最新更新日:2024/05/17 | |
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校長の窓40(支部駅伝交歓会)
第23回左京北支部駅伝交歓会および大文字駅伝予選会が行われました。左京北支部の小学校9校,中でもフレンズチーム(小規模校連合)として出場の学校も含めて予定通り開催することができました。宝ヶ池公園はとても紅葉が美しく,この時期もっともすばらしい風景を表現してくれていました。
各校,この大会を一つの目標にして,コツコツと練習に取り組んできた仲間が集まって一つの大きな行事を行います。特に,大文字駅伝の出場権をかけた競技を行うにあって,強い思いや憧れを抱いてこの競技に挑む子どももいるかと思います。予選会として走るチームと,交歓会として走るチームとありますが,どの選手も自分の目標にむかって今日の競技に挑んだことだと思います。 どの学校の子どもたちも,とても一生懸命に私の前を走っていきました。「ファイト」「頑張れ」との声に,会釈する子や目を合わせてうなずく子,笑顔で答える子,ただただ一心に走る子などなど,どの子の顔もとても輝いて見えました。決して楽ではない持久走という運動に,真剣に正面から挑んでいく姿はとてもすばらしいと思います。しかも,こつこつと長く続けて今日を迎えた子どもは,それだけの思いがつまっている走りをしますので,ますます美しく輝いて見えますね。 今回,明徳校の予選会に挑んだチームは,大文字駅伝の出場権を得ることができました。それはうれしいことではありますが,それ以上に,仲間の頑張りを素直にたたえたり,仲間が出場権を得ることができたことを自分のことのように喜び,涙する子がいたり,学年として喜び合えている姿をうれしく思いました。また,予選会に出る子どもだけでなく,多くの子どもが5月からの練習に取り組み,この大会に出ようとしたことがまた,うれしくもありました。予選会の選手に入り,プレッシャーに押しつぶされそうになりながらもしっかりと自分の役割をこなす子,選手に入れなかった悔しい思いを抱きつつも,仲間を応援し,前向きに自分の走りをする子,緊張もするでしょうし,不安もいだくでしょう,どれも挑戦したからこそ得られるすばらしい経験だと思います。挑戦しようとした子でしか味わえない感情は,子どもの成長に大きな力となると思います。 大会や競技である以上,結果はでてきます。その結果に一喜一憂するだけでなく,その結果を受け止め,次につなげられるような取組が子どもにとって大切ですね。 子どもは,まだ,この世に生をうけて10年少しです。大文字駅伝という大会を通じて,これからの人生に生かせる取組をしてくれることがとても有意義だと考えています。人数や出場するのに枠が決められている以上,喜ぶ子どもも悲しむ子ども,悔しがる子などなど,どの子にとっても,この挑戦が次へのステップにできる取組にしていくことが大切だと考えます。また,自分一人で結果が出るものではありません。共に走る仲間がいて,競い合った仲間がいて,応援してくれる仲間がいて,指導者がいて,支えてくれる家の人がいて,応援してくれる地域に方がいて,練習できる環境があって,練習できる場があって,できることです。そのことを,子どもたちは理解した上で,走っているのではなく,走らせていただいているという思いを素直に持つことができれば,感謝という言葉がしっかりと心に刻まれ,態度として変化してくると思います。 多くの保護者や地域の方々に応援いただきました。これまでにもたくさんの支援をいただきました。6年生の仲間や5年生に仲間にもたくさん応援いただき,走った選手の大きな力となりました。ありがとうございました。これからまだまだ子どもたちの取組は続きます。いろいろな形でまた応援やご支援いただければ幸いです。 |
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