京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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4月25日(木)〜5月2日(火)は家庭訪問(1・7年)個人懇談(他の学年)です。よろしくお願いいたします。

退任に際しての御礼

 この5年間、東山開睛館の校長を務めさせていただき、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。準備の段階から数えますと8年間、開睛館教育に関わらせていただいたことになります。一から学校をつくるということの難しさや喜びを感じながら、日々歩を進めてまいりました。
 統合前の小中学校では小規模、少人数という問題が大きく横たわっていました。保護者の皆様が「このままでは子どもたちの教育環境が危うい。」と判断され、地域を巻き込んでの大英断の末できた学校が東山開睛館です。2つの中学校をつなぐ。5つの小学校をつなぐ。さらにそれらの小中をつなぐという、3つの「つなぐ」を同時進行で進めてまいりました。そうしてようやく一つの学校文化が芽生え始めたように思います。
 この間、出張が多くて夕刻に学校に帰着することがあり、下校途中の子どもたちと出くわすこともよくありました。その中で「こんにちは。」「さようなら。」とあいさつする子どもが大半なのですが、中に「校長先生おつかれさまでした。」とあいさつしてくれる子がいるのです。いわゆる小学生がです。このセリフをどこで覚えているのかなぁと思い尋ねてみると先輩の言葉から学んでいるのです。手本にして学ぶ後輩も立派ですが、手本となる先輩も立派です。とても誇らしい気持ちになりました。

 さて、私の後任には下鴨中学校から 山下和美校長先生 がつかれます。開校からの3年間本校の教頭先生をお勤め頂いたとても素晴らしい先生です。子どもたちもお顔を拝見すればすぐにわかる気さくでとても子供思いの先生です。どうぞ以後よろしくお願いいたします。

 慣れ親しんだ学校を離れますことに一抹の寂しさはございますが、時代は移り往くもの、退職後の新しい職場で、また違った形で教育に関わらせていただきます。どうか東山開睛館を末永くお引き立て頂き、地域の子どもたちが誇れる学校にしていくため、益々のお力添えをよろしくお願い申し上げます。

 この5年間のご厚情に心より感謝申し上げます。

 平成28年3月28日

 東山開睛館   校 長   初田 幸隆

3つの式を終えて

皆様ご存知の通り、本校は5年前に開校した小中一貫校です。中学校が2校と小学校が5校、一度に統合して小中一貫校となりました。と申しましても、当初は同じ敷地に7小中学校が一緒になっただけの「小中一緒校」だったのかもしれません。統合には混乱がついてきます。いくらスムーズに統合しようとしてもいくつもの課題があります。そのような草創期を経て、本校の骨格をいよいよ具体的な形にしようと致しましたのは3年目からです。統合を着実に終えた時期と重なります。
本校は「社会の規範に照らして指導していく学校」であり、これからの時代を切り拓き生き抜ける力を育むことを使命としていると心得、教育内容や方法を考えてまいりました。
「社会の規範に照らす」と申しましても、「社会で通用しないことは学校でも通用しない、だから切り捨てるのだ。」というのではありません。広島の府中で起きた高校の内申にまつわるお話を知り、私自身落胆いたしました。勿論、新聞をはじめとするマスメディアがすべて真実を伝えているとも思いませんし、学校のご事情も存じません。そのような中、私見を述べることは甚だ恐縮なのですが、あえて述べたいのです。
子どもは大人ではない。間違いを繰り返しながら成長するのです。その間違いをした時を好機として捉え、よき道へと導くことが大人の務めであり教育そのものです。間違いを烙印として背負わせるのは、子どもの発達段階や、起こした過ちの内容によっては間違った「責任」の取らせ方ではないでしょうか。子どもの心に響いてこそ教育なのです。ですから、社会の規範に照らすということは、社会に出たときに社会で通用する教育をするということに他なりません。さらに、社会の規範そのものを疑ってかかる鋭い感性や認識も育てなければなりません。これからの社会をある意味批判的に見ながら変革していく力も求められるからです。
このような考えのもと、学校は「公の場」であり、「私の場」ではないということを、子どもたちに理解させようとして参りました。今の社会は公私混同が甚だしいからです。学校という公の場に私を持ち込もうとすることは良く見られます。集団で生活をする以上、個は尊重されますが、集団の利益を害する行為行動は慎まなければならないのです。
もう一つ、「個」と「集団」という捉え方を徹底してまいりました。一人一人の子どもたちは顔かたちが異なるように、すべての子どもで発達特性が異なります。その一人一人の特性に応じた教育はとても重要です。効果的な教育を行うためには欠かせないことです。けれど、そのようにして育んだ個が形成する集団が、必ずしも好ましい集団になるとはかぎりません。ですから集団の中での個という意識を持たせながら、他と折り合いをつけながら共に高まりあえる集団にしなければならないのです。
「個」と「集団」のそれぞれを高めながら、自らの目標に向けて主体的、協働的なまなびをすることのできる子どもたち、言い換えれば主体性と社会性を身に付けて逞しく学び続ける子どもたちを育んでまいりたいと考えました。
3ステージの区切りで子供たちの成長を捉えた時に、そのキーワードを「夢」「志」「誇り」といたしました。学びは連続しています。今の自分は過去の学びの結果であり、なりたい自分への道のりは、これからの学びの道のりそのものです。その一本の学びの道のりを夢と志、そして誇りという言葉でつなぎながら9年間を見通させる。そのような学校をつくりたいと強く念じ、具体的な姿として今年の3つの式につながりました。
具体的な式のカタチについては、開睛イノベーションプロジェクトという教職員組織で検討しながら進めてまいりました。全ての教職員にも感謝の気持ちでいっぱいです。
今年の3つの式を無事終えることができましたのも、日頃から本校を支えていただいている保護者地域の皆様のお蔭と感謝いたしております。本当にありがとうございました。

 東山開睛館 校長 初田幸隆

新年のご挨拶

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新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましてはますますご健勝にて、新しい年を迎えられたことと拝察申し上げます。
激動の時代にあってもなお、このように穏やかな新年が迎えられますことに感謝の気持ちでいっぱいです。
申年は十二支中、九番目の干支であり、人の字を偏に充てると「伸」となります。今年一年を大いなる飛躍の年にしてまいりたいと存じます。
本校も開校5年が経ち、東山開睛館というイメージが徐々にできつつあると感じています。そのイメージが、私どものめざすところと一致してまいりますよう、教職員共々に確認をしながら、新しい年に歩を進めてまいります。
本校では、これからの社会を生きていく子どもたちが備えるべき、学力をはじめとした「生き抜く力」の育成を図ることが使命と心得ております。しかしながら、その生き抜く力が何に使われるのか、そのことが本校において最も大切なことであり、「夢」「志」「誇」といったキーワードでステージをつなぐ意味でもあります。「どのように生きようとするのか。」「誰のため、何のためにその力を発揮するのか。」そのような生き方を考えさせる教育こそが、本校教育の真髄でありたいと心から願うのです。
そのためにも、私ども教職員自らが、先ず自らの生き方を問い、「生き方に迫る教育」の実践者として、子どもたちの前に立ちたいと存じます。
今年1年、地域や保護者の皆様方共々に頑張ってまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

        平成28年1月
           東山開睛館
           初田 幸隆

往く年に思う

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 齢を重ねるたびに、一年が加速度的に過ぎてまいります。その短かった一年を振り返ると、様々な出来事が思い浮かんでまいります。五年目にして第二校地が完成し、全ての施設設備が整った年でもありました。
 五年目になり、何より子どもたちの表情が大きく変化してきたと感じています。一言でいうと穏やか表情の子たちが増えたと感じています。開校からしばらくは極度の緊張の中にいた子どもたち。卒業していった子どもも含めて、本当によく耐え、よく頑張ったと思います。初めの三年間で学校のカタチはほぼ出来上がっていましたが、ここにきて東山開睛館の「校風」というものが出来てきたなぁとつくづく思うのです。
 そして私自身学校を預かるものとして、そのような喜びと共に深き悩みの中にあることも事実です。年が明ければ今年度も残り3ケ月。今年度立てた目標にたどり着くためにどのようにしていくのか。あらためて考え、新しい年を迎えたいと思います。
 四月に立てたその目標とは、子どもたちの次の姿です。

自ら考え,判断し,行動する姿として
◎ 課題意識をもち授業に臨む
◎ お互いを尊重し認め合いながら話し合う
◎ 自ら笑顔であいさつする

 「他人を変えることは難しくとも自らは今からでも変えられる。」今年一年の学校を閉じる今、そのことを改めて自らに問い、新しい年に向かいたいと思います。

 保護者、地域の皆様方にはこの一年間、様々にご支援いただき、本当にありがとうございました。
 どうぞ皆様にとって、来年がかけがえのない良き一年となりますようお祈り申し上げ、今年最後のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 

  平成27年12月28日

                 東 山 開 睛 館
                 校 長 初田 幸隆   


2期を終了しました

 今年の2期終業式は、アリーナの天井改修工事に伴い、放送室からの
テレビ放送による式になりました。
 子どもたちは各教室で校長のお話しや、生徒会からのアピール、そ
して冬休みについての諸注意を受け、今年一年を締めくくりました。

 校長からはつぎのような内容をお話しいたしました。

●この4月にお話しした「思考⇒判断⇒行動」を意識して、皆さんは
 それぞれに取り組めたでしょうか。
●挨拶をしっかりとすることやトイレのスリッパを揃えることで、気持
 ちの良い学校生活が送れたでしょうか。
●1年を振り返り、来年にはまた新たな目標を定めて、みんなで頑張り
 ましょう。
●今の社会は「善」か「悪」か、「白」か「黒」か、というように、も
 のの見方が2者択一的に、寛容さがなくなっていると感じています。
●問題の解決は、決して2者択一の判断だけでできるのではありません。
●古典落語には名奉行大岡越前の三者一両損という人気の演目がありま
 す。
●昔から庶民が愛してきた演目です。
●三両を落とした大工の熊五郎。その三両を拾った左官の金太郎。どちら
 も三両を受け取ろうとしません。
●見るに見かねた町の衆がお奉行所に仲裁を申し出ます。
●そこで大岡越前は身銭の一両を足して四両とし、それを二両ずつに分け
 て双方に納めるように言います。
●落とさなければ三両あったものが二両になった熊五郎は一両の損。
●もらっておけば三両あったものが二両しかもらえず金太郎も一両の損。
●そして越前は身銭を切って一両の損。
●三者が一両ずつ損をすることで収めようというわけです。
●裁判として見れば、このような裁きは不当であっても、それぞれが人間
 関係を大切にしようとして、いわゆる身銭を切っての裁きに、大衆は 
 共感したのです。
●よくよく考えてみれば、熊五郎も金太郎も、どちらが悪いという尺度で
 は計られていません。
●このような少し寛容な考え方が大切ではないでしょうか。
●奉行 大岡越前がしたことは正しく「自己犠牲」に立ったものであるの
 です。
●皆さんのまわりには、自己犠牲の上に立って皆さんを育て見守ってい
 ただいているたくさんの方々がおられます。
●お家のお父さんやお母さん。兄弟や友達。近所のおじさんやおばさん。
 学校の先生。等々。
●このような方々に感謝の気持ちを持って一年を閉じたいと思います。
●この冬休み、くれぐれも安全や健康に気をつけて過ごしてください。

 各教室での子どもたちの様子は、とても立派であったと各担任から
聞いています。
 ご家庭におかれましても、一年を終えるに当たり、振り返りをして頂
ければ幸いです。

御礼

 本日の研究報告会にお越しいただきました250名を超える皆様方
にあつく御礼を申し上げます。
 また,京都市教育長 在田正秀様, 東山区長 鷲頭雅浩様 をは
じめ,教育委員会ならびに行政各機関からも多数のご来校を賜り,誠
にありがとうございました。
 お蔭をもちまして開校5年目の節目としての研究報告会を無事に終え
ることができ,教職員共々に喜んでいます。

 また,本日の発表会のお出迎えをはじめとして,ご協力を頂いた
PTA運営委員会の皆様にも厚く御礼を申し上げます。

 児童生徒も共に協力をしてくれました。来校された皆様から多くの
お褒めの言葉を頂きました。代表で発表してくれた児童生徒の皆様,
ご苦労様でした。緊張したことと思いますが,自分の考えをまとめて
上手く表現できていました。感謝します。

 これからも,本校がめざす教育を粘り強く継続し,「この学校に通
って良かった。」「通わせてよかった。」といわれる学校になります
ように,児童生徒と共に教職員一同頑張ってまいります。
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第5回 東山開睛館研究発表会

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 明日、研究報告会を開催いたします。右下の研究発表2次案内
をご覧いただきますと詳細が記載してございます。
 現在,北は北海道から南の九州まで,約200名の事前お申し込
みをいただいております。
 申し込みをされていない方も当日OKです。是非多数のご参加を
お待ちいたしております。

 お気をつけてお越しくださいませ。

第67回 教育功労者表彰式典

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 本日,京都市教育委員会の主催に
よる,第67回教育功労者表彰式典が
京都市生涯学習総合センターで開催
されました。
 本校は団体賞の部で表彰され,表
彰額を頂戴しました。本校昇降口か
ら職員室への廊下の東側の壁に掛け
させていただきました。
 団体賞ですので全ての教職員と共
に喜びを分かち合いたいと思います。
表彰の理由として冊子には次のよう
に書かれています。

 開校以来,多くの地域の方々と協調の下,小中一貫校の特性を最大
限活かし,子どもたちの「生きる力」を育む教育実践に取り組むとと
もに,児童・生徒が自ら学び,問題を解決するための資質・能力を培
うため,その基盤となる読解力の育成を中核に据えた言語活動の充実
を図るなど,本市小学校・中学校教育の進展に貢献されました。


小学校教員公募

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平成28年度小学校教員を公募します。
施設一体型の小中一貫校として京都市内中心部で開校して5年目を迎えています。
・先生方の志を9年間の義務教育に!
・新しいシステムの構築に先生方の思いを!
・小中の児童生徒が当たり前のように交わる教育を!
世紀をまたぐ学校づくりに,先生方のお力をいただき,一緒に学校づくりに励みませんか。詳しくは,右欄「お知らせ」をご覧ください。

教育功労者表彰受賞のご報告

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 来る12日、第67回教育功労者表彰式典が京都アスニーで開かれます。
その中で,本校が東山開睛館としての団体賞を頂くことになりました。
 6日には,門川大作京都市長様からのご祝電も賜り,誠にありがたく
感謝の念に堪えません。
 開校以来4年半の間、地域や保護者の皆様にお支え頂き,京都市のみ
ならず全国を、小中一貫教育でリードする学校づくりに,そして何よ
り子どもたちにとって、こころから誇りにできる学校づくりに取り組
んで参りました。
 この度、このような賞を頂戴いたしましたことを、本校児童生徒、
教職員そして、保護者地域の皆様方と共にお祝い致したく存じます。
 本当にありがとうございました。


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