京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/17
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明徳小学校 学校教育目標 「人とのつながりの中で、自ら学び、考え、これからの社会をつくりだす子ども」

校長の窓25(みさきの家での学習を終えて)

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 2泊3日のみさきの家での活動が無事終了しました。出発前日は雨で天候が心配されましたが,この3日間とても活動に適した天候で,恵まれた条件の中で活動を終えることができました。
 4年生の宿泊学習は,小学校生活で初めての宿泊学習です。家庭から3日間離れて,しかも,全くしらない環境の中での生活は,楽しみな部分よりも不安や心配な面が大きかったのではなかったでしょうか。その不安や心配な面を各ご家庭で準備をする中で支援いただいたのではないかと思います。ありがとうございました。
 この3日間で子どもの姿はたいへん大きくかわったと感じました。当初は,時間を意識して生活をすることができず,活動時間が削られていくという姿でした。各係の自覚もあまりなく,すべてを教員からの指示で動いたり,指示がなければいつまでも動かなかったり,次の予定を意識することもできていなった面がありました。しかし,失敗を経験する中で,子どもたちは考えて行動する機会が増えていきました。充実した活動をするために,まずはリーダーがリーダーシップをとれるようになってきました。各係が自分の役割に責任と自覚を持って取り組むようになってきました。その中から,グループや全体に声を変えられる子どももが増えてきたり,次の活動を考えて今の行動をしたりする姿が増えてきました。
 テレビもない,ビデオもなり,スマホも,ゲームもない環境で,その環境での時間を充実させていけるように自覚の高い子どもが率先して動き始めることで,全体に波及していった姿を見ることができ,子どもの失敗から学ぶ姿,子どもをよりよく成長しようとする姿を目の当たりして,これから高学年に育っていく子どもたちの可能性に改めてうれしく思う時間でした。
 日常ではない世界での生活の中で,子どもたちが学んだことを,これからの生活に生かしていってほしいと思います。みさきの家の活動に向けて子どもたちが考えた5つのめあて
・先生にたよらす自分たちで行動しよう ・相手がうれしくなるようなあいさつをしよう
・こまっている人を助けよう      ・どんなことでもくじけずにがんばろう
・みんなで笑顔をつくろう
これからの生活に十分生かしている大切なめあてです。これからの活躍,成長を楽しみにしています。
 保護者の皆様には,準備や朝早くの送り出し,お見送りやお出迎え,そして充実した活動となるようなサポート,本当にありがとうございました。子どもたちの思いで話に今度は耳を傾けてあげてください。これから始まる夏休みでの生活もどうぞよろしくお願いします。
 

校長の窓24(夏休みを前に)

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 前々回の校長の窓で,長い休みにはいるにあたって,子どもとじっくりと向き合う時間を大切にしてほしいことや,有意義な夏休みとなるよう,計画立ててすごしていただきたいというようなことをお話しさせていただきました。
 学校だよりの夏休み号では,先輩の先生の文章から,大人は子どものモデルとなれているかどうかを問い直してみませんか,ということを伝えさせていただいています。子どもにとってモデルとする大人はもっとも身近な存在の影響が大きくなりますね。これだけメディアが発達し,情報が流れている社会であっても,幼い子どもほど身近な大人の真似をすることがありませんか。わが子の表現の仕方がどこかで聞いたことのあるような表現であったり,言葉づかいであったりすることがありませんか。よくよく考えてみると,それは親である自分と同じ表現をしている,同じ言い回しをしている,同じような行動をしているということに気づかされることがあります。子どもは身近な大人である人の表現をそのままコピーすることがあります。その表現にはっと気づかされることが多いのではないでしょうか。とすると,子どもが,厳しいとげとげしい表現を多くすることは,もしかすると親である私たちが使っている表現なのかもしれませんね。「その言葉遣は・・・・」「だれにむかって・・・」「そんな言い方はしません・・・」と子どもに指導するとともに私たち大人も振り返ることが大切かもしれません。
 何気なくつかっている言葉の中が,やわらかい優しい言葉や表現が多ければ,きっと子どもも同じようにやわらかい優しい表現をする機会が増えるのではないでしょうか。大人である私たちの表現がやわらかく優しければ,子どもの表現もその言い方が増え,共に過ごしている空間がますます,やわらかい優しい空間に満ちてくるのはないでしょうか。
子どもの行動に対してそんな悠長なことはいってられない,と言われるかもしれませんが,子どものおだやかな状態や子どもの落ち着いた状態は,生活するその空間の雰囲気(環境)が大きいと思います。その雰囲気をつくっているのは,大人の表現や態度が大きく影響しているかもしれませんね。
 夏休み,子どもが家庭で大人の姿を見る機会が増えるころかと思います。子どもの表現と自分の表現とを並べてみて,『社会的参照』としての自分を振り返るのもいい機会かもしれません。教師である私たちも,親として過ごす私たちも,それぞれの大人がこの夏,じっくりと振り返るいい機会にできたら貴重な時間になるように思います。

夏休み号掲載しました。ご一読ください。
裏面は,夏休み明けの種々のコンクールなどです。一つの目標に夏の取組に生かしてもらえるものいいかもしれませんね。

校長の窓23(夏の交通事故防止市民運動)

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『歩行者を 気遣うやさしさ 京の夏』
 明日,7月21日〜8月20日は交通事故防止にむけての市民運動の期間です。本校でも,日ごろ子どもの登下校の見守り活動をしていただいている方々による,呼びかけ運動を子どもの下校時刻に合わせて行っていただきました。明日からの事故防止運動むけての市民啓発活動です。たいへん熱い中ではありましたが,下校する子どもも一人ひとりに声をかけていただきながら活動を行っていただきました。いつもありがとうございます。
 下鴨署の方にも参加いただいての啓発活動です。事故を防止するには,ルールを守るなどの行動は大切ですが,それ以上に,「こういう行動をとると,こんな危険な目にあうかもしれない」「○○をおこたると,××になるかもしれない」といった危険を予測する力が必要です。いわゆる横着な行動が,どんなことにつながるのかを考えて判断して行動する力をつけることで,安全性は高まってくるのではないでしょうか。「□□はだめ」とだめ,だめで禁止するばかりはなく,なぜだめなのか,を考えさせて表現させたり,その行動はどんなことにつながるのかを,考えて言わせたりする機会を与えることも時には大切になってくると感じます。注意やしかられてその行動にうつさないようにするばかりでは,子どもの判断基準が,「注意されるから」「おこられるからやめく」となってしまうように感じます。怒られ続けないと正しい行動がとれない,安全な行動がとれないのは悲しいですね。発達段階に合わせた指導の仕方はありますが,やはり考えさせる機会をしっかりともつように心がけることが必要に思います。そう考えると,こんな機会も一つの主体性を高めることにもつながりますね。
 もうすぐ始まる夏休み。常に予測する力を高め,主体的に考えて,判断して,行動し,安全に十分留意してよりよい夏休みを過ごしてほしいと願います。


校長の窓22(7月)

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 7月に入りました。2016年も半分が過ぎたこととなります。早いのか,遅いのか,それは個々の過ごした時間の充実度によって印象は変わりますよね。ただいえることは,確実に半年という時間は流れているということです。その時間をどれだけ有意義に過ごせているのか,この半期を一つの契機に振り返り,後期につなげることは大切だと感じます。また,よりよい時間を過ごすには,しっかりとしためあてを立てておくことも大切ですね。学校の学習でも,1時間や単元のめあてを教師と子どもが共有化し授業を進めます。めあてやねらいを明確にすることで,学習の到着点が意識できます。そして,到着点が明確になることでその道筋が明らかにできます。また,授業の振り返りの時に,そのめあてにそって振り返ることで,自らの学習効果を確認することができます。どれだけ一生懸命取り組んでもねらいから外れた取組は,その効果が薄れます。何のために,何を学ぶために,どんな力をつけるために・・・明確にして行動することでより効果的に確実な成長につながると考えています。これからの半期,前期を振り返り,めあてや目標を再確認し,必要に応じて修正し,これからの生活の充実につなげてほしいと願います。
 また,7月23日からは夏休みです。もっとも長い休みとなります。家庭によっては,すでにいろいろな計画をされているところもあるかと思いますが,この夏休みの期間をより充実した日々とするために,めあてや計画をしっかりと立てて,過ごしていってほしいと願います。計画を立てるのは,どこかへ行く計画を立てることではありませんね。学校という決められた時間があるわけではないので,一日をどのように過ごすか,どの時期までに何をしておくのか,あるいは,自分の興味関心にあわせて,どんな調査研究するか,この時期だからこそできる取組や学習をしてほしいと思います。そして,その計画には,子ども自身に思考や判断をさせていただくことが大切かと思います。あるいは子どもとともに一日の流れを計画したり,どの日までに何をするのかを考えたりしてください。長い休みが有意義に過ごせるように,これからの3週間の中でしっかりと計画立てていただければと思います。
 夏休みとはいえ,保護者の方にとっては日常生活が大きく変わることはないかもしれません。しかし,この時期だからこそできる子どもとのコミュニケーションを充実させてほしいと願います。そして,学年が変わり成長し新たな姿を発見したり,新たなよい一面に気づいたりできる時間がたくさん増えるとうれしいと思います。認められ,応援される時間が増えることはきっと子どもにとって居心地のいい時間になるとともに,自尊感情が高まることにつながりますね。それはきっと夏休み以降の生活に生きてくるのではないでしょうか。

 学校だより7月号を配布しました。ご一読ください。

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