京都市立学校・幼稚園
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4月25日(木)〜5月2日(火)は家庭訪問(1・7年)個人懇談(他の学年)です。よろしくお願いいたします。

校長室から(学校だより6月号より)

 紫陽花(あじさい)の紫色の花がきれいに咲く季節になりました。コロナ感染症も5類へと移行し、本校でもようやく本来の形を取り戻してきたように感じます。
 先月の学校だよりでも紹介いたしましたが、9年生は5月13日から15日の日程で沖縄への修学旅行に行ってまいりました。出発5日前の天気予報は雨の予報で、どうなることかと心配しておりましたが、幸いこの3日間は雨に降られることなく、全ての予定を順調に進めることができました。子どもたちも修学旅行を思いっきり満喫できたようで、まさに一生心に残る思い出深い修学旅行になったのではないでしょうか。修学旅行に向け、様々な面でご協力いただきました保護者の皆様には心から感謝いたします。
 さて今回の修学旅行のメインは、1日目の夕から3日目の朝にかけての伊江島での民泊体験でした。子どもたちは家族の一員として迎えられていることを感じていたのでしょうか、2日目の朝には「おじー、おばー」と親しみを込めて呼んでいる子どもたちの姿も見られました。36時間という短い滞在時間でしたが、それぞれの民家毎にそれぞれの出会いがありました。お別れの時には涙を流している生徒もたくさんおり、民家の方が見えなくなるまでフェリーから手を振り続けている姿には本当に感動そのものでした。
 今回私は、退村式で民家代表の方が最後のメッセージとして話された内容が強く心に残りました。それは以下のようなお話しでした。
「開睛小中学校のみなさんは、自分の進路について真剣に考えてほしいのです。伊江島にもみなさんと同じ中学生の子どもたちがいます。でもこの島には高校はありません。子どもたちは中学校を卒業すると同時に、島を出ていかなければならないのです。ですから私たち大人は、高校生になった時に大人として自立して生きていけるよう、子どもたちを育てているのです。」
 このお話を聞いたとき、私は島の方の強い信念のようなものを感じずにはいられませんでした。「中学校を卒業するまでに一人で生きていく力をつける」ということは、課題を決して先送りせず、“今”、子どもと真剣に向き合うことのように思えたのです。開睛の子どもたちに当てはめるならば、「生きるために必要な力を9年間でしっかりとつけきる」ということになるのかもしれません。先送りしないためには、教職員、保護者、地域がそれぞれのすべきことを自覚し、今、それぞれの立場で真剣に関わっていくことが必要だと思うのです。我々大人が子どもの成長に関わることができるのは、長い人生ほんの一瞬にすぎません。この与えられた時間を大切にし、子どもの成長を心から願い支援していきたいと思います。

                        校長 野村 昌孝

今日も訪ねてきてくれました!

ここ数日、たくさんの1年生が校長室を訪ねてきます。
先生と仲良くなるためにインタビューをしようという生活科の学習です。
今日も扉をノックする音がきこえ、扉を開けてみるとそこには数人の1年生!!
「校長先生、インタビューしてもいいですか」
「はい、どうぞ」
「校長先生の好きな食べ物は何ですか?」
「好きな食べ物はギョーザです。」
「僕も好きです!!」
   …
こんな会話を毎日校長室前でしています。もともと中学校教員である私にとって、とても楽しくうれしいひとときです。
1年生のみなさん、これからもインタビュー頑張ってくださいね!
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校長室から(学校だより5月号より)

 新緑がとても美しく、空気が澄んでとても気持ちのよい季節となりました。令和5年度が始まって約1か月が経ちますが、子どもたちの元気な様子とともに、ようやく学校も本来の姿になってきたと感じる毎日です。様々な教育活動が本格的に始まる5月です。ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、今年の修学旅行は、4年ぶりに沖縄方面への実施となります。開睛館では開校から沖縄方面への修学旅行を実施してきたのですが、この3年間はコロナ禍の影響で方面を変更して行ってまいりました。思い返すとちょうど10年前、私が本校で9年学年主任をしてていた時の修学旅行も沖縄方面でした。我々教師も子どもたちも少々緊張しながら出発したのですが、言葉では言い表すことのできないエメラルドグリーンの海、豊かな自然、沖縄特有の文化や食べ物などを堪能し、さらには民家の方とも触れ合う中で、3日目には沖縄での経験した感動を胸に詰めて京都に帰ってきました。今回もそのような一生の思い出に残る体験をしてくれることを心より願っています。
 沖縄への修学旅行は、そのように異文化体験ができる絶好の場所ですが、生徒たちに決して忘れてほしくないのは、沖縄が戦争を経験した場所であるということです。沖縄では唯一地上戦が行われ、実に20万人を超える人の命が失われたといわれています。私は25年前に教師仲間と共に沖縄を訪れ、「ガマ(洞くつ)」の中で現地の方のお話を聞く機会がありました。その時、「二度と暗い過去を繰り返さないためには我々は教師としてどうするべきなのか」ということについて真剣に考えました。その時は明確な答えは見つけることはできませんでしたでしたが、今自分なりにその答えを持っているとすれば、それは「子どもたちに考える力をしっかり身に付けさせること」ではないかと思うのです。周りの人がどうであれ、自分の考えをしっかり持つことが、この先行き不透明な時代を生きる子どもたちにとって最も大切なことであるのだと感じます。「自分で考え、判断し、行動すること」、すなわち「思考力、判断力、表現力」を義務教育の9年間でしっかり付けることが、将来の自分や周りの人を守ることにつながっていくのではないか、そのように考えています。
 憲法月間でもあるこの5月、今なお世界で国同士の争いが行われている現代社会において、我々開睛館の教職員としてしっかりぶれることなく、必要な力を身に付けさせるという信念を持ち、教育活動に取り組んでまいりたいと思います。保護者の皆様の引き続きのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

校長室から(学校だより4月号より)

 保護者の皆様、あらためましてお子たちのご入学、ご進級おめでとうございます。昨年度に引き続き今年度も東山開睛館でお世話になります校長の野村です。どうぞよろしくお願いいたします。
 新たな1年を始めるにあたって、本校の教育理念等について、保護者の皆様と共有した上で、今年度の教育活動を進めていきたいと考えております。以下に、「令和5年度学校経営計画」をお示しさせていただきます。

 □最高教育理念
  「澄みゆく心」「かがやく志」の育成
 □校訓
  克己 進取 礼節
 □教育目的
  未来を創造し、たくましく生き抜く力の育成
 □めざす子ども像(卒業時)
  ・挑戦的に学ぶ姿の実現
  ・卑怯を許さない姿の実現
  ・つながりを喜びとする姿の実現

 未来を予測することが大変困難な今の時代にあって、一人一人の子どもたちが「夢」や「志」を持ち続け、将来に向かってたくましく生きていってほしい、そのような思いと願いをもとに本校の教育理念、校訓、教育目的を設定しています。「克己(自分に勝つ)、進取(チャレンジ精神)、礼節(人を敬う心)」の3つの校訓は、今年度も引き続き子どもたちに示していきます。そして、卒業時に実現すべき姿として「めざす子ども像」を掲げています。人生100年時代と言われますが、人は一生の間学び続け成長していかなければなりません。「挑戦的に学ぶ姿」とは、貪欲に、そして一生涯学び続ける姿勢を表しています。また、社会の主体者として生きるためには、正しい規範意識を身に付け行動する力が必要なのは言うまでもありません。それが「卑怯(ひきょう)を許さない姿」です。そして、人は決して1人では生きていくことはできない、つまり、人と人とが支え合いながら生きていく、助けてほしい時には「助けて」と言える、これを示したのが「つながりを喜びとする姿」です。この3つは、将来社会を力強く豊かに生き抜いていくために、本校で学ぶ9年間で身に付けておくべき姿であると考えています。これらの3つの姿の実現を目指して、今年度も教育活動を進めてまいります。
 新たに始まるこの1年、保護者の皆様と学校とが同じ方向を向いて子どもの成長を支えていきたいと思います。皆様方のご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
                           東山開睛館
                         校長 野村昌孝

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