最新更新日:2024/04/26 | |
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2月1日(金)バフンウニの受精実験
バフンウニの受精は9年生の6月ごろに扱いますが,受精実験を行うには時期が合いません。そのために,京都大原学院では1月に実施しています。8年・9年を中心に授業を行い,発生の過程を観察していきます。
今年も,越前松原水族園からバフンウニを送っていただきました。一人一実験で進めるので,雄雌の違いがおおむね判断できますが,三角フラスコに入れた海水に白い精子の5本の流れが落ちるか,黄色い卵子が塊になりながらもほぐれて落ちていくかは,KClの水溶液をアリストテレスの提灯を取り除いた体内に,入れてみないとわかりません。卵子と精子をホールスライドガラスの中で混ぜます。受精膜が上がるのを見たいのですが,上がった後を見ていることが多く,でも膜が上がった受精卵を見て生徒は歓声を上げます。2細胞期への卵割を時間をかけて観察し感動した,担当教員が大学生の頃の臨海実習を思い出しながら,京都大原学院の実験室で発生実験を行っています。 写真は9年生で,8年生でも観察しているので2回目です。顕微鏡操作もスムーズに行い高倍率の観察もしっかりと行います。写真は,胞胚のもので体表にしなやかで細い透明な繊毛がたくさん見られます。孵化後,泳ぎ回り,原腸の腔も見られます。以前は,プルテウス幼生まで発生が進んだが,今年もそれまでは育てたいと思います。そして,福井県の海に子供たちと放ちにいきたいと思います。大原の川も水もいずれは海に流れます。水系という考え方をもち,広く見ることができる人に育ってほしいと思います。また,命に関わる実験ですから,命の尊さについてもじっくりと考えて,自分なりの考えをもってほしいと思います。 |
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