最新更新日:2024/04/30 | |
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校長の窓37(前期終業式)
10月7日(金)の5校時に,1年生のなかよしタイム,そのあと終業式を行い,前期の締めくくりをしました。
この半年の取組を振り返り,「自分は,どんなことががんばれたのか」「前期,こんなことをがんばったと胸張って言えることは何だろうか」という問いかけをしました。明徳校の特徴かもしれません。がんばったと胸張って言える人は,全体に1/3程度でした。反対に,「もっとがんばれた」「まだまだできた」と思う人はと聞くと,2/3の子どもたちが手をあげました。子どもの多くは,もう少しできたのでは?もっとがんばれたと思う,という思いを持っているということですね。それは,次への楽しみになりました。 一人ひとりの子どもたちが,もう精一杯,というところまで実は取り組めていないのかもしれません。その時々はがんばっているつもりでも,後になってふりかえると,やはりもっとこうすればよかった,もっとあそこで頑張ればよかった,もっと最後までつきつめておけばよかった・・・という思いが出てくることは,自分の力をもっと発揮できたという思いを抱いていることでしょう。 大切なことはその思いを忘れずに,後期の半年間を過ごしていくことです。ややもすると,その時はそう思っていても,精一杯まで取り組めなかったり,最後まで突き詰めることができなかったり,同じ思いを抱いて終わることがよくあります。今抱いた思いを大切に持ち続け,後期の半年の生活につなげてもらうことが大切です。そうすることで,より高い達成感を味うことができ,自らを高めていくことにつながってきます。 子どもたちには,だめだった,失敗した経験を大切にほしいと伝えました。失敗は次へのステップで,成功につながる1歩です。心配の要因を探り,同じことを繰り返さないことで人が成長していくのでしょう。そして,主体的に取り組んでいくことです。 ノーベル医学生理学賞を受賞された大隅さんは,2012年の京都賞を受賞された際の記念講演で,「実験はほとんど失敗する。『今日もうまくいかなかった』の繰り返し。しかい,1発で大ヒットの成功をするより,日々のプロセスを楽しむことが大事です」とメッセージをおくり,「好きなことを地道に」という姿勢を貫いたことが大発見につながったということです。 失敗をおそれずチャレンジすること,そして,失敗を次へのステップにつなげることが意味のある取組になると考えます。そのためには,こつこつや一生懸命に考えて判断して行動すること。あらためて,学校教育目標を確認し,後期へ,ますますよりよい生活となるよう,自らを少しでも高めることができるよう,そして,私たちが生活している明徳校をますます誇れる学校にできるよう,まずは,後期のめあてをしっかりと考えて始業式をむかえてほしいと伝えました。 保護者の皆様,地域の皆様には,前期の間,たいへんお世話になりました。ご支援,ご協力ありがとうございました。また,後期もどうぞよろしくお願いいたします。 |
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