最新更新日:2024/05/16 | |
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五月 さわやかな季節,さわやかな教室に
遠景の淡い緑が,新緑の鮮やかな色彩へと変化しつつあります。初夏の太陽を受け,全ての命が輝いているようです。山肌には山ツツジが萌えるような紅を浮かべています。
「風薫る五月」と言われているように,爽快感がみなぎる季節。レジャーにスポーツに・・・。何をするにも気持ちのいい頃となりました。みなさん,連休は,どう過ごされるのでしょうか。子どもにとってもおとなにとっても,しっかりリフレッシュできる休暇であることを願います。 学校は,連休が明けてからが,大切な時期です。夏休みまでの間に,学習もどんどん進みます。これから,暑さに向かって進んでいくだけに,体力と気力が必要です。子どもたちにとっては,「早寝・早起き」など,規則正しい生活と睡眠時間の確保が,何よりも大切となります。健康な心身があってこその学習です。子どもたちの活動の源となる,休息と心の安定を確保したいものです。 学校では,6年生が修学旅行にでかけます。淡路島牧場や瀬戸大橋,倉敷美観地区などを巡るなかなか素敵なコースです。子どもたちと共に楽しみ,学校ではできない体験学習をしてきたいと思います。様子については,またホームページ上でお知らせししたいと思います。 さあ,さわやかな5月。教室も明るくさわやかな雰囲気に包まれるよう,お互いを認め合う楽しい学級を作っていってほしいものです。 今月の歌 五月待つ花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする 読み人知らず 「古今集」所出の短歌。昔から現在にいたるまで柑橘系の香りは人々に好まれているようです。今も「シトラス」の香りにふとある人を思い出したりすることがありそうです。 山吹の立ちよそいたる山清水 汲みに行かめど路の知らなく 高市皇子 万葉の歌人。天武天皇の第一皇子。亡くなった十市皇女を偲んで作った歌とされる。あなたに会いに行きたいが黄泉の国への道が分からない。そんな意味が込められている。山吹の「黄色」,山清水の「泉」で「黄泉」を象徴させている。 春の日に(卯月)
明徳小学校校長の西澤徹です。明徳小学校の校長として2年目を迎えることになりました。落ち着いた環境の中でじっくりと学習したり活動したりできる学校を創っていきたいと考えています。今年度もよろしくお願いいたします。
今年は,桜が開花してから,花冷えの日が多く,長く桜の花を愛でることができました。また,子どもたちが栽培しているチューリップやビオラの花も美しく咲き誇り学校の玄関に彩りを添えてくれています。正門から見る比叡山も春色に染まり,優しいたたずまいをみせています。周りの自然全てが,新しい季節を謳歌しているかのようです。 学校では,満開の桜のもと,始業式・入学式を迎えることができました。可愛い1年生を迎え,全員が新学年に進み,笑顔いっぱいのスタートがきれました。春先からとてもうれしく思っています。 また,今年度から全学年で学級編成替えを行ったので,子どもたちも始業式の日から,どきどきしていたようです。「誰と一緒のクラスになるのかな。」「先生は誰かな。」「教室はどこなんだろう。」など,わくわくの連続です。新しい教室,新しい先生,新しい友達でスタートを切り,心も新たに力を発揮してほしいと願っています。 明徳小学校の子どもたちは,みんなとってもよい子です。どの子も素晴らしい可能性をもっています。私たちおとなは,その力を引き出し,伸ばす方向をしっかりと指し示してあげたいものです。 四月の歌 さざ波や志賀の都は荒れにしを 昔ながらの山桜かな 平 忠度 源平時代の平家の武将。都落ちをする時に自分の短歌を和歌集の編者に届けたという話が残っています。戦いに破れた平家の武将の作である故か「読み人知らず」として和歌集に収録されています。 春の岬旅の終わりの鴎鳥 浮きつつ遠くなりにけるかも 三好 達治 春の情景を歌った短詩。短歌という定型詩ととらえるよりも,五七調の自由詩ととらえた方が趣がある。「浮きつつ遠く」という言葉の流れがおだやかな春の情景を思い起こさせる。 |
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