最新更新日:2024/05/07 | |
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校長室から(学校だより6月号より)
SMAPの有名な歌に「世界に一つだけの花」という,多くの人に慕われている歌があります。知っている方も多いかと思いますが,次のような歌詞で始まります。
「花屋の店先に並んだいろんな花を見ていた ひとそれぞれ好みはあるけどどれもみんなきれいだね この中で誰が一番だなんて争うこともしないで バケツの中誇らしげにしゃんと胸を張っている」 この歌の大まかな意味としては,「一人一人みんな違っていい。一人一人は大切な存在なんだ。」という意味であるかと思います。もちろん私もそのように思いますし,開睛館の子どもたちにもこの歌詞のよう接していきたいと思っています。しかし,東山開睛館初代校長の初田先生は,この歌詞から卒業式の中で次のようなメッセージを述べられました。 「店先に並んでいるいろんな花はそれぞれがきれいな花なのですが,『花屋の店先に並ぶ』ということは,その時点ですでに選別がなされているということです。」 初めて耳にする話を,私は目からうろこが落ちるような思いで聞いていました。しかしよくよく考えると,子どもたちが社会に出るということは,なるほど,「花が店先に並ぶ」ことだと捉えることができます。子どもたちは将来社会に出て,その中で周囲からの様々な評価を受けて生きていくことになります。その時,大人になった子どもたちが自信を持ってたくましく生きていけるように,我々大人達が力を合わせ,社会に出るために必要な力を,今から付けさせる義務があると思うのです。 “ものさしは社会にあてる” 我々教職員は開校よりこの言葉を常に意識しながら取り組んでまいりました。これは,常に社会を意識させ,社会規範に照らし合わせて考え行動するという意味です。その思いは開校から11年経った今も変わっておりません。これからもこのことを肝に銘じて教育活動を進めてまいりたいと思います。皆様のご協力とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。 東山開睛館 校長 野村 昌孝 |
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