最新更新日:2024/04/26 | |
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卒業式 h30/3/24
平成30年3月22日卒業式を終えました。75名の児童が卒業をしました。凛とした静寂の中での卒業式であり,参列した5年生も最後まで緊張の糸を切らさずに卒業式を支えてくれました。
今回は校長から見た卒業式について少し書きます。 一人ひとりに卒業証書を渡す時に,小声で「おめでとう」と伝えます。参列している方は卒業証書を受け取る姿は背中側しか見ることができません。ただ一人校長の私は,卒業生の表情を見ることができます。緊張のまま卒業証書を受け取る子,驚いたような表情を見せる子,微笑みを返す子。私自身,証書を渡す時にその子と関わったシーンが脳裏に浮かぶことがあります。急に涙がでそうになることもあります。卒業証書授与のとき,わずか数秒の中にそんなドラマがあるのです。 次に式辞について。実は卒業式の練習時,式辞の予行もありその都度別のメッセージを子どもたちに伝えています。しかし,本番のメッセージは少し力がはいります。卒業生に伝える最後のメッセージですから。前の年の11月ぐらいからメッセージのネタを探し始めます。私自身,児童として生徒としてあるいは学生として式辞を何度も聞いてきたのですが,全く覚えていません。聞く側からすれば校長の式辞はそんなものだろうなと思いながらも,節目となる卒業生に少しでも心に残る式辞にならないかとネタをもとに文を作り読む練習をして当日を迎えるのです。 児童の別れの言葉や歌の時,校長である私は壇上にあがります。壇上に上がる前に来賓の皆様や保護者の皆様に代表で別れの言葉を聞かせてもらいますと心の中でつぶやきます。壇上に上がったら,京都市の式と国旗に頭を下げます。京都市の市民の方,日本の国の方にこれからの未来を託す子どもたちの声を聞きますと心の中でつぶやきます。そうやって別れの言葉や歌のメッセージを聞くのです。メッセージを言う児童の顔をできる限り見るように努めています。本当は一人ひとりに頷いてやりたいと思うのですが,あくまでわき役ですので静かに聞くことに徹しています。 式が終わり退場となります。拍手をしながら一人ひとりの歩く姿を見ます。卒業おめでとうと心の中でつぶやきます。 以上が私の視点からみた卒業式です。 卒業生の皆さん!ご卒業おめでとうございます。 |
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