京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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東風吹かば〜1年間を振り返って〜

「東風(こち)吹かば 匂(にほ)ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」―菅原道真が詠んだ有名なこの歌が,梅の花の咲く季節になると,心に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。ところで,最近知ったことですが,この歌の最後は「春な忘れそ」,「春を忘るな」と文献によって記載が異なるそうです。この事実を今になって知り驚くとともに,世の中には,自分の知らないことがまだまだたくさんあるものだと改めて感じました。
 さて,この時期は,学校でも今年度の取組を振り返り総括する時期でもあります。子どもたちの姿をもとに話し合った中で,良くなってきた点をご紹介いたします。「学校全体が落ち着いている」「素直に話を聞くことができる」「人のために動くことができる」「やってみようという意欲的な児童が多い」「年上の子が年下の子に対して優しい」「トイレのスリッパが少しずつ揃うようになってきた」「掃除をがんばってしている児童が多い」「丁寧なあいさつをする子や礼儀正しく職員室へ入ってくる子が増えた」「いろいろな場面で友達に温かい声掛けをしたり,協力したりしている」などです。この子どもたちの姿が,本校のよき伝統を創る礎となってほしいものです。
 一方,これからの課題としては,「廊下の歩き方(右側通行・静かに歩く)」「相手の心に届く挨拶(目を見て,聞こえる声で)」「言葉づかい(相手を傷つける言葉,不要な一言)」「たくましさ(自律,自立,自主性)」などが挙がってきました。来年度,これらの課題を教職員がしっかりと認識して,子どもたちとともに改善していけるように考えたいと思います。
ところで,学校の紅梅は2月初旬から咲き始め,すでに満開となっています。春はもうすぐそこまで来ています。6年生が巣立っていく日も近づいてきます。卒業式は,6年生にとって,6年間の学習の総仕上げとなる式です。5年生とともに一人一人が自分たちで式を創り上げるという自覚をもって練習にも式にも臨んでくれることを願っています。
 後になりましたが,1年間本校教育の推進にご支援・ご協力を賜りました保護者の皆様,地域の皆様に改めて,御礼申しあげます。ありがとうございました。
校長 今村 ひろみ

みんなの命を守る〜大地震に備えて〜

 今年度,文部科学省委託の防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業を本校で推進することになり,緊急地震速報受信システムを設置していただきました。この受信システムを使って,さる1月19日(火)に,京都近郊を震源地とする大地震(震度5)が起きたことを想定して,全校で避難訓練を実施いたしました。
 今年度は,これまでにこのシステムを使って2度シェイクアウト訓練を行ってきました。1度目は11月に事前に知らせて,2度目は12月に担当の教職員以外には知らせずに休み時間に実施しました。事前に教職員にも知らせず行う訓練は初めてでしたので,安全に避難できるか心配でしたが,子どもたちは教室でも,運動場でも教職員の指示をしっかり聞いて行動していました。
 避難訓練当日は,最高気温が3度というとても厳しい寒さでしたが,子どもたちは,教室での事前指導で学んだことを意識して,訓練に臨んでいました。見に来ていただいた京都地方気象台の方や防災アドバイザー,京都市教育委員会の方からは,上靴のかかとを踏んでいる児童が一人もなく,日頃からいざというときに避難できるよう意識が育っていることや,高学年児童は震度5弱以上の地震が起きた際に流れるチャイム音(ティロン,ティロン)の音の意味を理解して行動できていたことなどを誉めていただきました。その一方,机の脚をしっかりと持てていなかった児童や頭を守れていなかった児童がいたことは,今後の課題であると指摘していただきました。他にも,教室や廊下などの環境面についてもお話しいただきました。
 事後の話し合いの中で,各家庭においては,特に寝室に落下物や転倒する可能性のあるものがないか点検することが大切であることや,学校・家庭・地域で命を守れるよう連携することの大切さについても教えていただきました。是非,この機会にご家庭でも話し合ってみてください。
                        校長 今村 ひろみ

新年 あけまして おめでとうございます

 平成28年が始まりました。保護者,地域の皆様におかれましては,輝かしい新春を迎えられたことと存じます。昨年は本校学校教育活動に,ご理解とご協力を賜りましたことに心より厚くお礼申しあげます。今年も昨年に引き続きよろしくお願いいたします。
 さて,新年を迎え,子どもたちとともに大人の皆様も今年の「目標」や「めあて」を考えられたのではないでしょうか。その「目標」や「めあて」を「山」に例えるなら,今登れる山より少し「高い山」を目指してほしい,そして自らも目指したいと思います。少し高くなれば,苦しいことやつらいことがあるでしょう。でも,その困難を乗り越えて,一歩一歩足を前へ出すことで,やがて「山」の頂に立つことができます。すると「自分の力でできた」「がんばれた」という「達成感」や「成就感」を感じることができます。また,これまで見ることのできなかった遠くの景色や「さらに高い山」を見ることができます。そして,「次は〜に挑戦しよう」「もう少し〜しよう」という意欲がわき,新たな「高い山(目標)」を目指して一歩を踏み出します。
 今年も,「みんなにあいさつ なかよくにこにこ みなみっ子」「自ら学び なんでもチャレンジ みなみっ子」たちが,こつこつと力いっぱい「高い山」を目指していけるよう,教職員一同ともに歩んでまいります。
                       
                    校 長 今村 ひろみ

ふるさと岩倉を知り,愛する人に

 校舎完成をお祝いして,創立30周年記念事業実行委員会より,「岩倉史謠」の銘鈑を寄贈していただきました。
 この「岩倉史謠」が作られたころは,今の校区でいう岩倉南小学校・明徳小学校・岩倉北小学校の3学区をあわせて岩倉と呼んでいました。その岩倉の歴史や文化を「岩倉史謠」の歌詞から少しうかがい知ることができます。
 ところで作詞者の西條八十氏をご存じでしょうか?『かなりや』(♪歌を忘れたカナリヤは後ろの山に棄てましょか)や『肩たたき』(♪母さん お肩をたたきましょう…)などの童謠を作詞された方です。歌謠曲の『東京音頭』や『青い山脈』なども作詞されています。他にも,森村誠一氏原作の映画「人間の証明」の中の「母さん,僕のあの帽子,どうしたんでせうね?ええ,夏,碓氷峠から霧積へ行く道で 渓谷へ落としたあの麦藁帽子ですよ…」というフレーズが有名ですが,実は,これも西條八十氏の『ぼくの帽子』という詩の冒頭部分なのです。そんな西條氏が「岩倉史謠」の作詞を手掛けられたいきさつは,歌碑の横に書かれていますので,ご来校の折にご覧ください。
 せっかくですので,この「岩倉史謠」の歌詞の一部についてご紹介いたします。その昔,桓武天皇の時代に都が平安京に移されたとき,都の平安を祈るために,都の四方にある山の上に「いわくら(石蔵)」を造り,その中にお経を入れた筒(経筒)を納めたと言われています。岩倉は,その一つの「北石蔵」であると伝えられ,「いわくら」という地名由来説の一つにもなっているそうです。そのことが,4番の岩倉起源に「京都岩倉桓武のむかし 都まもりの経蔵たてた…」という歌詞に表わされています。歌詞は全部で10番まであり,まだまだ,たくさんの歴史や文化を知ることができます。        
 このような素晴らしい「岩倉史謠」の銘鈑を寄贈していただきましたことに心より御礼申しあげます。これから,本校の宝として大切にしていきたいと思います。 
 ※一部引用 「洛北岩倉」中村 治著 
                    校長 今村 ひろみ

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秋を迎えて

 彼岸花の赤い色に目を奪われているうちに,ふと気づけば,金木犀や銀木犀の花の甘い香りが辺りに漂い始めました。また,夜には耳を澄ませば虫の音が聞こえてきます。例年より少し早くその訪れを感じる今年の秋は,本校にとってスペシャルな秋になりそうです。
 まず,運動会。例年,本校は春に運動会を行っておりました。しかし,今年は新校舎増築工事が6月末まで行われ,終了するまでは運動場が狭い状態が続くため,秋に実施することにいたしました。夏季休業明けの残暑を心配しておりましたが,今年はさほど厳しくありませんでした。子どもたちは,運動会でかっこいい姿を見てもらおうと,毎日走ったり踊ったり競い合ったりと元気に練習しています。当日は,全力で頑張る子どもたちへの応援をよろしくお願いいたします。
 そして,岩倉南学区自治連合会主催で行われる新校舎完成を祝う「岩倉南小学校プール棟等新校舎竣工式」。この式には,来賓として京都市教育長等にお越しいただく予定です。807名の子どもたちと一緒に喜びと感謝の気持ちを伝え,心に残る式典にしていきたいと考えています。また,式典の後には,地域の皆様の熱い思いが込められた「岩倉史謡モニュメント」の除幕式などが行われる予定です。
 昨年度は創立30周年という節目の年を迎え,また今年度は待望の素晴らしい新校舎が無事完成いたしました。これも,ひとえに地域の皆様,保護者の皆様が支え続けてくださったからこそだと実感しております。心より御礼申しあげますとともに,これからさらなる前進を続けてまいります本校の子どもたちを,今後ともよろしくお願いいたします。

                      校 長 今村 ひろみ

前期が再開しました。

 32日間の夏休みが終わり,8月25日から授業を再開いたしました。学校中に子どもたちの笑顔と歓声が溢れ,命の躍動を改めて感じています。学校は,夏休みの間に特別教室を普通教室仕様にする工事や,荷物の引越し作業などで大忙しでした。おかげさまで,授業再開までにほとんど終えることができましたが,一部9月半ばまで工事が続きます。安全面には,十分留意して行いますが,ご協力いただきますよう,よろしくお願いいたします。
 さて,いよいよ前期の後半がスタートします。10月16日の前期終業式まで後1か月半あまりとなりました。4月からの前期の締めくくりをする時期であることを意識して,学習面はもちろんのこと,生活面でも充実した学校生活を送ってほしいと思います。一人一人が,自分のめあてをもって前期のまとめをしっかりと進めていけるよう取り組んでいきたいと思っています。
また,今年は,大きな学校行事の一つである運動会が秋にあります。まもなく,練習や高学年の係活動が始まります。当日,子どもたちが活躍する姿は,それまでの努力の積み重ねの上に表れてくるものです。仲間と協力し,ときには切磋琢磨しながら,みんなで素晴らしい運動会を創り上げていけるよう願っています。
 まだまだ厳しい残暑が続くことが予想されます。熱中症等に気をつけ,早く学校生活のリズムを取り戻し,元気に学校生活を送ってほしいと思います。どうか,子どもたちの体調管理につきましては,ご家庭におかれましても,十分ご配慮くださいますようよろしくお願いいたします。
                       校長 今村 ひろみ

安全で充実した夏休みを!

 先日は,台風11号が西日本を縦断したため,各地で被害がもたらされました。京都市でも左京区や北区,右京区などで避難勧告が発令され,本校でも,岩倉南自主防災会の方々とともに避難所を開設いたしました。「備えあれば憂いなし」という言葉がありますように,日頃から,学校,家庭,地域のつながりを大切にして,いざというときには協力して,様々な災害に対して備えていきたいと思います。
 さて,本校もいよいよ24日から夏休みを迎えます。子どもたちが家庭に,そして地域に帰ります。子どもたちには,地域の行事に積極的に参加して,「みんなにあいさつ なかよくにこにこ みなみっ子」で交流を深めてほしいと思います。また,長期の休暇を利用して「自ら学び なんでもチャレンジ みなみっ子」として,めあてをもって取り組み,充実した夏休みを過ごしてくれることを願っています。
 最後になりますが,今年度に入り京都府内で小学生が死亡する痛ましい交通事故や水難事故が起こっております。夏休み期間中,学校も随時校区内のパトロールを行ってまいりますが,地域や保護者の皆様にも,引き続き児童の安全について,見守り等ご協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。
                      校長 今村 ひろみ

プール・新校舎完成!

 子どもたち,保護者の皆様,地域の皆様,そして私たち教職員がこの数年間ずっと待ち望んでいた新校舎とプールが6月30日に完成・引き渡しとなり, 7月1日から,水泳学習を始めています。
 工事期間中は,皆様にいろいろな面でご迷惑やご不便をおかけいたしましたことは,大変申し訳なく思っております。また,その一方で多大なご支援やご協力を賜りましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 今後は,新しい校舎内の設備に加え,東校舎の特別教室を普通教室に改修する工事と教材・教具等の移動という作業が残っております。それらがすべて終わりましたら,新校舎の使用が可能になる予定です。
 学校は,言うまでもなく子どもたちの教育の場でありますが,地域の中核となる場でもあります。そのような使命を学校が担っているという認識を新たにして,これからも,保護者の皆様や地域の皆様とともに歩んでまいりたいと思っております。今後も,ご支援ご協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。
                       校長 今村 ひろみ

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道徳教育の推進に向けて

学校教育においては,基本指針として「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の調和のとれた育成が挙げられます。その中の「豊かな心」の育成は,すべての教科や活動において行います。中でもその中核を担うのが「道徳」です。そして,道徳教育を通じて育成される道徳性は,「豊かな心」はもちろん,「確かな学力」や「健やかな体」の基盤ともなり,子どもたち一人一人の「生きる力」を根本で支える大切なものです。
その「道徳」が,新聞報道等でもご存じのように,平成30年度から小中学校において教科になります。本校では,これまでも参観授業において,全学級年間1回以上は授業公開を行って参りました。また,今年度より,京都市では,6月と10月を道徳教育推進月間とすることになりました。本校では,7月5日(日)に休日参観を予定しておりますので,この日の参観授業の中で全学級道徳の授業公開を行います。是非ご予定いただき,参観していただきますようご案内いたします。
                     校長 今村 ひろみ

5月は憲法月間です。

 新年度が始まって,1か月が経ちました。青空のもと,子どもたちが元気に遊ぶ声が運動場に響き,教室では落ち着いた中にも張り切って学習する子どもたちの姿が見られます。子どもたちや教職員が,保護者や地域の皆様に見守り支えていただいておりますことに,感謝申し上げます。
 さて,皆様もご存じの通り1947年(昭和22年)5月3日に「日本国憲法」が施行され,5月3日は「憲法記念日」,5月は「憲法月間」となりました。「日本国憲法」には,三大原則として「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」が揚げられています。小学生の子どもたちに,「憲法」の話をすることはなかなか難しく,自分たちの生活とは遠いところにあるもののように感じるかもしれません。けれども,「憲法」は私たちの暮らしを守ってくれるものであり,その中の「基本的人権の尊重」は,自他の命や生き方,人生を大切にし,幸せに生きる権利を保障する重要なものだと思います。 
 4月30日は,「みんなの日」でした。本校の5月の「みんなの日」のテーマは,憲法月間にちなんで「みんな かけがえのない命」です。最初に憲法の話をした後で,「きつねのおきゃくさま」というあまんきみこさんの絵本の読み聞かせを行いました。各学級での話し合いの中で,信頼される喜びを感じて変わっていくきつねの姿を通して,子どもたちは自分の生き方について考える時間をもちました。
『すべての人が 岩倉南小学校で学び合えて幸せだと思える学校』そして,『すべての人が 生まれてきてよかったと思える社会』をみんなで創っていきたいと思います。
                             
                       校長 今村 ひろみ

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