京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/17
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大原提言 その後

大原提言 その後             文責:校長

 多くの方から「すごい」の声が思わず出た「大原提言」そんな中、涼しげな顔の9年生たち「特別なことをしたんじゃないよ」と、ばかりにやり過ごす。

「アンケートにご協力いただきありがとうございました」発表の最中、言葉にして、礼をする9年生

「質問がある人は?」一斉に手が上がる。この質問があるから発表会が深まる。この会をつくっているのは9年生ばかりではない。参観している5〜8年生も「主役」です。今年はこんな光景をたくさん見ることができる。

「時間もないようなので質問はこれくらいにして」質問を打ち切る9年生。9年生だからできる大人の対応か。そんな技を学ぶ5年〜8年生たち

 かつて、大原中学生が始めた大原大掃除は、地域の大人や行政が関わる「大原クリーン作戦」に広がった。子どもたちが地域の大人たちを動かしていった。今も学校が地域を動かし、地域が子どもたちを見守る。「お互い様です」いい循環だ 子どもたちの発表が地域の大人たちの心に火を付けた、今日も。

 学校に帰ってきて、給食を食べて、昼休み。金曜日は週に1度の昼学習がない日 1年生の子らと一緒に遊ぶ9年生。遊びに夢中になる1年生に「もうすぐ終わりの時間だよ」とやさしく声をかける9年生 これまた日常の姿

「すごい」と言われた9年生も学校では「ただのお兄ちゃん、お姉ちゃん」これだからやっぱり「すごい」


今年の「大原提言」に思う

今年の「大原提言」に思う。2018.11.2

1.「大原観光アプリを作ろう」
◇すごいポイント
 アプリ作成もさることながら、「休める」場所を提示したところがよかったです。例に「見晴台」を示し、ベンチあり、テーブルあり、ガイドブックには書いてないところを提示する。観光地を点と点で見るのではなく、それらをつなぐ線上にも意味がある。そこから観光客自身に新たな観光プランニングをさせる。そうすると大原での滞在時間も増えてくる。線上からも、線からはみ出たところにも意味があることを教えてくれた発表でした。

2.「大原でコラボ商品をつくる」
◇すごいポイント
 京都大原学院には大切にしているキーワードがあります。「ふるさと」と「つながり」です。これを企画化してくれたのがこの発表でしょう。奈良とコラボした「マコモタケのしば漬け」広島とコラボした「わらべ地蔵型の宮島土鈴」ハワイとコラボした「大原デザインのハイドロフラス  ク」など、大原の交流校(交流地)に敬意を払い、お互がWIN-WINの関係になることでしょう。また、惟喬親王や出世稲荷神社など、大原の新しい魅力に目をつけたのもよかったです。

3.「学院生がより成長できるように」
◇すごいポイント
 「大原を卒業後、大きな学校に行っても大丈夫なんだろうか」という素朴な不安からの発表です。その結果、学院10周年にふさわしい内容となり、歴史と学校の存在意義を示してくれました。自らの多様な体験があったから、学校からの代弁ではなく、自分の意見が充分入った提言でした。まさに、大原提言の一番のねらいである、自分の生き方と学校で(地域と共に)学んだことのつながった発表でした。「大原での『競争』の意味は、一緒に成長することです」名言です。

4.「大原に教育施設を誘致する」
◇すごいポイント
 完璧。大原での農業の活性化そして大原ブランド化を切り口に、大学農学部を誘致してくるという大胆な町づくり計画。大学を誘致する根拠やそのために方策、誘致した後の具体的な研究テーマなど、これも大学と学校(地域)とのWIN-WINが見られます。一番いいのは外からの刺激で大原を活性化するメカニズムを肯定しているところ。何年か後、大原に高校や大学が設置していたら、その出発点はこの提言にあると思いました。

5.「大原にWi-Fiスポットを作る!!」
◇すごいポイント
 ターゲットを外国人観光客に特化し、その人に対する「おもてなし」が常に意識されています。随所に英語での発表を交え、その場に外国人観光客がいるかのようなプレゼンでした。昨今、大原に外国人観光客が多く来られるようになり、宿泊施設では、外国人への対応が迫られています。そんな大原の地に、実にタイムリーな提案です。本校の英語教育の集大成「Do IT IN OHARA」をさらに進化し、外国人観光客の困りごとを、日常的に解決する手助けになる提案でした。

6.「大原に体験施設をつくろう」
◇すごいポイント
 「大原に体験施設をつくる」という提言は前にもあったが、すごいのは大原の土地をマクロ的に見て、どこにどんな施設をつくったらいいのかまで提案しているところです。地形と地域の土地の役割を考え、町全体が活性化できるように考えられていました。また、世代別のアンケートから、幼少期から年を重ねること(成長と発達)で、遊び方が変わり、「遊ぶ」概念が変わってくることを論理的に検証していました。「遊ぶこと」の意味を教育・保育の視点からも考えました。

7.「充実した観光のために」
 ◇すごいポイント
 「観光マップを作る」という提言も以前あったが、「今の観光マップがどうなっているのか」を検証したのは初めてでした。「もう一度来たくなる観光づくり」という「リターン観光客」に狙いをしぼったのもよかったです。そして、観光客が無理なく大原を回れるように、移動時間に注目させ、観光客自身に大原観光をプランニングさせることの楽しさを与えた発表でした。

 ※今年は、観光をテーマをした提言が多く集まりました。アプリ、Wi-Fi、マップ、それぞれがコラボできたらおもしろいなあと思いました。

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