最新更新日:2024/04/26 | |
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校長の窓20(学習発表会を終えて)今年度は,4年生の発表会から始まった学習発表会,どの学年もその学年の実態に合った内容,その学年の学びをしっかりと伝えようと,精一杯の取組をしてくれたと思っています。それぞれの発達段階に合わせて,相手意識を大切にしながら,取組をすすめてきました。そして,一人一人が学校行事をつくる主体者となって参加できるように,各学年の実態に合わせて,参加の仕方や鑑賞の仕方,自分の役割の責任の持ち方等話をしながらすすめてきています。一つの行事を通して,所属意識や仲間意識,主体性などが合わせて育むことができれば,学年の発表の効果だけでなく,有意義な機会が高まるものと感じて,取組を進めています。 運動会の時もそうですが,学習発表会もすべての児童が楽しみにしているわけではないと考えてはいます。大勢の前に出ることがしんどい子どももいるでしょうし,大勢の前で話すことがすごく緊張する子どももいるでしょう。反対に,見てもらえることがうれしく張り切る子ども,中心的な役割に意欲を高めることができる子どももいます。うまくできないことや,指導者が求める内容ができずに,自分を責めてしまう子どもいるでしょう。様々な子どもたちがいるのが事実です。練習を通して,少しでも自分の苦手なことを克服しながら,今日を迎えている子ども,少しでもできるようにと,自分ができることを考えて挑戦した子どももいます。仲間がいるからこそ,共に作り上げようとするからこそ,自信を持って,堂々と,自分のハードルを越えて参加したのではないでしょうか。学年の指導者も,それぞれの子どもがどうしたら力が発揮できるかと,考え悩みながら進めてきました。まさしく,学年の子どもと指導者がつながりあって今日の成果となったのではないかと考えます。すべてがベストであったかといわれれば,そうではないかもしれません。でも,精一杯取り組んできたことは事実です。その精一杯の経験が,自らを高め,集団を高め,成長の機会になったと考えます。 また,会の運営には,スタッフが必要です。毎年,6年生を中心に高学年の子どもたちが取り組んでくれています。実際に運営に関わることで,責任であったり充実感であったり,主体性が養われていきます。係の仕事をするために,休み時間や放課後をつかって練習や準備をしたこともありました。しんどこともあったでしょうが,よく考えて行動していたと感じています。いい会にしたいという思いがつながって,今日の会の運営や工夫した取組につながったと感じています。子どもたちがねらいとした「えがおいっぱい」。えがおいっぱいの会として作り上げることができたいと思います。 保護者の方々には,今回もいろいろなところで,ご支援,ご協力を賜り,ありがとうございました。また,参観に関わっては,ゆずりあうなどご配慮いただきありがとうございました。PTAの役員の方々にも,半日お世話になりました。私たち教職員は,保護者や地域の方々にご支援いただいたり,ご理解ただいたりしていることを忘れずに,精一杯の明徳小学校の教育をこれからも進めていきたいと思います。本日は,ありがとうございました。子どもたちには,今日まで努力したこと,頑張ったところをぜひお話いただければうれしく思うとともに,子どもの自尊感情の高まりにもなるでしょうね。 |
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