかな春の陽射しが,校内のいずみ桜の開花を少し早めようとしているようです。それは,この,今までにない卒業式を憂いてくれてるのかも知れません。

 本日,令和最初の第2回東山泉小中学校9年生卒業証書授与式を挙行するに当たり,早朝よりご来賓,保護者の皆様にご列席を賜りましたことを,高いところからではございますが,心よりお礼申し上げます。有難うございます。
 また,限定された開催を無事挙行できるようにPTA本部・運営の皆様に,マスクと消毒液の準備にご尽力いただき,さらには当日の配布までご協力いただき誠にありがとうございます。いろいろな方々の支えによって挙行できることに,心して式辞を述べさせていただきます。

 東山泉6期生68名の9年生の皆さん,義務教育の卒業,おめでとうございます。この6期生の卒業で東山泉小中学校の卒業生は開校以来451名となりました。少しずつ歴史と伝統を積みかさね,皆さんもその土台を築いてくれた貢献者であることに感謝します。

 「まさか」の一言がすべてを物語ると思います。
 誰も予想できなかったこの事態。本当は,不満の声もたくさんあることと思います。「なぜ私たちの年代に?」。統合してからの6年間を共に過ごした仲間たちとの最後の期間を奪ってしまったことに心が痛みます。本来なら東山泉という宝石箱にいっぱいの思い出を詰めることができたはずなのですから・・・
 一昨年,昨年「これまでに経験したことにない」という表現で,自然災害や夏の暑さを乗り越えてきましたが,令和最初の卒業証書授与式が「これまでに経験したことのない」ものとなってしましました。
 何事もポジティブに考えていきたい性分なのですが,さすがに断腸の思いで本日を迎えました。もちろん高校や大学では実際に中止されているところもありますが,こうして挙行できることに喜びを感じています。しかし,ここまで制限をしなければならない状況を受け入れてくれた皆さんに心から感謝します。
 本当に申し訳ありません。

 ただ,世間では多くの感染者が出ている中で,こうしてみんなで揃ってこの日を迎えられたことを大変嬉しく思っています。受検を前にした皆さんに話した内容を覚えていますか?今日は改めて正確な文章でお伝えします。
 「誰もが成功を手にしたい。そのために僕らに必要なもって何だろうか?確実に進むために絶え間ない努力か?大きな飛躍のための才能か?どっちだ!信じよう!努力は裏切らない。信じよう!才能の輝きを。時代は努力する人を求めているのか?時代は才能ある人に微笑むのか?どっちだ!」というあのCМのフレーズです。その答えはもちろん「まずは体調でしょ!」です。こうしてここにみんなが集まれたことは,体調を維持できているということです。すなわち,みんなが健康であることに感謝したいと思っています。

 東山泉にはこの開校6年の間に,日本全国の様々なところから学校視察に来られました。開校時に新聞の取材などを受けた記憶がみなさんにもあるのではないかと思います。
今年度の研究報告会で,今年も大変うれしい言葉をもらいました。来校された方々から9年生が直接質問を受けて,自分の言葉で応えるという取組を行った時のことです。全くのシナリオなしの状態ですから,さぞかし緊張したかと思いきや,皆さんの対応がいかに素晴らしかったかが,来校者のコメントから読み取ることができます。
 そのコメントのいくつかを紹介します。

■9年生の姿を見ることができて良かったです。ゴールを意識するって,頭で分かっていた以上に大切だと感じました。グループ学習や挙手なし指名による発表という経験を経て,自分の考えを言葉で表現する力が育っているという感じがしました。教職員ブースでのお話から.子どもたちのその表現力が育った背景も分かりました。
■中3というと,もう少しとがっている印象がありますが異学年との交流もあってかとても穏やかな雰囲気の生徒たちでした。小中一貫の良さを生徒が感じているところが,ステキだと思いました。
■子どもたちが,自分の話をどのように来校者に伝わりやすいように話すかを考えながら話していたと思います。メタ認知的知識を働かせていた場面を見ました。

 まさに,皆さんの成長,そして東山泉で学んだ成果が表現されていると思います。また,そのような9年生の姿をみて育った後輩たちは,間違いなくその精神を受け継ぎ,さらに後輩に伝えることができるように成長してくれるでしょうし,素晴らしい伝統にしていってくれると確信しています。

 来年度からの大学入試制度が変わることはこれまでにもお話してきましたが,昨年のさらなる急な変更の発表から,正確なことはまだわかりませんが,方向性から考えて皆さんがこの東山泉で身に付けたことは間違いなく活かされると思います。そして新しい令和の時代の先頭に立って活躍してくれることを期待します。 

 先日,元SMAPの中居正広さんの会見の中で,すごく印象的な内容がありました。「99%ダメかもしれないけど,1%やったら何かがあるかも知れない。1%に賭けてみるというのも挑戦」というところです。
 最初から0%または100%なんてないのです。「0%」つまり絶対ダメと最初から諦めるのではなく,「100%」つまり絶対大丈夫と安心してはいけないのです。皆さんが義務教育を終えた後,それぞれの道で意識してもらいたいこの言葉を送ります。「1%から99%の中で物事を捉えていきましょう」本日,この卒業式が挙行できたのも「0%ではない」と信じていたからかもしれません。もちろん校長である私もこれから先,困難に直面することがあっても,どのような環境でもその意識で頑張っていきたいと思っています。
 この誰も経験したことのない特別な卒業証書授与式だったことを,10年後,20年後に「笑顔で」というのは無理があり,不謹慎かもしれませんので,せめて「苦笑い」で語れる時が来ればいいなと思っています。東山泉という宝石箱の中に最後のピースとして,この卒業証書授与式を納めて欲しいと思っています。
 この5年間のみなさんの成長を喜ぶとともに,その成長を支えてくださった地域・保護者のみなさんに感謝するとともに,是非とも,その成長にずっと寄り添ってくれた教職員,とりわけ9年生の学年団への感謝の気持ちも忘れないでください。
 今日で9年間の義務教育が修了します。東山泉での学びは今日で終わるとともに,東山泉の標準服に守られる時が終了します。この先は自分が選んだ高等学校や大学,そして,社会という場に出て自分で自分の道を切り拓いていかなければなりません。その,自分が選んだ新しい道にはぜひとも,いつも「いそいそ」と向かってくれることを願っています。

 結びになりましたが,保護者の皆様,お子様のご卒業おめでとうございます。今日,義務教育を修了され,東山泉小中学校を巣立って行かれますが,これからも多くの知識を得て,何ができるようになっていかれるのか,その成長を楽しみに見守ってまいりたいと思います。今日まで本校の教育活動にご理解とご支援を賜りましたことを感謝申し上げます。

 それでは,これからも東山泉での出逢いを大切にし,学び続ける気持ちを持ち続けてくれることを祈念しつつ,卒業生の皆さんの前途を祝福し式辞といたします。

           令和2年3月13日
              京都市立東山泉小中学校
                 第2代 校長 今津 敏一


第2回 卒業証書授与式

 第2回卒業証書授与式を挙行いたします。【開式:午前10時 場所:東学舎】
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学校だより

学校いじめ防止基本方針

行事予定

学校評価

研究報告会関係

台風,地震に対する非常措置

インフルエンザ等による出席停止について

小中一貫教育構想図等

部活動予定

全国学力学習状況調査の結果

部活動

新型コロナウィルス対応

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