最新更新日:2024/05/20 | |
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1月5日 3学期始業式
本日(1月5日)1限に3学期の始業式を行いました。2学期の終業式と同様に、オンラインによる放送で行いました。
以下、始業式で話した内容です。 皆さん、 「あけましておめでとうございます」。2024年を迎えました。まずは、今日の始業式に皆さんが元気に登校できたことを、 何よりもうれしく思います。新しい年が皆さんにとって、すばらしい一年になることを願っています。 始業式の話を始める前に、能登半島地震についてお話しします。皆さんも連日のニュース報道で知っているように、1月1日に能登半島で震度7を超える大地震が起こりました。震源地に近い石川県を中心に多数の地域で津波警報による避難指示が出されたことをはじめ、建物や家が壊れ、亡くなられた方や今なお行方不明の方が多数おられたり、大規模な火災が起こったりするなど大きな被害がでています。被害に遭われた人たちは今まさに地域の学校や施設などの避難所で生活を続けておられます。いつまた起こるかわからない地震への恐怖や、この冬の寒さととともに、食料や水も充分に確保することが難しい不自由な生活をしいられ、大変不安な毎日を過ごしておられます。 私たちは、幸い、今日こうして3学期の始業式を皆で迎えることが出来ました。しかし、被害に遭われた地域は学校そのものが避難所になっているところも多く、学校再開の目途も立っていない状況です。9年生と同じく、高校受験を目前に控えた生徒たちも沢山います。 まずは、今回の地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしましょう。そして、行方不明の方々が一刻も早く見つかること、また、1日も早く被害地域の復旧が行われ、避難所で生活しておられる人々の不安が少しでも和らぐことを皆で願いましょう。 それでは、あらためて、3学期の始業式のお話をします。 12月に児童生徒会本部や各委員会そしてキッズチームが取り組んだ「冬のハッピースクール大作戦」では,学園生みんなでより良い学園生活を築いていこうとするエネルギーを感じました。そんな中,今朝はPTAの保護者の皆様による挨拶運動がありました。こういった取組が, 凌風学園の温かい雰囲気を作り出しているからこそ, みなさんが元気に登校できるのではないでしょうか。 ぴっぴ3兄弟があらわしているように、3つのステージがつながり、学園生一人一人がホップ・ステップ・ジャンプと大きく飛躍する1年となることを願っています。 さて、これはすもうの場面です。力士の手前にいるのは行事と呼ばれる人ですが、なんという言葉を力士にかけているかわかりますか?「はっけよーい、のこった」です。この「はっけよーい」はどういう意味か知っていますか。 いろいろな説があるようですが、相撲界では「発気揚揚」や「発揮用意」と書くそうです。 「はっけよ−い」は「体中の気力を出して、よく考えて勝負せよ」といった意味に使います。 「のこった」は「残った」で「まだ勝負がついていない」という意味です。 「一年の計は元旦にあり」といいます。新年を迎え、いよいよ学年の総まとめの3学期になりました。 これを機に、自分の目標を実現させるために、「よし、やるぞ」と気力を充実させ、「計画や具体的な行動」をしっかり考えて、実行してください。 3学期の登校日は1年間で一番短く、50日です。9年生は卒業式も含めて48日です。2学期の終業式でも話しましたが、目標の達成や成功は「昨日の自分より少しでも上回ろうと努力する今日の自分の積み重ね」の先にあります。一日一日の積み重ねを大切に、学年を締めくくる3学期を過ごしてください。 未来は「今」の積み重ねです。2学期の終業式でした2つの話を思い出してください。 一つ目は4匹のカエルの話です。「マチガエル フリカエル カンガエル ミチガエル」やってみて、「まちがえる」その時がチャンスです。ふりかえり、一生懸命に「かんがえる」積み重ねの先にこそ、未来の「みちがえる」自分の姿があります。 もう一つは「1.01と0.99の法則」の話です。1%でも昨日の自分を上回れるか、1%くらいなら、まあいいやと思って手を抜いてしまうか。 みなさんはどちらの自分を目指しますか? 未来は「今」の積み重ねです。3学期も皆さんの頑張りの積み重ねの先にあるさらに成長した「すがた」がみられることを楽しみにしています。 去年も皆さんに見せましたが、この漢字、何と読みますか。「つらい」という感じです。この漢字に「一」を付け加えると「幸」になります。つらいの一歩先に「幸せ」があるのです。 新たな年を迎え、学年やステージで皆さんが成長する3学期にすることを期待しています。そのためにも次の3つのことを常に心がけて生活してください。 一つ目は、「めあて」をもって生活しましょう。勉強や運動など取り組むときにはいつも「めあて」をもつことが大切です。 二つ目は、「自分で計画を立てる」ことです。めあてを達成するための道筋を自分で考えることもとても大切です。 三つ目は、「最後まであきらめない」ことです。粘り強く取り組むからこそ身に着けることができる力があるのです。 この3つを心掛けて、実り多い一年にしていきましょう。 また、9年生はいよいよ進路実現に向けて正念場を迎えます。「やってみせる!」という強い「信念」と覚悟をもって、粘り強く全力で取り組んでください。「あせらず、あまえず、あきらめず」。必ず道は拓けます。9年生の皆さんの健闘を祈ります。 |
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