京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/01
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4月25日(木)〜5月2日(火)は家庭訪問(1・7年)個人懇談(他の学年)です。よろしくお願いいたします。

ご卒業おめでとうございます

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 本日は第4回東山開睛館卒業証書授与式を挙行いたしました。多数の
ご来賓ならびに保護者の皆様にご臨席いただき、誠にありがとうござい
ました。
 昼からは諸事情により、午前中の式に出席できなかった生徒に対しての
卒業式も行いました。
 98名の生徒が、立派に卒業してくれたこと、涙溢れる感動的な卒業式を
挙げることができたことを,教職員一同喜んでおります。

 以下、式辞の内容を掲載いたします。

 東山の峰々を渡る風にもさわやかな春の訪れと、命の芽生えを感じるこ
のよき日に、多数のご来賓の方々、保護者の皆様方にご臨席を賜り、東山
開睛館第四回卒業式 誇りの式が、かくも盛大に開催できますことに、心
より感謝致しますとともに、ご卒業されます卒業生の皆様、そして保護者
の皆様方に、心よりお慶び申し上げます。

 ただ今、九十九名に卒業証書を授与致しました。振り返れば、皆さまは、
六年生になる時に、開校したてのこの東山開睛館へと進まれ、この東山開
睛館の礎を築いてこられました。
 そして、皆様は小学校から中学校へと小中一貫を身を持って体験された
初めての卒業生であります。本日のご卒業を心よりお慶び申し上げます。

 皆様はわが校が責任と誇りを持って世に送り出す生徒であります。思春
期前期の多感な時期に統合を迎え、中にはその環境に馴染めず苦しんだ方
も少なからずおられたのではないかと察します。小学六年生と言う、普通
の小学校での最高学年。全校のリーダーとして活躍される正しくその時に、
最高学年は九年生である、という、何とも言えない複雑な環境が待ち受け
ていました。
 そのような中、流れゆく時間は確実に皆様を逞しく成長させました。今
年度は立派に我が校のリーダーとしての務めを果たされ、それぞれの進路
に向かって歩を進められます。皆様方との別れは誠に寂しく万感胸に迫る
ものがあります。
 さて、本校は、三つのステージを「夢」「志」「誇り」のキーワードで
つなぐ学校です。あのスターウォーズの監督で有名なスティーブンスピル
バーグ氏は次のようにおっしゃっています。
僕は夜に夢を見るんじゃない。
一日中夢を見ているんだ。
生きる糧として夢を見ている。
 まさに夢を見るということは生きる糧、原動力です。夢をかなえること
は容易ではありませんが、夢なくして人生の向かう方向は定められません。
「お金持ちになること」そんな夢でもかまいません。けれどそのお金を何
に使おうと考えるのか、その「何のために。」が志につながるのです。
 有名なウイリアム・スミス・クラークの言葉に、「少年よ大志を抱け」
という言葉があります。
少年よ 大志を抱け!
その後にこう続きます。
お金のためではなく
私欲のためでもなく
名声という空虚な志のためでもなく
人はいかにあるべきか、その道を全うするために、大志を抱け
 志は私利私欲に基づいてはならない、大義に基づく人としての生き方
を全うするための志を立てることの大切さを説かれたのだと思います。
 皆様には、夢を志につなぎ、自らの生き方の柱にしていただきたいの
です。
 そして、皆さんが生徒会のテーマとされた「誇り」。志を掲げ、その
実現に向けて努力すれば、必ずや自らを、仲間を、故郷を、そして母校
を誇りに思う、そのような感情が出てくるにちがいありません。
 これからの長い人生において、共に学び共に過ごした仲間やこの学校を
誇りに思えるかどうかは、これからの皆様の生き方次第であるといえます。
精一杯生き抜くことなしに、自らの人生に誇りはないからです。
 このように、夢をもち、志に高め、誇り高き人生を歩む。これは正に皆
様が東山探究で学ばれたと同じ、人生の探究活動そのものであります。
 ロシアの小説家 ドストエフスキーは次のように述べています。
コロンブスが幸福であったのは、
彼がアメリカを発見した時ではなく、
それを発見しつつあった時である。
幸福とは生活の絶え間なき
永遠の探究にあるのであって
断じて発見にあるのではない

 皆様お一人お一人が、自らの目標に向かって果敢に挑戦され、社会で
大いに活躍されんことを心よりお祈りいたしております。

 さて、子どもたちの晴れ姿に感慨ひとしおの保護者の皆様、長くもあ
り短くもあった九年間の義務教育を終えられ、今日を迎えられましたこ
と、誠におめでとうございます。こころよりお祝い申し上げます。本校
での四年間の学びを終え、いよいよ次のステージへとすすまれます。本
校開校時は小学生であったお子たち、当時、教職員にとりましては生徒
や保護者の皆様方のお顔とお名前を覚えるところからのスタートでござ
いました。誠に至らぬ点もあったかと存じます。ご卒業後も時には良き
相談相手として、ご支援をさせていただきたく存じます。
 また、ご家庭におかれましても、なお一層、親子のコミュニケーション
、心の絆を大切にされ、子どもたちを温かく支え励ましていただきますと
共に、引き続き、本校に対するご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 結びになりましたが、ご来賓の皆様方には、公私ともご多忙の中、多
数ご臨席を賜わり、誠にありがとうございます。子どもたちが逞しく巣
立っていくことができますのも、皆様方がそれぞれのお立場からご支援
とご協力をいただきました賜と、心より感謝申し上げます。これからも
地域で生きていく卒業生を、地域の、そしてみなの宝と思い、今後とも
温かく見守り、励ましていただきますようよろしくお願い申し上げます。
 
 卒業生の皆さん。卒業は新しい旅立ちです。皆さんのご活躍をご期待
いたしますと共に、大いなる前途を祝して、式辞といたします。
  
平成二十七年三月十三日        
東山開睛館 校長  初田 幸隆


 
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